9年 数学
- 公開日
- 2025/09/11
- 更新日
- 2025/09/11
日々の様子
9年生の数学です。
2次関数の「変域」についての学習です。
変域とは、変数のとる値の範囲のことを指します。
2次関数では、特に「xの変域」とそれに対応する「yの変域」の関係を理解することが重要です。
グラフの形状と変域の関係
2次関数のグラは放物線を描きます。この放物線の頂点の位置や、グラフが開く方向(下に凸か上に凸か)によって、yの変域の求め方が変わってきます。
下に凸の放物線(a>0 の場合):グラフは下に開く形になります。頂点のy座標が、yの変域の最小値となります。
xの変域に頂点のx座標が含まれるかどうかで、yの変域の最大値の求め方が変わります。
xの変域に頂点のx座標が含まれる場合:yの変域の最大値は、xの変域の両端のうち、頂点から遠い方のxの値を関数に代入したときのyの値になります。
xの変域に頂点のx座標が含まれない場合:yの変域の最大値は、xの変域の両端のうち、大きい方のxの値を関数に代入したときのyの値になります。
上に凸の放物線(a<0 の場合):グラフは上に開く形になります。
頂点のy座標が、yの変域の最大値となります。
xの変域に頂点のx座標が含まれるかどうかで、yの変域の最小値の求め方が変わります。
xの変域に頂点のx座標が含まれる場合:yの変域の最小値は、xの変域の両端のうち、頂点から遠い方のxの値を関数に代入したときのyの値になります。
xの変域に頂点のx座標が含まれない場合:yの変域の最小値は、xの変域の両端のうち、大きい方のxの値を関数に代入したときのyの値になります。
まとめ
2次関数の変域の問題では、グラフの形(下に凸か上に凸か)を把握する。
頂点の座標を確認する。
xの変域と頂点のx座標の関係(含まれるか含まれないか)を考える。
これらの情報をもとに、yの最小値と最大値を求める。
という手順で解いていくことが大切です。
担当の先生より、グラフをしっかりイメージできるようになると、スムーズに解けるようになりますよ。
というアドバイスがなされていました。
難しいところですが、演習を繰り返して、習得していってくださいね。
記事 風見 一統