校長日記

9月17日(火)本日の授業風景(1)

公開日
2024/09/17
更新日
2024/09/17

校長日記

 9年3組・国語の授業の様子です。

 論説文『フロン規制の物語』(神里達博)の学習です。教科書のための書下ろし教材ですが、教材名のサブタイトルに「『杞憂』と『転ばぬ先の杖』のはざまで」とあります。簡単に言うと前者は「取り越し苦労」、後者は「失敗しないようにしておく準備・用心」といった意味になります。

 人工的に開発されたフロンは「夢の化学物質」と言われ、人類の暮らしに欠かせないものとなりました。一方で、そのフロンがオゾン層を破壊する原因になっていることも、判明してきたのです。

 授業では、筆者の用いた【柔軟な想像力】という表現の意味を考えました。フロンに限らず物事は、サブタイトルが示すように両極端な二者択一ではなく、多面性を理解し多角的に見ることが大事ですね。

                          校長 武田幸雄