校長日記

9月18日(水)本日の授業風景(1)

公開日
2024/09/18
更新日
2024/09/18

校長日記

 7年3組・国語の授業の様子です。

 随筆『字のない葉書』の学習です。筆者は、小説家としてだけでなく脚本家やエッセイストとしても知られる向田邦子(故人)です。出典は戦前・戦中の自分の家庭を温かくユーモアを交えて綴った『眠る盃』です。

 この随筆には、筆者の言葉を借りれば【暴君】でありながら【照れ症】でもあった父親の、学童疎開に出した幼い娘を思う深い愛情が描かれています。「疎開」という言葉からもわかるように、戦時中の話です。

 授業では、そんな父親に対する現在の【私(筆者)】と、当時の【私】の思いを比較します。まず個人の考えをまとめ、学習班に分かれて意見交換しました。生徒の皆さんも学習班にはすっかり慣れたようで、スムーズに席を移動してから机を配置し、話し合いを始めていました。

                          校長 武田幸雄