おいしい給食「おからコロッケ」
- 公開日
- 2025/10/16
- 更新日
- 2025/10/16
日々の様子
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10月16日(木)世界食糧デー!
今日のメニューは、ご飯、エコふりかけ、おからコロッケ、丸ごと野菜の味噌汁、牛乳です。
世界食料デーとは?
日付: 毎年10月16日
制定: 国際連合(国連)が定めた国際デーの一つです。
由来: 1945年10月16日の国際連合食糧農業機関(FAO)の設立を記念して、1981年に制定されました。
目的: 世界中の人々が協力し合い、「すべての人に食料を」という最も重要な基本的人権を実現し、
世界に広がる飢餓、栄養不良、極度の貧困を解決していくことを目的としています。
世界の食料問題の現状
食料は足りている: 世界の穀物生産量は、理論上は世界中のすべての人が十分に食べられるだけ生産されていると言われています。
飢餓に直面している人々: にもかかわらず、実際には世界中で多くの人々が飢餓や栄養不良に直面しています。
主な要因: 紛争、貧困、気候変動など、様々な課題が相互に関係し合い、問題が複雑化しています。
目標達成は遠い: 国際社会は、持続可能な開発目標(SDGs)の一つとして2030年までに「飢餓をゼロに」
することを約束していますが、その達成には程遠い状況です。
日本における取り組み
日本では2008年から、世界食料デーのある10月を「世界食料デー」月間としています。
この期間中、飢餓や食料問題の解決に取り組むNGO/NPO、国連機関などが共同で様々なイベントや啓発活動を行い、
多くの人々に問題への意識を高め、具体的な行動を促しています。
世界食料デーは、私たち一人ひとりが日々の食事を通じて世界の食料の現実に目を向け、「食」をめぐる課題について考え、
行動を起こすきっかけとなる大切な日です。
「エコふりかけ」は、主に食品ロスの削減や食材の有効活用(エコロジー)
を目的として作られるふりかけのことを指します。
1. だしがらを再利用したふりかけ
お味噌汁や煮物などの料理でだしを取った後の食材(だしがら)を再利用して作られるものです。
主な材料:
かつお節(削り節)のだしがら
昆布のだしがら
作り方(例):
だしがらを細かく刻んだり、炒って水分を飛ばしたりします。
醤油、みりん、砂糖などで甘辛く味付けをし、ごまや青のりなどを加えて仕上げます。
「エコ」である理由: 捨ててしまうはずの食材を美味しく食べきることで、ゴミを減らし、食品ロスを削減することにつながります。
2. その他の食品ロス削減につながるふりかけ
より広い意味では、以下のようなサステナブルな取り組みで作られたふりかけも「エコふりかけ」や
「サステナブルなふりかけ」と呼ばれることがあります。
未利用魚を活用したふりかけ: 市場に出回らない規格外の魚や、これまで利用されてこなかった魚(未利用魚)を加工して作ったふりかけ。
野菜の端材や規格外品を活用したふりかけ: 大根の葉や規格外の野菜など、通常は廃棄されがちな部分や食材を利用して作ったふりかけ。
「エコふりかけ」という言葉自体が特定の製品名ではなく、環境に配慮した食材の活用方法や調理方法を指すことが多いです。
「おからコロッケ」とは、コロッケの主要な材料であるじゃがいもの一部、
または全部を、おからに置き換えて作られたコロッケです。
おからは、豆腐を作る際に大豆から豆乳を絞った後に残る大豆の搾りかすで、非常にヘルシーな食材です。
1. おからコロッケの主な特徴
ヘルシーで栄養豊富: じゃがいもを多く使う一般的なコロッケに比べて、低カロリー、低糖質になる傾向があります。
食物繊維が豊富: おからを主原料とすることで、食物繊維やカルシウムなどの栄養素が一般的なコロッケよりも豊富に含まれます。
特に食物繊維は、便通を促し、満腹感を得やすくするため、ダイエットや健康志向の方に人気があります。
食感が特徴的:
じゃがいものホクホク感とは異なり、おから独特のしっとりまたはふんわりとした食感に仕上がります。
パサつきやすいおからを美味しく食べるために、牛乳、マヨネーズ、豆腐などを加えてクリーミーに仕上げるレシピも多くあります。
食品ロス対策(エコ): 豆腐の製造過程で出る副産物であるおからを有効活用するため、
前述の「エコふりかけ」と同様に食品ロス削減(エコ)の観点からも注目されています。
2. 主な材料(一般的なレシピ)
基本的なコロッケの材料に加えて、おからを使います。
メイン: おから(生おからまたはおからパウダー)、じゃがいも(おからで全量代用することも多い)
その他の具材: 玉ねぎ、ひき肉(豚肉、牛肉など)、ツナ、コーンなど
味付け: 塩、こしょう、醤油、マヨネーズなど
衣: 小麦粉、溶き卵、パン粉
最近では、揚げずにオーブンやトースターで焼く「揚げないおからコロッケ」も、さらにヘルシーな調理法として人気があります。
食品ロス(フードロス)とは、
「本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品」のことを指します。
食品ロスの量は、年間464万トン、日本人のひとりあたりの食品ロス量は、1年で約37キロとなっています。
この現状について、国レベル、企業レベル、個人レベルでは、どのような対策や取り組みが必要ですか!?
というような、入試問題がありそうですね。
さて、今日は食品ロスや環境問題について考えながら、給食時間を過ごしました。
また、9年生は、推薦入試を考えている生徒は、小論文のテーマのひとつとして、取り上げられても
おかしくない課題についてでしたね。
自分の考えや、情報を収集していく必要がありますね。
午後は、合唱練習も控えています。
昨日は、学年合唱について、各学年の曲に触れました。
今日からは、各クラスの自由曲について、順番に触れていこうと思います。
この後の、更新をお楽しみに!
さあ、今日も無駄なく最高の給食を仕上げてくれている給食室のみなさんへの
感謝の気持ちをもって、過ごしましょう。
記事 風見 一統