おいしい給食「アーモンドクリームチーズトースト」
- 公開日
- 2025/10/15
- 更新日
- 2025/10/15
日々の様子
+7
10月15日(水)
今日のメニューは、アーモンドクリームチーズトースト、ハンガリアンシチュー、にっこり梨、牛乳です。
今日は、給食後に下校ですが、15時30分までは、自宅学習です。
時間までは、家庭内で自主学習に励みましょう。
期末考査に向けて1ヶ月を切っています。
ハンガリアンシチュー
「ハンガリアンシチュー」として広く知られているのは、
ハンガリーの代表的な煮込み料理「グヤーシュ」(Gulyás / Gulyásleves)のことです。
「グヤーシュ」は、日本のシチューとスープの中間のような料理で、パプリカパウダーをたっぷり使うのが最大の特徴です。
1. グヤーシュの基本情報
項目 詳細
原語名 Gulyás / Gulyásleves(グヤーシュレヴェシュ)
意味 グヤーシュは「牛飼い」、レヴェシュは「汁物」を意味します。元々はハンガリー大平原(プスタ)の牛飼いの伝統料理でした。
料理分類 ハンガリー本国では、具材が多い「食べるスープ」として扱われることが多いです。
一方で、ドイツやオーストリアなどでは、より煮詰めた「シチュー(Gulasch/グラーシュ)」として認識されています。
主要な材料 牛肉(豚肉や鶏肉を使うバリエーションもある)、玉ねぎ、じゃがいも、人参、トマト、パプリカ(野菜)など。
必須のスパイス パプリカパウダー(甘口が主流)、キャラウェイシード(またはクミン)
2. 決定的な特徴:パプリカパウダー
この料理をハンガリー風たらしめているのが、多量のパプリカパウダーです。
パプリカパウダー: 赤い色と独特の甘い香りが特徴のスパイスで、日本の唐辛子(チリペッパー)とは異なり、
辛味はほとんどありません(辛口パウダーを使うバリエーションもあります)。
調理法: 牛脂や油で玉ねぎをじっくり炒めた後、火から下ろしてパプリカパウダーを加え、
焦がさないように混ぜてから肉や他の具材、水を加えて煮込むのが伝統的な作り方です。
焦がすとパプリカの風味が損なわれるため、非常に重要視されます。
3. 日本での認識と位置づけ
日本では「ハンガリアンシチュー」という呼び名で、学校給食や家庭料理としても知られています。
家庭でのアレンジ: 本場のグヤーシュは小麦粉でとろみをつけないことが多いですが、
日本ではシチューとして捉えられ、ブラウンルーや少量の小麦粉でとろみを加えたり、
サワークリームを添えたりするレシピも一般的です。
アーモンドクリームチーズトースト
ベース: 食パンやバゲット。
主要な材料:
クリームチーズ: 濃厚でなめらかなコクと酸味を加えます。
アーモンド: スライス、ダイス、あるいはホールを刻んだものを使用し、カリカリとした食感と香ばしさを加えます。
味付け: 甘く仕上げることが多く、ハチミツやメープルシロップ、ジャム(ベリー系など)をかけるのが一般的です。
2. 主なバリエーション
バリエーション 作り方のイメージ 特徴
シンプルタイプ(塗るだけ) トーストしたパンにクリームチーズを塗り、刻んだアーモンドとハチミツをかける。
手軽で、クリームチーズのフレッシュな風味が活きる。
ベイクドタイプ(焼く) パンにクリームチーズを塗り、アーモンド(スライスなど)と砂糖などをのせて、一緒にトースターで焼く。
チーズがとろけてアーモンドが香ばしくなり、一体感が出る。
アーモンドクリームタイプ クリームチーズではなく、アーモンドクリーム(クレーム・ダマンド)を塗って焼く。
フランス菓子の「パン・オ・ダマンド」のように濃厚でケーキのような仕上がりになる。(この場合、クリームチーズは使用しないことが多い)
3. おすすめの作り方(簡単・甘口タイプ)
パンを焼く: 食パンをトースターで軽く焼いておきます。
クリームチーズを塗る: 柔らかくしたクリームチーズをパンの表面に均一に塗ります。
アーモンドを散らす: ローストしたアーモンド(スライスや粗みじん切り)をたっぷり散らします。
仕上げる: 食べる直前にハチミツやメープルシロップをかけ、お好みでシナモンパウダーを振ると風味が増します。
ポイント: アーモンドを最初に少しローストしておくと、より香ばしくなります。
にっこり梨
「にっこり梨」は、晩秋から冬にかけて楽しめる日本の梨(和梨)の品種です。
その名の通り、食べた人が思わず「にっこり」と笑顔になるようにという願いが込められていますが、
名前の由来は栃木県の観光地「日光」と、梨の中国語読み「リー」を組み合わせた「日光梨」とも言われています。
1. 「にっこり梨」の主な特徴
特徴 詳細
サイズ 超大玉(極大)。平均果重は800gを超え、中には1kgや1.3kgに達するものもあります。
和梨の中でも特に大きい品種として知られています。
品種 赤梨(果皮が赤褐色)。両親は「新高」と「豊水」で、両品種の優れた特徴を受け継いでいます。
食味 甘味が非常に強いのが特徴です。酸味は少なく、果肉はきめ細かく、果汁が豊富でジューシーです。
収穫時期(旬) 晩生種に分類され、旬は一般的な梨(幸水、豊水など)より遅い10月中旬〜11月下旬頃です。
貯蔵性 日持ちが非常に良いことも大きな特徴です。涼しい場所で保存すれば、お正月頃まで楽しむことができます。
贈答用としても人気が高い理由の一つです。
主な産地 栃木県(栃木県農業試験場で開発されたオリジナル品種です)。
2. 食べ方のポイント
くし形切り: 梨は軸側よりもお尻側のほうが糖度が高い傾向があるため、縦に等分する「くし形切り」にすることで、甘さが均一に楽しめます。
冷やしすぎに注意: 冷蔵庫で冷やしすぎると甘味が感じにくくなるため、食べる2〜3時間前に冷やす程度がおすすめです。
大きいほど甘い: 一般的に和梨は大きいほど糖度が高くなる傾向があり、にっこり梨も例外ではありません。
選ぶ際は、ずっしりと重みのある大きいものを選ぶのがおすすめです。
「にっこり梨」は、その圧倒的な大きさ、濃厚な甘さ、そして長く楽しめる貯蔵性から、秋の終わりを彩る人気の高い品種です。
合唱練習もはじまり、学習に集中して取り組む時間もあり、
とってもお腹が空いたと思います。
給食が、よりおいしく感じられることでしょう。
今日も、給食室への感謝の気持ちを忘れずに、秋の旬を美味しく頂きましょう。
記事 風見 一統