学校日記

キングダムが!

公開日
2025/07/16
更新日
2025/07/16

日々の様子

本日も、天候は不安定です。

危険予測!として、しっかりと雨対策を整えて生活しましょう。

雨があがれば、いよいよ夏の到来でしょうか。

今日は、2階の社会のメディアスペースに、なんと

「キングダム」が入荷しました。

これは、大事件です!

なんて恵まれている環境なのでしょう。


キングダム

「キングダム」(KINGDOM)は、原泰久(はら やすひさ)による日本の歴史漫画で、中国の春秋戦国時代を舞台にした壮大な戦争ドラマです。

概要

作者:原泰久(はら やすひさ)

連載開始:2006年(『週刊ヤングジャンプ』)

ジャンル:歴史・戦争・アクション

舞台:中国・戦国時代(紀元前3世紀頃)


主な登場人物:

信(しん):物語の主人公。戦争孤児から天下の大将軍を目指す。

嬴政(えい せい):後の始皇帝。中華統一を目指す若き王。

王騎(おうき):伝説の六大将軍の一人。

李信(りしん):信のモデルとなった実在の将軍。


 ストーリー

戦争孤児の少年・信が、仲間との絆や過酷な戦場での戦いを経て、天下の大将軍を目指す物語。

嬴政(後の始皇帝)との出会いをきっかけに、中華統一という壮大な目標に関わっていきます。


 メディア展開

アニメ:現在シーズン5まで放送(最新シーズンは2024年放送)

映画:実写映画版もヒット(主演:山崎賢人)

『キングダム』(2019)

『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)

『キングダム3 運命の炎』(2023)

『キングダム4 大将軍の帰還』(2024) 先週、テレビで放映されましたね!


 魅力

圧巻の戦闘描写と戦術

歴史をベースにしながらもドラマチックな展開

キャラクターの成長と人間関係の深さ

現代のリーダーシップや戦略にも通じる内容


信(しん)

ポジション:物語の主人公 / 秦の将軍

信念:「天下の大将軍」になること

孤児出身の平民でありながら、どんな逆境にも折れない信念と闘志を持つ。

強いだけでなく、仲間を守る心がある。王騎や麃公、王賁・蒙恬らからの影響を受け、精神面でも成長。

特に「仲間の死を背負って前に進む」姿勢は、彼の将軍としての資質そのもの。

李信として歴史上でも重要人物に成長していく。

考察:信は「努力と信頼による英雄像」。ただし猪突猛進な性格は時に危うく、将軍としての「覚悟と責任」の重みを背負うようになるにつれて、戦術・精神の両面でバランスを取るようになっている。


嬴政(えい せい)

ポジション:秦王(後の始皇帝)

信念:「中華統一」

若き王として、権力争いや暗殺を潜り抜け、天下統一を志す。

非常に冷静・知略に長ける。カリスマ性が強く、発言一つで場の空気を一変させる。

初期は「民のために」という理想を語るが、物語が進むにつれ、「統一のためには冷酷さも必要」と、強さと孤独を増していく。

 考察:「理想と現実を両立する王の覚悟」。理想主義と現実主義のバランスをどうとるかが彼の進化の鍵。信とは「戦場での信念」と「国家のビジョン」で補完し合う関係。


 王騎(おうき)

ポジション:六大将軍の一人(故人)

信念:「戦の美学」と「受け継ぐ意志」

特異な話し方と存在感で人気キャラの一人。

ただの怪物ではなく、戦場における「美学」や「哲学」を持つ。

信に「将軍とは何か」を教える象徴的存在。

自身の死を通して、信に大きな精神的成長を与える。

 考察:「英雄の在り方を後世に託す男」。死によって最大の教えを残した人物。信の人格形成にもっとも大きな影響を与えた一人。


 王賁(おうほん)

ポジション:秦の将軍 / 玉鳳隊隊長

信念:「名家の誇りと自立」

貴族階級で父は王翦将軍。

非常にストイックかつ自信家。信とはライバル関係。

初期は孤高だったが、部下との絆や信との関係を通して人間的にも成長。

 考察:「誇りと実力を両立させる者」。信とは対照的に「血筋のプレッシャーと個人の意志」に苦しむ。王翦との関係が今後の成長にどう影響するかが注目。


 蒙恬(もうてん)

ポジション:秦の将軍 / 楽華隊隊長

信念:「柔軟な思考と人間愛」

名門の出だが気さくで明るく、柔軟な戦術家。

戦場での知略はピカイチ。人望も厚い。

信・王賁と並ぶ「秦の若手三傑」の一人。

 考察:「平和の中で生きたかった男」。実は戦よりも平和を好む性格で、それでも戦場に立ち続ける矛盾が彼の内面の複雑さを表す。信と王賁の潤滑油的存在。


 桓騎(かんき)

ポジション:秦の将軍 / 元野盗

信念:「勝てばいい」

非道かつ予測不可能な戦術で勝利を収める冷血漢。

人を信用せず、自らの感性と「闇」で戦う。

対比として「人を信じる信」と「非情な桓騎」が物語に深みを加えている。

 考察:「もう一つの将軍像」。信や政とは真逆の価値観。だが戦争という極限状態では、桓騎のやり方もまた“リアル”。その「過去」にも悲しい真実が…。


 李牧(りぼく)

ポジション:趙国の天才軍師 / 大将軍

信念:「趙の存続と民の平和」

敵ながら「人格者」かつ「戦術の天才」。

正義感もあるが、非情な決断も下せる。

信や政と対照的に、戦いを避けるために戦う「悲劇の軍師」。

 考察:「敵国の英雄」。李牧は単なる敵キャラではなく、信念の異なるもう一人の主人公的存在。中華統一の正義を相対化する存在でもある。


 他にも…

羌瘣(きょうかい):復讐から“生きる理由”を信に見出す暗殺者。

呂不韋(りょふい):政の政治的ライバルで、別の形の“統一思想”を持つ。

昌平君(しょうへいくん):軍師であり頭脳。思想と忠義の間で揺れる。

あげたらきりがないほど、人間味ある登場人物達に心揺さぶられます!


 最後に…

『キングダム』はキャラ同士の信念のぶつかり合いが最大の魅力。

 戦い=人生観の対立なんですよね。


これまでも、夢中になる漫画は、たくさんありましたが、

キングダムが、面白いだけではなく、人としての在り方や生き方、

今後の自分自身を見つめ直す契機となる作品です。

まだまだ、原作は続いています。

秦が、韓を滅ぼし、これからどう統治していくのかという段階です。

まだ、キングダムをあまり知らない人でも、大丈夫です。

史記を学び、歴史上の人物から、影響を受け、自分自身について

考えを深めて欲しいと思います。

みなさんは、キングダムでは誰推し!?になるのでしょう。

ぜひ、みんなでわいわい楽しめるとより盛り上がりますね。


  記事 風見 一統