学校日記

7年生 国語

公開日
2025/06/26
更新日
2025/06/26

日々の様子

7年生の国語では、

エッセイに突入しました。「字のない葉書」です。向田邦子さんが

体験した出来事を、生き生きと表現した作品です。

昭和のお父さん像を彷彿とさせる父と幼い娘とのやりとりを通した

家族愛が描かれています。

戦時中の過酷な環境も読みながら感じ取ることができる作品です。

夏休み前に、この作品に触れることは、とても大切な意味があります。

日本では8月は、とても特別な想いがあり、忘れてはいけないからです。

去る6月23日(月)沖縄慰霊の日がありました。

毎年、「平和の詩」が朗読されますが、とても心に沁みる詩です。

毎年、欠かさずチェックしつつ、新聞やニュースにも目をむけていますが、

終戦80年を迎え、現代に生きる我々は、しっかりと過去の出来事を語り継いで

いくんだという覚悟がうかがい知れました。こうした記事やニュースに

目をとめていると、人にはその人にしか知り得ない物語があるものですよね。

代表者は、毎年学生が選ばれますが、曾祖母や祖母とのやりとりやエピソードが

心にぐっときます。言葉も、沖縄独特の言い回しや東京にいては

わからない感受性がふんだんに含まれています。

この日を皮切りに、広島・長崎の平和記念式典や、終戦の日と、8月は、

日本にとってもとても大切な月です。

板橋区も、毎年中学2年生を対象として広島・長崎平和の旅を実施して、

記念式典への出席や現地の歴史を学びに派遣をしています。

夏休み真っ最中ですが、やはりこれからを担う子ども達へのきっかけとなる

ような教材が、この単元です。このタイミングでしっかりと学ぶことはとても意味がありますね。

授業を通して、様々な気づきや考えが生まれることを期待しています。


  記事 風見 一統