学校日記

生きる道徳!校長見参!

公開日
2025/06/10
更新日
2025/06/10

日々の様子

8年生は校長先生による特別授業です。

宮澤一則校長先生は、中台中8年目を迎えますが、

毎年、道徳の授業を実施してくださいます。

本日の題材は、かの有名な、○澤○則先生が執筆した

教材を使用して実践してくださいました。


「働くことの意義・意味を考えよう」

というテーマのもと、執筆された先生が大田区赴任中に、

実際にその目で見てきたことを、今の生徒に伝わる切り口で

表現されています。

町工場を営む父の息子(中学生)の変容を描いています。

もともとは、小汚い工場の仕事を恥ずかしいという気持ちを抱いていましたが、

実際に、職場体験を通じて、自分自身が人のために役に立つ、働く(傍を楽にする)

ことで、物の見方・考え方が変わり、

いつしか、工場で汗水垂らして一生懸命に働く父を誇らしく思うという

エピソードになっています。

世の中では、大企業と言われるような誰もがきいたことがあるような会社や、

一躍ヒットを生み出すような会社に注目が集まりますが、社会は繋がっています。

そんな大企業を支えているのが、下請け企業です。

様々な専門家達が、必要なパーツを製造することで、ひとつのものが完成するのですね。

会社は違えど、それぞれが密に関わり合っているからこそ、現代の日本経済が成り立っている

ということを中学生らしく実感していく成長物語です。

校長先生の問いかけに、積極的に発言する8年生。

言葉のキャッチボールを楽しみながら、知らず知らずに考えを深め、自分の考えをノートに

記述していました。

授業後も、校長先生のもとには、質問にくる生徒や、ちょっとした世間話をしにくる生徒。

校長先生ならではの、校長先生だからできる環境のもとで、

生徒も楽しく朝の1時間を充実した学びの時間にしていました。


   記事 風見 一統