おいしい給食「ししゃもとちくわの青のりあげ」
- 公開日
- 2025/06/05
- 更新日
- 2025/06/05
できごと
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6月5日(木)
今日のメニューは、のりの佃煮、ししゃもとちくわの青のりあげ、ごはん、味噌汁、牛乳です。
アイヌの神様がくれた魚「ししゃも」
ししゃもはアイヌの人たちにとって、冬を迎える前の貴重な食糧のひとつでした。
アイヌの人々に語り継がれたししゃも伝説が、産地には数多く残っています。
「ししゃも」の名はアイヌ語の「ススハム」からきています。
「スス」とは柳、「ハム」とは葉、つまり「柳の葉」という意味です。
ある日、天の国の雷の神カンナカムイの妹が鵡川と沙流川の水源地のシシリムカ・カムイヌプリに降り立ったところ、
アイヌの人々は食べ物がなく、飢えに苦しんでいたのです。
それを知ったカンナカムイは「フッホー」とかけ声をかけ、
足の速いフクロウの女神が柳の枝を杖にし、魂を背負って駆けつけました。
神々は相談をし、柳の葉をススハム(ししゃも)として命を与え、
このススハムのおかげで人々は飢えから救われました。
ある年、この葉がうっかり鵡川にひらひらと舞い、下界へと落ちてしまったのです。
こうしてススハム(ししゃも)が誕生しました。
毎年木の葉の散る季節になると、ししゃもは天の国を恋しがって川をさかのぼり、里帰りをするのです。