学校日記

おいしい給食「鶏肉の大根おろしがけ」

公開日
2025/05/29
更新日
2025/05/29

できごと

5月29日(木)

今日のメニューは、鶏肉の大根おろしがけ、ごはん、キュウリのピリ辛、味噌汁、牛乳です。

鶏肉の歴史

日本では弥生時代に稲作農耕が開始されると、同時期に家畜が導入され、

ニワトリも大陸から伝来しました。飛鳥時代には天武天皇の肉食禁止令より、

食べられなかった時期もありましたが、江戸時代後期にはニワトリを食べていた記録があります。

第二次世界大戦後は、牛肉、豚肉が不足したこともあり、

鶏肉の消費量がアメリカで増えました。アメリカ駐留軍の影響もあり、

日本での鶏肉の需要も増えていきました。

2017年には日本における鶏肉消費量が豚肉を超え、消費量1位になりました。



①ムネ肉
胸の部分の肉。脂身が少なく高タンパク質、低カロリー。

含まれている栄養素にはナイアシン、ビタミンK、イミダゾールペプチドが挙げられます。

②モモ肉(今日はもも肉使用ですよ~!)

足の付け根の部分で、脂肪が多くコクのある部位。

ビタミンA、B₂、ナイアシンや鉄が含まれています。

③ササミ
胸肉の奥の竜骨に張り付いている部分で、鶏肉の中で最も脂肪が最も少ない部位です。

高たんぱく、低カロリーなのが特徴で、トリプトファンやセレン、ナイアシンなど栄養豊かな部位でもあります。

④手羽先
翼の先の部分。関節狩り、くの字のような形をしていて、

ゼラチン質と脂肪が多く含まれています。




〈鶏肉の豆知識〉

日本では風邪をひいたとき、体調がすぐれないときにおかゆを食べる人も多いかと思いますが、

ほかの国では鶏のスープを飲むことがあります。

台湾料理の「麻油鶏(マアユーチー)、韓国の「サムゲタン」、ペルーの「Caldo de gallina(カルド・デ・ガジーナ)」、

アメリカの「Chicken Soup(チキンスープ)」は体調の悪い時に食べるといいと言われています。

鶏肉のスープは滋養にも富み、食べることで栄養と水分を同時に補給することができます。

また、ネブラスカ大学の研究ではチキンスープを食べることで消化器の炎症を減少し、

免疫力を高める働きがあることが証明されています。

今日は、「大根おろし」が決めてです。

揚げ物ながら、大根おろしの効果で、とておさっぱりと食べることができ、

ご飯がすすみます。

さらに、ピリ辛のサラダが食を促進し、定番の味といえる、

日本人の心!味噌汁が、とても身体に沁みます。

5月の給食も明日のカレーライスで締めです!

しっかりと栄養を補給して、梅雨の時期に備えましょう。

湿度で体力は想像以上に消耗します。

定期考査もあります、身体の健康を考えてくれている全ての

物事や人への感謝の心をもって、生活しましょう。


            記事 風見 一統