学校日記

おいしい給食「ラザニア風グラタン」

公開日
2025/05/27
更新日
2025/05/27

できごと

5月27日(火)

今日のメニューは、米粉パン、ラザニア風グラタン、じゃがいもと白菜のスープ、牛乳です。



「ラザニア」とはシート状の広くて平らなパスタ麺のことで、
ラザニアを使った料理のことも「ラザニア」と呼びます。

イタリア料理のラザニアは、もともとはナポリの名物料理だったといわれています。
古代ローマでは料理に浅めの鍋「ラサヌム」が使用されていて、
この鍋を使って作ったパスタ料理が時を経て「ラザニア」と呼ばれるようになったといいます。

イタリアで長い歴史を持つラザニアは、ミートソースとホワイトソース、
ラザニアをミルフィーユ状に交互に重ねてオーブンで焼いたものです。
最後にのせるチーズの種類は特に決まりがなく、
本場イタリアではリコッタチーズやパルメザンチーズ、
モッツァレラチーズなど数種類のチーズを混ぜ合わせて使うこともあります。
ラザニア生地にもさまざまな種類があり、一般的な平たいものをはじめ、
波打っているものや野菜が生地に練りこまれたものなどもあります。



ラザニアに似た料理に「グラタン」がありますが、両者の違いを知っていますか。
グラタンとはフランスのドーフィネ地方発祥の料理で、ベシャメルソースに肉や魚、
野菜などの具を合わせてチーズをのせ、オーブンで焼いたものを指します。
フランス語で「グラタン」とは「鍋についたおこげ」という意味だそう。
基本的にはベシャメルソースだけを使いますが、
中にはミートソースやトマトソースなどを使うものもあります。
ラザニアがパスタ麺(炭水化物)を使った主食となるのに対して、
グラタンはパンなどと一緒に食べるメインディッシュとなります。



ラザニアは、グラタンのように料理名と思われがちですが、

もともとは手打ちパスタを代表する、シート状になったパスタのことを指します。

この広く平たいパスタシートであるラザニアを使用して、層にして重ね焼きにしていきます。

この層状に積み上げたパスタの間に、ミートソースやホワイトソース、

たっぷりのチーズを挟み、オーブンで焼き上げます。

その濃厚な味わいと豪華な見た目から、特別な日の食卓にもよく登場します。



ラザニアの起源はとても古く、古代ローマ時代にまでさかのぼります。

名前の由来は、ラテン語の「lasanum(ラサヌム)」からきており、

これはローマ時代に使用されていた浅い料理用の鍋を指しています。

このラサヌムを使って作られていた料理が、時を経て「ラザニア」になっていったと言われています。




古代ローマ時代から食べられているラザニアですが、

現在の形に近いラザニアは中世イタリアで誕生し、

特にエミリア・ロマーニャ地方とナポリで発展しました。

エミリア・ロマーニャ地方では肉を主役とした「ボローニャ風」、

ナポリではリコッタチーズやミートボールを取り入れた「ナポリ風」が広まり、

地域ごとの特徴が生まれました。


運動会も終わり、まだ疲れが見え隠れしていますが、

生活習慣を正し、規則正しく生活しながら、栄養摂取に努め

元気に生活しましょう。

今日の米粉パンは、モチモチでとっても

食べ応えがあるメニューでしたね。

どんな時も、毎朝はやくから調理してくださる

給食室の皆さんへの感謝の心を忘れずに頂きましょう!


     記事 風見 一統