学校日記

おいしい給食「揚げ豆腐丼」

公開日
2025/05/08
更新日
2025/05/08

できごと



5月8日(木)
 今日のメニューは、揚げ豆腐丼、中華スープ、こんにゃくのサラダ、牛乳です。

 揚げ豆腐丼の色が濃いのは、「八丁味噌」を使用していて、見た目によらず、さっぱりとした味わいです。

 八丁味噌は、日本の伝統的な調味料です。愛知県岡崎市にある、岡崎城から八丁(約870m)離れた八丁村(現在の八丁町)で作られたのが始まりで「八丁味噌」という名前になりました。この味噌は、大豆と塩だけを使用し、木桶で長期間(二夏二冬)熟成されます。それにより独特の風味と深い味わい、コクを持っているのが特徴です。


 
 八丁味噌は、一般的な味噌と比べて、色が濃く濃厚な味わいです。酸味や若干の渋みもあります。糖分が多くないため。甘みは少なく、長時間の熟成期間中に塩味の角が取れるので全体的にまろやかな味わいです。
 味噌汁や煮込み料理など幅広く使用されています。また、八丁味噌を使用することで料理に深みと複雑な味わいを加えることができます。


 
 八丁味噌の歴史は、江戸時代初期にまで遡ります。先にご紹介の通り、当時の岡崎城から八丁(約870m)離れた八丁村で作られたことからその名前が付けられました。
 八丁村は矢作川が流れていたことで水陸交通の要地であり、舟運にも恵まれていました。さらに矢作川の伏流水による湧水も豊富な土地でした。当時、兵食としてお味噌が注目されていたのですが、軍需物資の兵站基地として形成された八丁村でお味噌を製造することが着目され、お味噌の醸造が始まったとされています。


 給食室では、毎日の温度管理!が大切です。いつも、温度と湿度を気にしながら安全安心の給食をつくってくれています。
これからの季節は、気温も湿度もあがっていくため、煮込み料理や油で揚げる料理など、よく加熱された献立が増えていきます。
献立表に注目しながら、季節感を感じつつ、毎日のおいしい給食を楽しんで欲しいと思います。

 ちょっとしたお便りにも目を通すと、たくさんの感謝が詰まっています。すべて、生徒のみなさんのことを思いながら
作られているものです。注意深く読み込んでみることも、人として豊かになるための第一歩です。


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