学校日記

おいしい給食「カトレット」~スリランカ料理~

公開日
2026/02/12
更新日
2026/02/12

日々の様子

2月12日(木)スリランカ料理

今日のメニューは、ガーリックライス、カトレット、ダールスープ、牛乳です。

カトレット

スリランカの「カトレット(Cutlets)」は、一言で言うと「スパイシーな一口サイズのフィッシュコロッケ」です。

スリランカのティータイムやパーティーには欠かせない、

国民的なスナック(ショートイーツ)のひとつです。

日本のコロッケとは形も味付けも少し異なります。

特徴

1. 主な特徴具材:

基本はサバ(カマスの缶詰など)、ジャガイモ、玉ねぎ、青唐辛子。

そこにカレーリーフやスパイスをたっぷり混ぜ込みます。

形: 日本のコロッケのような小判型ではなく、ピンポン玉のような丸くて小さい形が一般的です。

味: 魚の旨味とジャガイモのホクホク感に、青唐辛子のピリッとした刺激とカレーリーフの爽やかな香りが効いています。

衣: 細かいパン粉を使い、高温でカリッと揚げます。

2. 基本の材料

スリランカの家庭でよく使われるラインナップです。

魚の缶詰(サバなど)メインの具材。ツナ缶で代用することも多いです。

茹でたジャガイモつなぎとホクホク感を出すため。

赤玉ねぎ・青唐辛子食感とスパイシーなアクセント。

カレーリーフスリランカ料理特有の芳醇な香り付け。

ブラックペッパー強めに効かせるのがスリランカ流。

3. どうやって食べるの?

ショートイーツ(軽食)として: 午後のティータイムに、キリテ(ミルクティー)と一緒に楽しむのが定番です。

おもてなしの定番: 結婚式や誕生日パーティーのオードブルとして必ずと言っていいほど登場します。

お酒のつまみ: ビールやアラック(スリランカの蒸留酒)との相性も抜群です。

豆知識:ベジタリアン用もある?

基本は魚ですが、ベジタリアンの方向けに「レンズ豆(ダール)」や「ソヤミート(大豆肉)」、

あるいは「カシューナッツ」を使ったカトレットもあります。

最近では日本のスリランカ料理店でも、前菜メニューとしてよく見かけます。

あの小ぶりなサイズ感は、一度食べ始めると止まらなくなる「やみつき系」の味です。


ダールスープ

スリランカの「ダール(パリップ)」は、日本の味噌汁と同じくらい、スリランカの食卓には欠かせない存在です。

一般的に「パリップ(Parippu)」と呼ばれ、スープとしてそのまま飲むこともあれば、

カレーとしてご飯やパン(ロティ)にかけて食べる、非常に用途の広い料理です。


1. ダールスープ(パリップ)の3つの特徴

レンズ豆(レンズマメ)を使用: 皮を剥いた赤いレンズ豆(レッドレンズ豆)を使います。

火が通りやすく、短時間でトロトロに仕上がるのが特徴です。

ココナッツミルクのまろやかさ: インドのダール(豆カレー)は水で煮込むことが多いですが、

スリランカ流はココナッツミルクをたっぷり加えます。

これにより、非常にクリーミーで優しい味わいになります。

「モルディブ・フィッシュ」の隠し味: スリランカ風の鰹節(モルディブ・フィッシュ)を入れることで、

豆の甘みに深い「出汁」のような旨味が加わります。


2. 基本のスパイスと材料

シンプルながら、香りの構成がしっかりしています。

ターメリック: 鮮やかな黄色を出すため。

カレーリーフ & ランペ(パンダンリーフ): スリランカ料理の「香りの2大巨頭」です。

マスタードシード: 仕上げに油で熱して加える(テンパリング)ことで、香ばしさをプラスします。

シナモン: ほんのりとした甘い香りが、豆の風味を引き立てます。


3. スープとして楽しむ場合

スリランカでは、朝食に「ホッパー」や「ロティ」と一緒に、

少し水分を多めにしたパリップをスープのようにして食べるのが一般的です。


豆知識:  豆を完全に潰してポタージュ状にするレシピもあれば、豆の形を少し残してホクホク感を

楽しむスタイルもあります。風邪を引いた時や胃が疲れている時にも、

現地の人はこの優しいスープを好んで食べます。


4. 簡単に作るためのポイント

もしご家庭で作るなら・・・

洗ったレンズ豆、ターメリック、スライスした玉ねぎ、水を鍋に入れて柔らかくなるまで煮る。

ココナッツミルクを加えて一煮立ちさせる。

別のフライパンで油、マスタードシード、カレーリーフ、乾燥唐辛子を熱し、

パチパチと香りが立ったら鍋にジューッと合わせる(この工程をテンパリングと言い、味が劇的に決まります!)。

日本のスーパーで手に入る「乾燥レンズ豆」と「ココナッツミルク缶」があれば、意外と簡単に再現できます。


スリランカ

スリランカは、インド半島の南東に位置するインド洋の島国です。

その美しさから「インド洋の真珠」や「光り輝く島(スリ・ランカ)」と呼ばれています。


スリランカの魅力

1. 「宝石」と「お茶」の国

スリランカを語る上で欠かせないのが、世界的な名産品です。

セイロンティー: かつての国名「セイロン」の名を冠した紅茶は世界一の品質とも称されます。

標高によって味が異なり、ヌワラエリヤ(高地)やルフナ(低地)など産地ごとの個性が楽しめます。

宝石: 古くからサファイアやルビーなどの産地として有名で、

英国王室の婚約指輪にスリランカ産のサファイアが使われたことでも知られています。


2. 自然と聖地(観光の目玉)

北海道の約0.8倍というコンパクトな島の中に、8つの世界遺産がギュッと詰まっています。

シーギリヤ・ロック: ジャングルの真っ只中にそびえ立つ巨大な岩山。

頂上にはかつて狂気の王が築いた空中宮殿の跡があります。

聖地キャンディ: 仏陀の歯が祀られている「仏歯寺(ぶっしじ)」があり、スリランカ仏教徒にとって最も神聖な場所です。

野生動物: 国立公園では野生のゾウやヒョウに遭遇できるサファリも人気です。


3. 健康と癒やしの「アーユルヴェーダ」

世界最古の伝統医学であるアーユルヴェーダが生活に根付いています。

単なるマッサージではなく、ハーブを用いた食事、ヨガ、オイルトリートメントを通じて、

心身のバランスを整える「予防医学」として親しまれています。

スリランカの料理(ダールやカトレット)にスパイスが多用されるのも、この健康思想がベースにあります。


4. 人々と国民性

スリランカの人々は非常に温厚で、「スマイル・カントリー」と言われるほど笑顔が印象的です。

親日家が多く、日本車が街中を走り、日本語を学んでいる学生も少なくありません。


スリランカは「食・歴史・自然」のバランスが本当に素晴らしい国です。


今日は、スリランカメニューでした。諸外国の食文化を味わうことで、

世界の文化を知り、そして日本食の良さについて改めて認識する

よい機会になりますね。

毎日食べるのなら・・・や、味付けや食材や見た目・・・

比較しながら味わうことで、自身の深みが増しますね。


今日も、給食室のみなさんが、朝から一生懸命にスリランカを

再現してくれました。

感謝の気持ちを忘れずに、頂きましょう。


尚、本日は給食後に全校生徒下校となります。

15時までは、自宅学習となりますので、学年末考査や、

入試に向けて、有意義に時間を活用しましょう。



                  記事 風見 一統