おいしい給食「カレープラフのクリームソースがけ」
- 公開日
- 2025/12/10
- 更新日
- 2025/12/10
日々の様子
12月10日(水)板橋ふれあい農村会給食~人参~
今日のメニューは、カレーピラフのクリームソースがけ、板橋区産人参のキャロットラペ、みはや、牛乳です。
カレーピラフのクリームソースがけは、スパイシーなカレー風味のピラフと、
まろやかでコクのあるクリームソース(ホワイトソース)の組み合わせが特徴の、洋食メニューです。
料理の特徴
カレーピラフ:
玉ねぎ、人参、マッシュルーム、鶏肉やベーコンなどの具材を炒め、カレー粉、
塩、こしょうなどで味付けして炊いた(または炒め合わせた)ご飯です。
ほんのりとしたカレーの風味とスパイスの香りが食欲をそそります。
レーズンを加えて、甘みをプラスすることもあります。
クリームソース(ホワイトソース):
バターと小麦粉を炒めて作ったルウを牛乳でのばし、塩やこしょうで味を調えたソースです。
ソースには、エビ、ホタテ、鶏肉、マッシュルーム、玉ねぎなどの具材を加えるのが一般的です。
ピラフにかけることで、味のコントラストとクリーミーな食感が楽しめます。
魅力
味のバランス: カレーの刺激とクリームソースの優しさが絶妙にマッチし、子供から大人まで楽しめる味わいです。
見た目の変化: ピラフの黄色とクリームソースの白(または具材の色)のコントラストが、見た目にも華やかです。
作り方のポイント(一般的な流れ)
カレーピラフを作る:
米を洗い、具材と一緒に、カレー粉、塩、水などを加えて炊飯器で炊くか、フライパンで炒めながら炊き上げます。
クリームソースを作る:
鍋にバターを溶かし、小麦粉を加えてルウを作り、冷たい牛乳を少しずつ加えて
ダマにならないように混ぜながら加熱し、とろみをつけます。
別の鍋やフライパンで炒めた具材(エビ、鶏肉など)をソースに加え、塩こしょうで味を調えます。
盛り付け:
器にカレーピラフを盛り付け、上から温かいクリームソースをたっぷりとかけます。
パセリなどを散らして彩りを添えます。
キャロットラペ(Carottes Râpées)とは
キャロットラペは、フランス語で「削りおろした人参のサラダ」という意味を持つ、
フランスの家庭料理やビストロの定番惣菜(オードブル)です。
Carottes(キャロット):人参Râpées(ラペ):削りおろした、すりおろしたシンプルな料理ですが、
人参の甘みと、酸味の効いたドレッシングのバランスが絶妙で、日本でも人気の常備菜となっています。
料理の特徴と魅力
1. シンプルな材料主な材料は人参と、ヴィネグレットソース(フレンチドレッシング)です。
人参の食感: 千切りや、チーズおろし器(チーズグレーター)で削りおろすことで、
シャキシャキとした食感や、ふわっとした食感に仕上げます。
ヴィネグレットソース: オリーブオイルや酢(ワインビネガー、レモン汁、リンゴ酢など)、
マスタード(ディジョンマスタード)、塩、こしょう、砂糖などを混ぜて作ります。
マスタードを加えることで、調味料が分離しにくくなり、味がまとまります。
2. 豊富な栄養素と相性人参に豊富な$\beta$-カロテン(オレンジ色の色素成分)は、
体内でビタミンAに変わり、抗酸化作用や皮膚・粘膜を正常に保つ働きがあります。
$\beta$-カロテンは脂溶性ビタミンであるため、油(オリーブオイル)と一緒に調理するキャロットラペは
吸収率が高いというメリットもあります。
3. アレンジの多様性シンプルな料理だからこそ、様々なアレンジが楽しめます。
具材の追加: レーズン、クルミやアーモンドなどのナッツ、オレンジの果肉、プルーンなどを加えると、
食感や風味に奥行きが出ます。
風味の追加: クミンパウダーを少量加えると、エキゾチックで本格的な味わいになります。
パセリやディルなどのハーブを加えても爽やかです。
酸味の調整: 酢の種類を変えたり、レモン汁やオレンジ果汁を加えたりすることで、好みの酸味に調整できます。
美味しく作るためのコツキャロットラペの美味しさは、「人参の切り方」と
「ドレッシングのなじませ方」にかかっています。
人参の千切りは細く!スライサーやチーズおろし器(グレーター)を使うと、
均一で細い千切りになり、味がなじみやすくなります。
包丁で切る場合は、細すぎると水っぽくなるため、ある程度厚みを持たせた方が良いという意見もあります。
塩もみで水気を抜く千切りにした人参に塩(分量外)をまぶして少し置き、しっかりと水気を絞ると、
水っぽくならず、味がよりなじみやすくなります。
常備菜として日持ちさせたい場合にも重要なポイントです。
ドレッシングを乳化させるドレッシングを作る際、マスタードや砂糖、塩などの調味料に酢を少しずつ加え、
最後にオリーブオイルを少量ずつ加えながら泡立て器でよく混ぜると、ドレッシングが分離しにくくなり、
まろやかに仕上がります。時間を置いて味をなじませるドレッシングと和えた後、
冷蔵庫で30分〜半日ほど置くと、味が人参の芯まで染み込み、より美味しくなります。
塩もみをしてすぐに食べることもできますが、時間をおいた方が本格的な味わいになります。
今日は、地元の農家の方より「人参」が届きました。
甘くて美味しい人参でしたね。
地方出身者からしてみると、東京で野菜を作っていることに驚愕しますが、
どんなに都会でも、日本の歴史でもある農作物を育てる文化は
永久に不滅ですね。
自然の恵みに感謝です。
今日も、朝から大忙しで給食室では仕込み作業がはじまり、
おいしい給食を準備してくれました。
感謝の気持ちを忘れずに、生活しましょう。
記事 風見 一統