おいしい給食「鶏肉の塩麹漬け丼」
- 公開日
- 2025/12/02
- 更新日
- 2025/12/02
日々の様子
12月2日(火)
今日のメニューは、鶏肉の塩麹漬け丼、田舎汁、みはや、牛乳です。
みはや
「みはや」は、日本の国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
によって育成された柑橘の新品種です。
主な特徴
外観の美しさ:果皮が赤橙色でつやがあり、外観が非常に美しいのが特徴です。
名前も「美」しさと「早」生種から名付けられました。
成熟期:11月下旬に成熟する早生品種です。
食味:
糖度が高く、酸味が少ないため、食味が優れています。糖度は約12%、クエン酸含量は約0.60%程度です。
「アンコール」に似た芳香があります。
食べやすさ:
薄皮(じょうのう膜)が薄くてやわらかいため、袋ごと手軽に食べられます。
ほとんどが種なし果です。
温州みかんに比べると剥きにくさはありますが、手で剥くことができます。
その他の特性:
温州みかんで問題となる浮き皮(うきかわ)が発生しません。
機能性成分であるβ-クリプトキサンチンを、温州みかんと同程度豊富に含んでいます。
大きさ:温州みかんほどの大きさで、果実は平均100g〜190g程度です。
来歴
1998年に、長崎県にある果樹試験場カンキツ部で、「津之望(つののぞみ)」と「中間母本No. 1408」を交配して育成されました。
「津之望」は「清見」と「アンコール」の交配種で、食味の良さが特徴です。
年内に出荷できる高品質な早生みかんとして、現在、愛媛県、熊本県などの産地で栽培が期待されています。
塩麹(しおこうじ)とは?
塩麹は、米麹・塩・水を混ぜて発酵・熟成させて作る、日本の伝統的な万能調味料です。
東北地方の伝統的な漬け床である「三五八漬け(さごはちづけ)」がルーツとされており、
近年、その高い効果と健康面でのメリットから、味噌や醤油と並ぶ日本の重要な発酵調味料として再び注目を集めています。
1. 塩麹の「なぜ万能なのか」
塩麹が万能調味料と呼ばれる理由は、麹菌が作り出す酵素の力にあります。
うま味アップ
プロテアーゼ(タンパク質分解酵素):肉や魚のタンパク質を分解し、アミノ酸(うま味成分)に変えます。
これにより、食材の味が深まり、コクが出ます。
アミラーゼ(でんぷん分解酵素):米麹のでんぷんを分解し、糖(甘み成分)に変えます。
食材をやわらかくする
プロテアーゼが肉や魚の組織を分解するため、パサつきがちな肉もしっとりジューシーに、魚もふっくらと仕上がります。
減塩効果
塩麹自体の塩分は、通常の塩(食塩)と比較して約1/4〜1/5程度です。旨味と甘みが強いため、
少ない塩分量でも美味しく感じられ、自然な減塩につながります。
2. 塩麹の健康・美容効果
塩麹は調味料としてだけでなく、健康や美容にも嬉しい効果が期待されています。
疲労回復:麹菌の働きにより生成されるビタミンB群(B1、B2、B6など)が豊富に含まれています。
特にビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復に役立ちます。
美肌効果・老化防止:
コウジ酸:シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する効果が期待されています。
ビタミンB群:肌や粘膜の健康維持を助け、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)をサポートします。
ポリフェノール・エルゴチオネイン:強力な抗酸化作用を持つため、体のサビを防ぎ、老化防止に役立つと言われています。
消化吸収のサポート:消化酵素の働きで、一緒に食べる食材の消化吸収を助けます。
腸内環境の改善:善玉菌のエサとなるオリゴ糖を生成する酵素を持っているため、
継続して摂取することで腸内環境を整えるのを助けます。
今日は、みんな大好きな丼メニューでしたね。
塩加減で、ご飯がとってもすすみましたね。
新種のフルーツも頂き、とてもおいしい給食でした。
今日も、給食室のみなさんへの感謝の気持ちを忘れずに
美味しく頂きましょう。
さあ、この後は、下校です。
三者面談や面接練習がある生徒は、時間を確認して、
遅れないように午後の活動をしていきましょう。
記事 風見 一統