学校日記

おいしい給食「秋野菜カレーライス」

公開日
2025/11/14
更新日
2025/11/14

日々の様子

11月14日(金)

久しぶりに、給食がかえってきました!待ちに待った給食!

今日のメニューは、秋野菜カレーライス、サイダーポンチ、牛乳です。

 秋野菜

秋野菜は、夏の強い日差しを浴びて成長し、冬の寒さに備えて養分を蓄えるため、味が濃く、甘みが強いのが特徴です。

また、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。

 代表的な秋野菜とその特徴

秋に旬を迎える主な野菜と、それぞれの特徴について

さつまいも (薩摩芋)強い甘みとホクホクした食感が特徴。収穫後、貯蔵することで甘みが増します。

かぼちゃ (南瓜)西洋かぼちゃは特に甘みが強くホクホク。日本かぼちゃは煮崩れしにくく煮物向きです。

里芋 (サトイモ)独特のぬめりが特徴。ホクホクした食感と自然な甘みがあり、煮物に最適です。

根菜ごぼう (牛蒡)食物繊維が豊富で、独特の香りと歯ごたえが特徴。

にんじん (人参)夏まきのにんじんが秋に旬を迎え、甘みと香りが増します。$\beta$-カロテンが豊富です。

れんこん (蓮根)穴が開いているのが特徴的。シャキシャキとした食感で、ビタミンCも豊富です。

きのこ類まいたけ (舞茸)旨味が強く、食感も良い。栽培技術の向上で一年中手に入りますが、秋が旬です。

しめじ (占地・湿地)旨味成分が豊富で、和洋中どんな料理にも合います。市場に出回るのは「ぶなしめじ」が多いです。

しいたけ (椎茸)芳醇な香りと歯ごたえ。食物繊維やビタミンDが豊富です。

 秋野菜に期待できる健康効果

秋野菜には、季節の変わり目の体調を整え、冬に向けて体を準備するための栄養が詰まっています。

疲労回復・エネルギー補給

さつまいもなどの芋類は、エネルギー源となる糖質が豊富。

また、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える代謝を助けます。

免疫力向上・風邪予防

かぼちゃやにんじんに豊富な$\beta$-カロテン(体内でビタミンAに変換)は、

鼻や喉の粘膜を健康に保ち、免疫力アップにつながります。

ビタミンC(さつまいもやれんこんなど)は、抗ストレス作用や鉄分の吸収を助ける働きがあります。

さつまいものビタミンCはデンプンに守られているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。

整腸作用・便秘解消

ごぼうやさつまいもなどの根菜類や芋類、きのこ類は、食物繊維が非常に豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。

むくみ解消

里芋やごぼうなどに含まれるカリウムは、体内の余分な水分や塩分を排出するのを助けます。

 

美味しく食べるポイント

秋野菜は煮物や炊き込みご飯、汁物など、長時間加熱する料理に向いているものが多いです。

甘みを引き出す調理:さつまいもは、低温($50\sim 55^\circ\text{C}$)でゆっくり加熱すると、

デンプン分解酵素($\beta$-アミラーゼ)が働き、麦芽糖が増えてより甘くなります(例:焼き芋)。

栄養を逃さない工夫:にんじんやかぼちゃの$\beta$-カロテンは脂溶性なので、油と一緒に炒めたり、

肉や魚と煮込んだりすると吸収率がアップします。

ごぼうは皮の近くにポリフェノールが多いので、皮ごと調理するのがおすすめです。

秋の味覚を楽しみながら、体調を整えるために、ぜひ積極的に秋野菜を食卓に取り入れてみてくださいね。


秋野菜には、夏の暑さで疲れた身体を癒やし、冬に備えるための栄養分も豊富です。

冬を元気に乗り越えるために、今のうちからしっかりと栄養価をとって、

強靱な身体を形成しましょう。


今日も、早朝から給食室のみなさんが、おいしい給食をつくってくれました。

感謝の気持ちを忘れずに、いただきましょう。



               記事 風見 一統