『輝くために』~8C~
- 公開日
- 2025/10/20
- 更新日
- 2025/10/20
日々の様子
8年C組『輝くために』
中学校の合唱コンクールや卒業式で非常に人気があり、合唱曲の分野で活躍されている作曲家、若松歓(わかまつ かん)さんの代表作の一つです。
1. 楽曲の概要
曲名: 輝くために
作詞・作曲: 若松 歓(わかまつ かん)
発表: 2005年頃(教育芸術社から中学校向け合唱曲として出版)
編成: 主に混声三部合唱(ソプラノ、アルト、男声)が多いですが、女声三部や二部合唱版もあります。
演奏時間: 約3分30秒程度
2. 楽曲の特徴とメッセージ
テーマ: 「人生」「命」「喜びと悲しみ」「平和」といった、人生哲学的な深く普遍的なテーマを扱っています。
メッセージ: 「限りある命だから素敵に」生きること、そして「とまどいや悲しみを越えること」を歌い、
最終的には「みんなで明日へふみだそう どんな時も 輝くために」と、未来への強い決意と希望を表現しています。
曲調: ミディアムテンポで、美しいメロディーラインと壮大なハーモニーが特徴です。
特に後半のクライマックスでは、力強いテノール(男声)パートがメロディーを受け持つ部分があり、
感情の盛り上がりを表現しやすい構成になっています。
用途: そのメッセージ性から、中学生・高校生の合唱コンクールでの定番曲となっているほか、卒業ソングとしても歌われることがあります。
3. 合唱でのポイント
表現の対比:
前半:「せつない思いも 別れの涙も...」など、内省的で情感豊かな部分を、優しく語りかけるように歌い上げます。
後半:「どうして人間は争い憎み合い...」「言葉にできない溢れる思いをこの空に...」といったスケールの大きな部分を、
力強く、広い空間に響かせるイメージで歌います。
テノールパートの活躍: 混声三部合唱では、「誰もが人生を幸せに歩きたい」の後のテノールのメロディーラインなど、
男声が曲の推進力となる重要な場面が用意されています。
リズムを正確に、はっきりとした発音で歌うことが重要です。
ピアノ伴奏: ピアノ伴奏も音域が広く、曲の雰囲気を壮大に盛り上げる役割を担っています。合唱と一体となった迫力ある演奏を目指します。
若松歓さんは、他にも「きみにとどけたい」「マイバラード」「COSMOS」など、多くの人気合唱曲を手がけている作曲家です。
どこまでも 続く道を 果てしない この道を そうさ いつだって 僕たちは 歩いている
誰もが 人生を 幸せに歩きたい 限りある 命だから 素敵に
せつない思いも 別れの涙も 全て胸に 抱きしめて 笑顔で明日を 見つめたい 涙ふいて 振り返らずに
どうして 人間は 争い 憎み合い 何故 わかり合えず 傷つけてしまうのか
はるかな時の中 この星は生まれた そして今 僕たちは 出会えた
言葉にできない 溢れる思いを この空に 伝えたいよ 涙の雫も 微笑(ほほえみ)も どんなことも わかち合えると
生きる喜びも 生きる悲しみも 全て胸に 抱きしめて みんなで明日へ ふみ出そう どんな時も 輝くために
綺麗なピアノソロから始まるスタートは、一気に惹きつけるものがありますよね。
合唱ではめずらしく、テノールの活躍が著しいこの楽曲を、
8Cがどのように最後、仕上げるのか、とても楽しみです。
記事 風見 一統