学校日記

『TOMORROW』~7C~

公開日
2025/10/20
更新日
2025/10/20

日々の様子

7年C組『TOMORROW』

楽曲の概要

曲名: TOMORROW(トゥモロー)

作詞・作曲: 杉本 竜一(すぎもと りゅういち)

編成: 混声三部合唱(ソプラノ、アルト、男声)など、多くの合唱編曲があります。

用途: 卒業式や合唱コンクールなど、学校での合唱曲として非常に人気があります。


2. 成立・背景

元々は、NHKのドキュメンタリー番組『生きもの地球紀行』のエンディング曲として、1992年に発表されました。

当初は歌手(立花優さん)による歌唱でしたが、後に合唱曲として編曲され、音楽教育の場で広く採用されるようになりました。

1996年以降、音楽の教科書にも何度か掲載されています。

合唱曲として広まるにあたり、富澤裕さんや橋本祥路さんなど、多くの編曲家が教材用にアレンジを施しています。


3. 歌詞の内容

「時の流れ いつでも 駆け抜けて 行くから」「優しさだけ 忘れずに 抱きしめていよう」といったフレーズに象徴されるように、

未来への希望や優しさの大切さ、そして明日への力強いメッセージが込められています。

「Tomorrow Tomorrow また明日が 素晴らしい夢と素敵なメロディー 運んでくれるだろう」というサビは特に有名です。


歌詞・メッセージのポイント:未来への希望と力強さ

希望と決意の歌: 「明日を信じて翼ひろげ 翔んでみよう」というサビに象徴されるように、未来への前向きな力強いメッセージが核にあります。

情景描写との対比: 前半で「時の流れ」「優しさ」といった内省的なテーマを歌い、

         後半で「大空」「星屑」「虹」などダイナミックで広大な情景を描写することで、感情の広がりと深みを出しています。


2. 楽曲構成・表現のポイント:ユニゾンとハーモニーの対比

前半のユニゾン: 曲の冒頭は、全員が同じメロディーを歌うユニゾン(斉唱)で始まります。

        ここは全員の気持ちを一つにして、力強くメッセージを伝えることが重要です。

特に「時の流れ いつでも 駆け抜けて行くから」のフレーズでは、言葉の子音(TやKなど)をはっきり発音し、

時間の流れや「駆け抜ける」スピード感を表現します。

後半のハーモニー: 「大空を自由に鳥たちが...」から合唱(和音)が加わり、曲想が大きく広がります。

広がりと開放感: 大空をイメージし、声に広がりを持たせ、伸びやかに歌い上げます。

サビのクライマックス: 「Tomorrow Tomorrow」の繰り返しで、感動的なクライマックスを築きます。


3. 指導・演奏上のポイント

拍子とリズム: 比較的シンプルで覚えやすいリズムですが、勢いに任せず、

      特に細かい16分音符の箇所(「星屑が波の上をすべるだろう」など)を明瞭に発音し、リズムを正確に歌うことが大切です。

息継ぎ(ブレス): 歌詞の言葉が途切れないよう、どこで息を吸うか、メンバー全員で統一しておくことで、曲の流れを損なわず表現できます。

強弱の変化(ダイナミクス): クレシェンド(だんだん強く)やデクレシェンド(だんだん弱く)を意識的に活用し、

              曲にドラマ性を持たせると、より感動的な演奏になります。


 時の流れ いつでも 駆け抜けて 行くから 優しさだけ 忘れずに 抱きしめて いよう

大空を 自由に 鳥たちが 光の中 飛び交うように 夜空から こぼれた 星屑(ほしくず)が 波の上を 滑(すべ)るだろう

 Tomorrow Tomorrow また明日が 素晴らしい夢と 素敵なメロディー 運んできてくれるだろう

Tomorrow Tomorrow 明日を信じて 翼広げ 翔(と)んでみよう

 風の中で 聞こえる かすかな 叫びが 誰かから あなたへの ほんとの 気持ち

旅立つ あなたに 伝えたい とまどいや 悲しみを 越えること 木もれ陽が 空にクロスして 虹のかけらになることを

Tomorrow Tomorrow また明日が 素晴らしい夢と 素敵なメロディー 運んできてくれるだろう

Tomorrow Tomorrow 明日を信じて 翼広げ 翔んでみよう


この曲も有名で、多くの人たちから愛される曲です。

C組らしく、元気いっぱいに表現してくれるとよいですね。

いよいよ今週が本番です。

仕上げに取りかかりましょう。


    記事 風見 一統