5月8日(水)学びのエリア・合同研修会(2)中学校授業体験は、エリアの小学6年生全員に板三中まで来てもらい、9教科(10科目)いずれかの授業を受けてもらう形で行っています。本校の先生方は全員、小学校の職務にも従事できる兼務発令を受けているため、こうした取り組みが可能となっています。 6年生には中学校の教室で、中学校の先生から、中学校の授業をリアルに体験してもらいます。その体験は、半年後に進学する中学校に、親近感をもってもらうきっかけになっています。また、いずれ同級生になるかもしれない3校の6年生どうしの、良い交流の場にもなっているようです。 校長 武田幸雄 5月8日(水)学びのエリア・合同研修会(1)板橋区では「小中一貫教育」を推進しています。そして、その核となるのが「学びのエリア」です。本校と板一小・板八小・中根橋小で構成する学びのエリアは「小中一貫・板三エリア」という名称です。 4校の先生方が合同で実施する研修会は、今回の他にも8月・10月・2月と4回開かれます。その第1回となる本日は、3小学校の先生方に本校までお越しいただき、中学校の授業を参観していただきました。 小学校時代に担任だった先生方は、標準服に身を包んだかつての教え子の姿に目を細めていらっしゃいました。そんな先生方と目が合った生徒の皆さんも、嬉しそうに微笑んだり手を振ったりしていました。 校長 武田幸雄 5月8日(水)本日の授業風景(3)
9年3・4組 数学(少人数)の授業の様子です。
『多項式』の学習で、ちょっとした発展問題に取り組んでいました。先生が取り出されたのは、長さ80cmの針金を折り曲げてつくった1辺20cmの正方形です。「同じ針金を使って長方形をつくるとき、もとの正方形より面積よりが大きくなる長方形をつくれるか」が問題です。 もちろん「つくれる・つくれない」の二者択一問題ではありません。つくれる・つくれないのいずれにしても、その理由を説明する必要があります。知識・思考力・判断力に加え、適切な表現力も求められる問題です。 友達と相談したり、実際に針金を使って説明したりしている人もいます。最後に文字式を使って適切な説明ができた際には、前の記事で紹介した「読み解きのコツ」が各学年で生かされているように感じました。 校長 武田幸雄 5月8日(水)本日の授業風景(2)
8年5組・国語の授業の様子です。
現在使用している国語の教科書には【読み方を学ぼう】というめあての示された教材が載っています。その教材では、文章をしっかり読み解いたり、深く読み味わったりするための「読み方のコツ」を学習します。もちろんその「コツ」は、他教科の教科書を読み解く上でも応用できます。 本日は、説明文『じゃんけんは、なぜグー・チョキ・パーの三種類なのか』の学習です。教材名だけ見ると、一瞬「何が言いたいのか」と思いますが、すぐ「言われてみれば、確かに…」と得心がいくような問いです。 じゃんけんが2種類なら?4種類なら?という仮説を立て、前回の授業で問いに対する自分なりの説明をまとめています。それと筆者の説明の仕方とを比較し、有効な論の展開の仕方と読み解き方を確認しました。 校長 武田幸雄 5月8日(水)本日の授業風景(1)
7年5組・音楽の授業の様子です。
中学校で取り組む最初の歌唱と言えば『校歌』です。音楽室の壁を背に広がる隊形で練習していますが、3番まで歌詞を覚えるのに少し苦労しているようでした。では、ここでKMT(校長ミーニングタイム)です。 その3番の歌詞に【いま協同の よろこびあり】という言葉が出てきますが、同音異義語の【共同】や【協働】との意味の違いはわかりますか? 【共同(一緒に物事を行う)】という意味を基本に【協働】は「役割や立場の違う人が一緒に物事を行う」という側面が強調されます。 一方、歌詞にある【協同】は「同じ目的意識や協力の気持ちをもって一緒に物事を行う」という側面が強調されます。皆で「東京で一番」という夢を共有する板三中には、やはりこの【協同】が合っていますね。 校長 武田幸雄 5月7日(火)本日の授業風景(3)
8年3組・道徳の時間の様子です。
【社会参画・公共の精神】をテーマに、教科書から『行動する建築家 坂 茂』という読み物を使用しています。坂 茂(ばん しげる)さんは、世界各地の被災地や難民キャンプで支援活動をしている実在の建築家です。 授業では、被災地の避難所生活の実態について知り、坂さんが被災地を支援する思いを考えました。同時に、自分にできる社会貢献(学級や学校にできる貢献も含む)を考えました。また、先週受けたばかりの職場体験のガイダンスとも関連させ、改めて「働く目的」についても考えました。 私は、近くにいた○○さんから「校長先生は、なぜ働くのですか?」と尋ねられたので「お金を稼ぐためもあり、社会と繋がっていたいからからでもあり、板三中生を幸せにしたいからでもありますよ」と答えました。 校長 武田幸雄 5月7日(火)本日の授業風景(2)
7年2組・道徳の時間の様子です。
【よりよく生きる喜び】をテーマに、教科書の読み物『挫折から希望へ』を使用しています。12歳でデビューし「天才少女」と呼ばれたバイオリニストの千住真理子さんは、十代後半で大きな壁にぶつかります。 自暴自棄になった千住さんは「死んでしまいたい」とさえ思います。しかし、父親の「ダイヤも磨き続けなければ光らない」という言葉や、ホスピス訪問で末期がんの患者さんから言われた「千住さんの演奏を聴いて、生きていて良かったと思った」という言葉に、また前を向くのでした。 授業では、自分の弱さに負けた経験を振り返ったり、今自分が抱えている課題を考えたりしました。そして、弱さや課題を克服するための方法を班の友達とも共有し、自分なりの考えをまとめました。 校長 武田幸雄 5月7日(火)本日の授業風景(1)
9年2組・道徳の時間の様子です。
『自主・自律』をテーマに、教科書の『町内会デビュー』という読み物を使用した授業です。町内会の合同草刈りに渋々参加した中学生が、自主的に行った作業を通して町会の人々と心を通わせるようになる話です。 似た部分もありますが、同音異義語の【自立】が「援助を受けず1人で物事を行う」という意味なのに対し、テーマである【自律】は「自分で決めた規範・規律に従って物事を行う」という意味です。そう考えると、中学生のとった自主的な行動は【自律】であることがわかりますね。 授業のめあても【自主的に考え、自らを律し、自分の決めたことを実行する判断力を養う】とありました。本校のたった1つの校則『 Be Gentleman(紳士であれ)』についても、改めて考えさせられる授業でした。 校長 武田幸雄 5月6日(月・振休)今週の予定(5/6〜10)
※ 写真は、先週の授業風景です。
5月6日(月) 《 振 替 休 日 》 7日(火)【通常授業】( 火曜日の時間割 ) 8日(水)【通常授業】学びのエリア研修会(5h) 9日(木)【通常授業】 10日(金)【通常授業】PTA総会(図書室)16:00〜 ★ ★ ★ ★ ★ ※7日(火)は、授業時数調整の関係で火曜日の時間割です。 ※8日(水)は、学びのエリアの合同研修会があり、5時間目の授業をエリア小学校(板一小・板八小・中根橋小)の先生方が参観されます。 校長 武田幸雄 5月5日(日・祝)『こどもの日』
今日は祝日『こどもの日』です。国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、1948年(昭和23)【こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する】ことを趣旨に制定されました。
5月5日は、古来「端午の節句」として、全国各地で男児の健やかな成長を祈念する行事が行われていました。そこで、男女を問わず子供の成長を祝い、幸福を願う『こどもの日』として定められたのです。 この日には、お風呂に菖蒲(しょうぶ)を浮かべた「菖蒲湯」に入る風習も残っています。これは、江戸時代の武家で「菖蒲」と「尚武(しょうぶ=武道・武勇を重んじること)」を掛けたとする説があります。 また、今日は柏餅(かしわもち)を食べるという人もいるかと思います。こちらは、柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家系が途絶えない(子孫繁栄)」と縁起を担いだことに由来するようです。 昔から伝わる風習には、それなりの根拠や理由があるのですね。 校長 武田幸雄 5月4日(土・祝)『みどりの日』
今日は『みどりの日』という祝日です。国民の祝日に関する法律(祝日法)によると【自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ】ことを趣旨として制定されました。
この祝日は1989年(平成元)に制定され、2006年(平成18)に5月4日に変更されるまでは4月29日でした。では、一体どういう経緯で日にちが変更されたのでしょうか? その理由は、以下のとおりです。 もともと4月29日は昭和天皇の『天皇誕生日』でしたが、1989年(平成元)、昭和天皇の崩御(お亡くなりになること)に伴い、『天皇誕生日』ではなくなりました。 しかし、ゴールデンウイークを構成する祝日が一日減ってしまうことが、国民生活に与える影響を考慮して、4月29日は『みどりの日』という祝日として残されることになったのです。 さらに2007年(平成19)祝日法の改正により、4月29日は『昭和の日』という新しい祝日として制定されました。そのため『みどりの日』は5月4日に移動することとなり、現在に至っているのです。 校長 武田幸雄 5月3日(金・祝)『憲法記念日』
今日は『憲法記念日』という祝日です。
わが国の最高法規である日本国憲法は、1946年(昭和21)11月3日に公布(法令の制定を正式に国民に知らせること)され、翌年5月3日に施行(その法令の効力を実際に発生させること)されました。 そして【日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する】ことを趣旨として施行日の5月3日が『憲法記念日』に、公布日の11月3日は、日本国憲法が平和と文化を重視していることから『文化の日』になりました。 先日(開校記念日)の朝礼でもふれましたが、その日本国憲法は、板三中と同じ77年の歴史があります。その間、日本の社会のあり方や、日本を取り巻く国際情勢は「激変」といってもよいぐらい変わりました。 一方で日本国憲法は、その77年の間ただの一度も改正されたことがありません。そこで、項目によっては、時代に即して変えていこうとする「憲法改正論議」が交わされています。 改正の是非については意見が分かれますが、9年生の社会科(公民)の授業では必ず日本国憲法を学習します。今日も新聞やウェブ記事、報道番組等で憲法問題を取り上げると思うので、見てみるのも良いでしょう。 校長 武田幸雄 5月2日(木)本日の授業風景(3)
7年3・4組 英語(少人数)の授業の様子です。
本日は、担当の先生以外にALTの先生も入られていました。ALT は「 Assistant Language Teacher(アシスタント・ランゲージ・ティーチャー)」の略で、一般に「外国語指導助手」と訳されます。 本日は、そのALTの先生と授業担当の先生、さらに私も飛び入り参加で、例えば Can you play soccer ?(サッカーはできますか)等と友達や先生に尋ねるアクティビティに取り組みました。多くの友達(先生)と活発な英会話を交わし、自分オリジナルのスポーツチームをつくりました。 一方、連休明けの小テストを予告された時は、少しテンションが下がりました。「やらされる学習習慣」は定着しません。原則として一律の宿題が出ない板三中では「自ら取り組む学習習慣」を確立させてください。 校長 武田幸雄 5月2日(木)本日の授業風景(2)9年生は今後、木片に彫刻を施す製作活動に取り組みます。それに先立って、彫刻刀の使い方について基礎技能の習得を目指していました。めあては【彫刻刀を正しく安全に使うことができる】です。 彫刻刀には、三角刀・切り出し・丸刀(大・小)・平刀と大きく4種の彫刻刀があります。いずれはデザインに応じた彫り方を習得しますが、本日はまず各彫刻刀の正しい持ち方や指の添え方を確認していました。先生が電子黒板に投影してくださる演示も参照に、試し彫りをしました。 言うまでもなく彫刻刀は「刃物」です。使い方を間違えると、自分や友達を傷つけることにもなります。授業のめあてにあった【正しい使い方】と【安全な使い方】はイコールでつながることを覚えておきましょう。 校長 武田幸雄 5月2日(木)本日の授業風景(1)
8年4組・社会(地理)の授業の様子です。
『日本の諸地域』の学習で『九州地方』を取り上げています。自然環境のまとめ学習では「カルデラ」の説明もありました。火山活動によって形成された、大きく陥没した円状の地形のことで、阿蘇山が有名です。 具体的な資料も参照しながら、その阿蘇山の自然も確認しました。皆さんは8年生の国語で『大阿蘇』という詩を学習します。雨の降る広大な草原の姿を描いた詩ですが、今回学習したカルデラや九州各地の降水量の知識などを蓄えておくと、詩の読み取りに必ず役立つでしょう。 後半は「九州地方の産業」に入りました。導入として鹿児島県の指定史跡「土持堀(ツッモッポイ)」という井戸が紹介されました。深さ64mもあるそうですが、それがどんな産業につながるのか楽しみです。 校長 武田幸雄 5月1日(水)本日の授業風景(3)
9年4組・技術家庭(技術分野)の授業の様子です。
『生物の育成に関する技術』の学習で「ミニトマトの栽培」に取り組んでいます。と言っても、Chromebook上でのシミュレーションです。教材用に開発されたシナリオゲームを使用して、ミニトマトを育てます。 画面には、アニメだけでなく実際に栽培に関わった制作者が撮影した写真も使われているため、リアリティーがあります。生徒の皆さんは主人公(トマト栽培従事者)になりきって、病気や害虫への対処、農薬の使用、収穫量、品質の向上等、様々な課題を試行錯誤して乗り越えていました。 以上の過程を実体験をさせるためには、実習教材費として別途1000〜2000円の徴収金が発生します。本校ではDSTPの視点からそれを割愛し、保護者負担金の軽減を目指しています。 校長 武田幸雄 5月1日(水)本日の授業風景(2)
8年1組・保健体育の授業の様子です。
本校の運動会全校種目『組ダンス』の練習です。といっても、いきなり『組ダンス』ではなく、先生からは「ヴァイブスを上げるために、グループごとに好きなダンスでウォーミングアップを」と指示がありました。 「ヴァイブスを上げる」とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、本校では当たり前のように使います。もとはヒップホップなどの音楽界で使われていて、本校では「雰囲気や気分を上げる」といった意味で使います。 体育館に1台あるモニターを使うグループ以外は、パソコンとプロジェクターを接続して動画を壁面に映し出します。やはり運動会の準備体操として行う『ビートイット・ラジオ体操』でヴァイブスを上げるとともに体をほぐしてから(写真・上)、組体操の練習に入りました(同・下)。 校長 武田幸雄 5月1日(水)本日の授業風景(1)
7年5組・英語(少人数)の授業の様子です。
Unit-1『 New School,New Friends(新しい学校と友達)』の学習です。この単元では、相手について尋ねたり答えたりできるようにすることもめあての1つです。be動詞を使った文では、Are you …? と尋ねます。 一方、動作などを表す一般動詞では、Do you …? のように尋ねます。そうした言い回しをしっかり使い分けられるようにするため、ペアワークで尋ねる人と答える人と役割を変えながら英会話をしていました。 ★ ★ ★ ★ ★ なお、この授業とは直接関係ありませんが、昨日本校の英語科教員が交通事故の被害に遭いました。幸い大事には至っておりませんが、今後の治療や回復状況によっては時間割に変更が生じる場合もあります。詳細については本日全校生徒に配付したプリントをご覧ください。 校長 武田幸雄 5月1日(水)臨時朝礼(Meet)校長講話今日5月1日は、本校の開校記念日です。そこで、今日は開校記念日について話をします。 板橋第三中学校が開校したのは、1947年(昭和22)なので、今年は創立77年を迎えたことになります。5月1日に開校式が行われたため、開校記念日もこの日になったようです。なお、その年に入学した1年生は4クラス168名でしたが、以来77年の間に、1万7985名もの卒業生が巣立っています。 1947年といえば、太平洋戦争が終わって2年後です。まだ東京のあちこちに、空襲の焼け跡など戦争の傷痕が残っていたことでしょう。 施設・設備や教材教具も満足にそろわない学習環境の中、きっと当時の生徒や先生方は、日本の明るい未来を信じて、授業をはじめ諸活動に取り組んだに違いありません。 ※ 続きは、下の『おりたたみ記事』をクリックしてください。 |
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