学校日記

7年生 国語

公開日
2025/07/09
更新日
2025/07/09

日々の様子

7年生の国語です。

いよいよ移動教室前日となり、夏休みも目前です。

今日が、読書感想文に向けての最後の授業ということで、

図書室での、気になる一冊!見つかりましたか!?

さてさて、8.9年生は、重々承知だと思いますが、

今年も読書感想文の季節です!時間をかけて、じっくりと

思い出に残る、味のある感想文を仕上げてくださいね!

いつまでも、心に残り、覚えているものです。ぜひ、やらさら感ではなく、

自分が大好きな一冊の本を、自分の作品に残しましょう!

2000字の読書感想文:構成とコツ

【全体構成の例(目安の文字数つき)】

段落  内容                             目安  

①  本を選んだ理由、出会ったきっかけ、あらすじ(簡単に)     300〜400字

②  印象的な場面・セリフ どんな場面が心に残ったか、その理由   400〜500字

③  自分とのつながり 自分の経験と重ねる、考えさせられたこと   500〜600字

④  学んだこと・気づき 読後に変わった考え、得た教訓        300〜400字

⑤  まとめ  これからどう生かしたいか、周りにすすめたいかなど   200〜300字


書き進めるコツ

①【導入】〜本を選んだきっかけ〜

なぜこの本を読もうと思ったのか

 例:「友達にすすめられた」「表紙が印象的だった」「タイトルにひかれた」

あらすじは短く、ネタバレは控えめに!


②【印象に残った場面やセリフ】

どの場面で心が動いたか?なぜ?

登場人物の言葉・行動で印象的だったもの

自分の感情(驚き、感動、共感、怒りなど)を書くと深みが出ます


③【自分と重ねてみる】〜「自分だったら?」〜

本の内容と、自分の体験や考えを結びつける

似たような経験、違う考え方でもOK

自分の弱さや強さと向き合う部分を書くと説得力が出ます


④【学び・気づき】

この本を読んで、どんなことを学んだ?

自分の考え方は変わった?

将来にどう生かせそう?


⑤【まとめ】〜感想文の締め方〜

読んでよかったと思える理由

他の人にもすすめたいか

読後の前向きな気持ちや決意で締める



書く前の準備:読みながらメモしておこう!

一番心に残ったシーンは?

好きな登場人物は?なぜ?

自分と重ねて考えられることは?

読んで変わったこと・学んだことは?



上級編!ここが大切だよ!読書感想文の書き出しのコツ

インパクトある書き出しで、惹きつけよう!

1. 「どうしてこの本を読んだのか」から始める

例: 「友達がすすめてくれたこの本を読んで、最初は正直あまり期待していませんでした。」

   「図書室でこの本の表紙を見たとき、“これはただの物語じゃない”と直感しました。」

   「タイトルを見て、自分の悩みに少し似ているかもしれないと思い、この本を手に取りました。」

ポイント:

自然な気持ちや出会いのきっかけを書くことで、読みやすい導入になります。


 2. 「読み終えたときの気持ち」から入る(印象重視)

例:「本を読み終わったとき、私はしばらくページを閉じることができませんでした。」

  「この本は、読んでいるうちにまるで自分が物語の中にいるような気持ちになりました。」

ポイント:

強い感情や印象を書いておくと、続きを読みたくなります。


3. 「日常と結びつけて」始める(共感型)

例:「私はよく、何かに失敗するとすぐにあきらめてしまいます。そんなときに出会ったのが、この本でした。」

  「最近、友達との関係で悩んでいた私は、この本の登場人物に自分を重ねてしまいました。」

ポイント:

読書前の自分の状況とリンクさせると、読み手も感情移入しやすくなります。


4. 「本の内容を少し紹介」しながら導入する

例:「この本は、ひとりの少年が大きな失敗を乗り越えていく物語です。最初は平凡な話だと思っていましたが、

   読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。」

ポイント:

あらすじの“紹介だけ”ではなく、「どう思ったか」をセットにしましょう。


他にも、たくさんありますが、ぜひ自分ならでは!を大切にしてください。

私が、授業で説明する時には、このようなポイントを整理して、

動機付けを大切にしています。

長い夏休みに、取り組むのは他ならぬ自分自身だからです。

最高の一冊にこの夏、出会うところから物語が始まります。

中台中では、ビブリオバトルは開催していませんが、ぜひ他の人がその本を読みたくなるような

そんな素敵な感想文を創作してほしいと思います。

がんばってくださいね!


  記事 風見 一統