今日もしっかり水分補給!七夕がやってくるぞ!
- 公開日
- 2025/07/04
- 更新日
- 2025/07/04
日々の様子
今日も朝から気温が急上昇中です。
暑い1日になりそうです。水分補給をこまめに行いながら、
体調管理をしていきましょう。
さて、昨日の生徒会企画の七夕に願いを込めて!
放課後と朝の時間帯を利用して、短冊がみるみるまに増産されていました。
受験のことや部活のこと・・・・
なかには、個人的なことや社会的なこと・・・
様々な思いが綴られています。
毎年、七夕はきれいに晴れませんが、
今年はどうなるのでしょうか・・・
七夕(たなばた)は、日本や中国などで祝われる伝統的な行事で、毎年7月7日に行われます。
特に日本では、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が一年に一度、天の川を渡って会える日とされています。
この物語は、中国の「牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)」伝説に由来しており、日本でも奈良時代に伝わり、宮中行事として発展しました。
七夕の伝説
織姫(おりひめ):天帝の娘で、はた織りがとても上手な働き者。
彦星(ひこぼし):牛を飼っているまじめな青年。
二人は恋に落ちて結婚しますが、仕事をおろそかにしてしまったため、天帝の怒りを買い、天の川の両岸に引き離されてしまいました。
しかし、二人の愛を哀れんだ天帝は、年に一度、7月7日だけ会うことを許したという話です。
日本の七夕の風習
短冊(たんざく)に願いを書く
笹の葉に色とりどりの短冊を吊るし、願いごとを書く風習があります。
七夕飾り
折り紙で作った飾り(星、鶴、網、紙衣など)を笹に飾ります。
七夕まつり
仙台の「仙台七夕まつり」など、全国各地で盛大に祝う地域もあります。
短冊の願いは、心の鏡
七夕で短冊に願いごとを書くのは、ただの習慣ではありません。
古代では「乞巧(きこう)」という風習があり、女性たちが裁縫の上達を願い、星に祈っていました。
でも本当は、「上達を願う」という形で、未来の自分への希望を星に託す行為でもあるのです。
七夕の短冊は、言葉に出せない本音や夢を、そっと空に預けるための秘密の手紙とも言えるでしょう。
星に願うという「信じる力」
七夕は、科学では説明できない「信じる力」が根底にあります。
会えない二人が、本当に星空で会っているのか?
天の川に橋をかけるカササギたちは実在するのか?
それはわからないけれど、人々は千年以上も、この日を信じ、願いを託してきました。
つまり七夕の本質とは、「叶うかわからない夢にも、心から願う価値がある」という人間の強さと優しさなのです。
七夕の本質は、「願うことを諦めない心」。
それがきっと、空より高く、星より遠くへ、想いを届けてくれる。
七夕にちなんだ詩を創作してみよう!みなさんは、どんな想いを言葉にのせますか!?
『七夕の神秘』
ひとときの星が 空にほどけ
年に一度の 言葉がこぼれる
逢えぬ時間が 想いを育て
遠い距離さえ 約束になる
願いは声に出さなくても
笹の葉が そっと覚えていてくれる
誰にも見えない 天の川の橋は
ほんとうは 心の中に架かっている
指先で触れた ひとすじの星
それがあなたへと続いていると
信じられる夜が、
今夜です。
日本の伝統を大切にしつつ、年中行事を、様々な視点で楽しめる人間になってくださいね。
記事 風見 一統