9年生 弁護士の先生による特別授業!
- 公開日
- 2026/03/10
- 更新日
- 2026/03/10
日々の様子
昨日に引き続き、本日も弁護士の先生にお越し頂き、
9年生を対象に、社会にでていくために役立つ知識を
勉強させていただきました。
概要版
今日は、就職や、アルバイトをすることになった時の
知識を学ぶことができました。
アルバイトとして働く際、自分を守るための「労働基準法」を知っておくことは非常に重要です。
雇う側(雇い主)と働く側(あなた)は対等な契約関係にあります。
アルバイトだからといって、権利が蔑ろにされることはありません。
最低限知っておくべきポイントについて
アルバイトの基本権利
1. 時給と最低賃金
最低賃金: 都道府県ごとに「これ以上低くしてはいけない」という時給が法律で決まっています。
これより低い時給で契約しても、それは無効であり、差額を請求できます。
試用期間: 「研修期間中だから最低賃金以下」というのも原則認められません。
2. 休憩時間のルール
労働時間に応じて、必ず以下の休憩を与えなければならないと法律(労働基準法第34条)で決まっています。
6時間を超える勤務:少なくとも45分
8時間を超える勤務:少なくとも60分
※休憩時間は「労働から完全に解放されている時間」です。
電話番をしながらの休憩などは、実は労働時間に含まれます。
3. 残業代(割増賃金)
アルバイトでも、一定の条件を超えると時給がアップします。
時間外労働: 1日8時間、または週40時間を超えた場合、時給が25%以上アップします。
深夜労働: 22時から翌朝5時までの勤務は、時給がさらに25%以上アップします。
「ブラックバイト」とは?
学生や若者の知識不足につけ込み、学業に支障が出るような不当な働かせ方をするアルバイトを指します。
以下のような特徴があれば要注意です。
シフトの強要: 「テスト期間なのに休ませてくれない」「代わりを見つけないと休めない」と言われる。
給与の未払い: 準備時間(着替えや開店準備)や片付けの時間に給料が出ない、1分単位で計算されない。
罰金・自腹購入: ミスをしたら給料から天引きされる、売れ残った商品(恵方巻きやケーキなど)を無理やり買わされる。
辞めさせない: 「今辞めたら損害賠償を請求する」といった脅し。
もし「おかしいな」と思ったら
一人で悩まず、まずは客観的な記録を残すことが大切です。
証拠を残す: シフト表、実際の勤務時間のメモ、給与明細を保管する。
相談窓口を利用する:
労働条件相談ほっとライン: 厚生労働省の委託事業で、夜間や休日も電話相談が可能です。
労働基準監督署: 明らかな法律違反がある場合に指導・勧告を行ってくれる公的機関です。
アドバイス:
「みんな我慢しているから」と自分を納得させる必要はありません。
法律は、あなたが健全に働き、学業や私生活と両立させるために存在しています。
法律を学ぶことは、自分を守ることに直結します。
逆に、法律を知らないと、うまく歯車にのせられて気がついたときには・・・・
なんてことも。
興味をもったり、知りたいと思った時がチャンス到来です。
自分の意欲が高い時に、ぜひ多くの知識を学んでほしいと思います。
9年生は、早い人だと4月以降に、アルバイトに挑戦する人もでてくるかもしれません。
社会にでるということは、自分の身は自分で守ることは基本です。
必要な装飾品となる知識を蓄えて、成長していってください。
今日は、貴重なお話を聞きながら、学べましたね。
弁護士の先生、ありがとうございました。
記事 風見 一統