学校日記

おいしい給食「麻婆豆腐」

公開日
2025/11/06
更新日
2025/11/06

日々の様子

11月6日(木)

今日のメニューは、ご飯、麻婆豆腐、カリカリ油揚げのサラダ、牛乳です。

麻婆豆腐

麻婆豆腐の主な特徴

麻婆豆腐の最大の特徴は、四川料理ならではの辛味と旨味、そして独特の痺れにあります。


麻(マー):花椒(ホアジャオ/かしょう)という香辛料による舌が

     痺れるような辛さを指します。これが麻婆豆腐の個性的な風味の源です。

     また、「麻婆」の名の由来とされる女性の顔のあばた(痘痕)も「麻子(マーズ)」と呼びます。


辣(ラー):唐辛子や豆板醤(トウバンジャン)による、カッと熱くなるような刺激的な辛さを指します。


その他の要素:豆腐: 絹ごし豆腐などの柔らかな豆腐を使うのが一般的です。

      挽肉: 牛肉または豚肉の挽肉が使われます。

      調味料: 豆板醤、豆豉(トウチ)、甜麺醤(テンメンジャン)などが使われ、複雑なコクと旨味を生み出します。

      葉ニンニク: 本場四川では、ネギではなく葉ニンニクが使われることが多いです。

      この「麻」と「辣」のバランスが、麻婆豆腐の奥深さを形作っています。


歴史と名前の由来

麻婆豆腐は、清王朝の末期、今から約150年ほど前の四川省・成都で誕生したとされています。

発祥の地: 四川省 成都(せいと)

生みの親: 陳劉(ちんりゅう)氏という女性(通称、陳麻婆)。

名前の由来:

彼女の顔には天然痘によるあばた(麻子)があったため、お客さんから「あばたのおばさん(麻婆)」と呼ばれていました。

彼女が営む店の豆腐料理は「陳麻婆の豆腐料理」として評判になり、後に「麻婆豆腐」という名前で広まっていきました。

彼女の店は現在も「陳麻婆豆腐店」として知られる有名店です。


 日本での普及

日本に麻婆豆腐が広く知られるようになったのは、1970年代頃です。

普及の立役者: 四川省出身の料理人である陳建民(ちんけんみん)氏(料理人・陳建一氏の父)。

陳建民氏は、日本人の口に合うように辛さを調整したり、甜麺醤などを使って旨味と甘味を加えるアレンジを加えました。

テレビの料理番組などで紹介されたことで、日本でも一般家庭の料理として広く親しまれるようになりました。

麻婆豆腐は、シンプルな材料ながらも、奥深い「麻辣」の辛さがやみつきになる魅力的な料理です。


カリカリ油揚げのサラダの魅力

このサラダの最大の魅力は、その食感にあります。

食感のコントラスト:油揚げをカリカリに焼くことで、豆腐とはまた違った香ばしい歯ごたえが生まれます。

         シャキシャキとした野菜とのコントラストが楽しく、満足感のあるサラダになります。

和の旨味とコク:大豆製品である油揚げは、サラダに深いコクと旨味をプラスします。

       和風ドレッシングと合わせることで、全体がまとまり、ご飯にも合うおかずサラダになります。

手軽なタンパク質:油揚げは手軽に摂取できる植物性タンパク質であり、サラダの栄養価を高めてくれます。


カリカリ油揚げの作り方

ポイントは余分な油を切ることとじっくり火を通すことです。

下準備(油抜き):油揚げの表面に熱湯をかけるか、キッチンペーパーで軽く押さえて余分な油を取り除きます。

こうすることで、より香ばしく、カリカリになりやすくなります。

加熱方法:オーブントースター: 細切りにした油揚げを広げ、途中で裏返しながら

焼き色がつくまで(目安は5~7分程度)焼くのが最も手軽です。

フライパン: 油をひかずにフライパンに入れ、木べらなどで押さえつけながら、中火〜弱火で両面をじっくりと焼きます。

魚焼きグリル: オーブントースターと同様に、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。

仕上げ:焼き上がった油揚げは粗熱を取ってからサラダに加えます。

熱いうちにドレッシングと和えると、油揚げのカリカリ感が損なわれてしまうことがあるため注意が必要です。

相性の良い野菜とドレッシングカリカリ油揚げは和の食材と相性が抜群で、特にシャキシャキとした食感の野菜と合わせるのがおすすめです。


おすすめの具材

水菜、大根: シャキシャキとした食感が油揚げとよく合います。

キャベツ、レタス: 定番の葉物野菜で、油揚げの香ばしさを引き立てます。

青じそ、ねぎ、かいわれ大根: 風味を加えたいときに最適です。

ちりめんじゃこ、ツナ: さらに旨味と栄養をプラスできます。


おすすめのドレッシング

カリカリ油揚げは和風のドレッシングと組み合わせるのが一般的です。

ドレッシングの種類おすすめの味付け

和風醤油ベース醤油、酢、ごま油をベースに、かつおぶしや塩昆布を加えて旨味をプラス。

最も定番で間違いのない組み合わせです。ごま系練りごまやごま油を使ったドレッシング。

油揚げのコクとごまの風味がよくマッチします。


青じそ系

さっぱりと食べたいときにおすすめ。

油揚げの重さを和らげてくれます。ゆず・ポン酢系柑橘の酸味で、よりさっぱりと爽やかに仕上がります。

シーザー風和風シーザードレッシングや、温泉卵と合わせて洋風にアレンジするのも人気です。


今日は、中華の鉄板メニューでしたね。

唐辛子のパンチが効いて、食欲をそそりましたね。

今日は、鉄分もたくさん摂れるメニューでした。

なぜなら、豆腐には鉄分がたくさん含まれているからです。

今日の給食を完食することで、一日に必要な鉄分の4割を補給できています。


バランス良く3食摂ることで、栄養バランスに優れた身体を整えていきましょう。

給食室への感謝も忘れずに、午後の活動に励みましょう。



              記事 風見 一統