おいしい給食「バンバンジー麺」
- 公開日
- 2025/09/25
- 更新日
- 2025/09/25
日々の様子
+4
9月25日(木)8年生 職場体験 2日目
今日のメニューは、バンバンジー麺、めかぶと豚キムチの春巻き、梨、牛乳です。
8年生が職場体験2日目です。今日は、まずは、ささみを手で裂いていく作業に
従事しました。
今日は、1学年分だけど、本来はこの3倍の分量だよ。
と、教えられ天を仰ぎ、1時間程度の作業で達成感を得ていた
自分自身に呆然としていたようです。
給食室の日頃の凄さ!を実感しましたね。なおさら、給食に対しての
感謝の気持ちがわいてきたのではないでしょうか。
ぜひ、体験していない他の生徒にも伝えてあげましょう。
バンバンジーの概要
発祥地: 中国の四川省(しせんしょう)
特徴: 茹でた鶏肉ときゅうりなどの野菜に、濃厚なごま風味のタレをかけていただく料理です。
名前の由来: 「棒棒鶏」という漢字が示す通り、かつては鶏肉を柔らかくするために「棒」で「叩いた」(バンバンと)ことから
この名前がついたという説が有名です。
料理の主な構成要素
① 鶏肉(主役)
部位: 一般的には鶏むね肉やささみが使われますが、もも肉を使うこともあります。
調理法: 茹でるか蒸して火を通します。パサつきを防ぐため、熱湯で茹でた後に火を止めて余熱でじっくり火を通す方法や、
ゆで汁の中で冷ます方法がよく用いられます。
切り方: 火を通した後に、包丁で細切りにするか、手で裂くことが多いです。手で裂くことでタレがよく絡み、食感もふんわり仕上がります。
② 野菜
定番: きゅうりの千切りが定番です。シャキシャキとした食感が、しっとりとした鶏肉と濃厚なタレの良いアクセントになります。
その他: トマトやレタス、長ねぎなどを一緒に盛り付けることもあります。本場四川では、
野菜を生で食べる文化がないため、本来は鶏肉とねぎの細切りだけのシンプルな冷菜だったという説もあります。
③ ごまダレ(決め手)
基本: 練りごまをベースに、醤油、酢、砂糖、ラー油などを加えて作ります。
味のポイント: 練りごまの濃厚なコクと香ばしさ、酢の酸味、砂糖の甘み、そしてラー油や豆板醤などによる
ピリッとした辛みが複雑に絡み合い、食欲をそそります。
仕上げ: タレは食べる直前にかけることで、鶏肉や野菜から水分が出て味が薄まるのを防ぎ、おいしさが保たれます。
調理のポイント
鶏肉をしっとり仕上げる: 鶏肉を茹でる際は、沸騰させ続けないのがポイントです。火を止めて余熱でじっくり火を通すと、
パサつかず、しっとりと柔らかく仕上がります。
タレを美味しくする: 練りごまと醤油や調味料を混ぜる際、最初に練りごまと醤油を丁寧に混ぜ合わせてから他の調味料を加えたり、
香味野菜(ネギ、生姜、にんにくなど)を加えたりすると、風味豊かなタレになります。
春巻きとは
春巻きは、中華料理の点心(てんしん)の一種です。豚肉や野菜、春雨などを炒めてとろみをつけた具材を、
小麦粉で作った薄い皮で包み、油で揚げた料理です。外はパリッと香ばしく、中はとろりとした餡の食感が楽しめます。
名前の由来と歴史
春巻きのルーツは、古代中国の行事食にあるとされています。
原型は「春餅(チュンビン)」
春巻きの原型は、立春(りっしゅん)や春節(旧正月)の時期に食べられていた「春餅」という料理です。
春の訪れを祝い、春に芽吹く新鮮な野菜(五辛と呼ばれる辛味のある野菜など)を、小麦粉でできたクレープ状の薄い皮で巻いて食べていました。
「春巻き」という名前は、まさにこの「春の野菜を巻く」という風習に由来しています。
もともとは焼いたり蒸したりして食べられていましたが、特に広東地方などで、油で揚げるスタイルが普及し、
飲茶の一品や家庭料理として定着しました。揚げることで保存性も高まり、パリパリとした食感も生まれました。
春巻きを失敗しない作り方と揚げるコツ
春巻きをパリッと美味しく仕上げるには、いくつかのコツがあります。
具材の水分処理
炒めた具材は、水溶き片栗粉でしっかりととろみをつけ、水分を閉じ込めます。これにより、揚げた時に皮が破裂するのを防ぎます。
餡(具材)は必ずしっかり冷ますこと。熱いまま包むと皮が湿気て破裂の原因になります。バットに広げて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。
包み方のコツ
皮のざらざらした面を内側(具材に当たる側)にして包みます。
包む際は、中の空気を抜くようにぴっちりと巻きます。空気が入っていると揚げた時に膨張して破裂しやすくなります。
巻き終わりは、小麦粉を水で溶いた「のり」でしっかりと止めます。
揚げ方のコツ(二度揚げ)
春巻きは、低温からじっくり揚げるのが基本です。
低温(約160℃)でじっくり揚げて、皮の水分をしっかり飛ばし、中まで火を通します。
仕上げに高温で短時間揚げます。
きつね色になったら一度取り出し、油の温度を高温(約180℃)に上げてから再度揚げます。
これにより、油切れが良くなり、パリッとカラリとした食感に仕上がります。
今日の中華料理は、とっても美味しく最後の一滴のスープまで
おいしくいただける味加減でしたね。
8年生が、がんばって調理に携わっていることを考えると、
なおさら、美味しく感じるものですね。
これを、愛情スパイスというのかもしれませんね。
今日も、感謝の気持ちを忘れずに、おいしく頂き、午後の生活も
一生懸命に過ごしましょう。
明日からは、9年生も学校にもどってきます!
益々、忙しくなりそうです。
記事 風見 一統