7年 国語
- 公開日
- 2025/09/12
- 更新日
- 2025/09/12
日々の様子
7年生の国語です。
説明的文章「1000円の価値を考える」という題材を扱って授業がすすんでいます。
読解のポイント
筆者の主張(言いたいこと)は何か?:
筆者は、「1000円」を例に、私たちが普段当たり前だと思っているものの価値について、多角的な視点から考えさせることを目的としています。
単なるお金の話ではなく、「価値とは何か」 という哲学的な問いを投げかけている点を読み取りましょう。
具体例の役割は?:
文章中には、例えば「友達とのランチ代」「好きな本を買うお金」など、様々な1000円の使い道が挙げられているはずです。
これらの具体例は、抽象的な「価値」という概念を、私たちにとって身近で、
イメージしやすいものにするために使われています。それぞれの例が、どのような価値観を表しているのかを考えながら読み進めると良いでしょう。
「価値」の多様性を理解する:
この文章の核心は、「1000円の価値は人によって違う」 ということです。
ある人にとっては「おいしい食事」の価値が最も高く、別の人にとっては「知識」や「体験」の価値が高いかもしれません。
単一の正解があるのではなく、多様な価値観が存在することを理解することが重要です。
考えられるテーマ
お金と価値の関係: お金は単なる交換手段ですが、そのお金を使うことで、私たちは様々な「価値」を手に入れています。
その「価値」には、物質的なもの(例:商品)だけでなく、精神的なもの(例:喜び、安らぎ)も含まれることを考えましょう。
消費行動と自己: 私たちが何に1000円を使うかという選択は、その人の興味や関心、ひいてはどのような人間でありたいか
という価値観を映し出しています。この文章を読むことを通して、自分の消費行動を振り返り、
自分にとって本当に大切なものは何かを考えることができます。
見えない価値の発見: 「1000円」の背景には、それを稼ぐために費やされた時間や労働、
そしてそのお金で作られた商品に関わる多くの人々の努力があります。目に見えるお金の額だけでなく、
その裏に隠された「見えない価値」 に気づくことも、この文章の重要なテーマです。
この文章の読解を通じて、自分自身と社会について、新しい視点から考えを深められると良いですね。
記事 風見 一統