9年生の美術では、毎年恒例の制作課題「15歳のわたし」に取り組んでいます。これは、自分の顔写真をもとに、白黒コピーを階調で分割し、色面構成として再構成する作品で、色彩表現を深く学ぶことができます。

　今日の授業の目標は、①自分の顔を明度に応じて分割すること、②ケント紙への転写を完成させること、③混色カードを使って配色計画を立てること、の3点でした。

　配色計画では、「同一色相」または「類似色相」を基本にし、影の部分には明度の低い色、明るい部分には明度の高い色を用いることで、自然な立体感を表現する工夫が求められます。生徒たちは色番号を確認しながら、色見本と絵の具を見比べ、理想の色に近づけるため試行錯誤していました。

　自分の顔を題材にしたこの課題は、自己表現と色彩感覚の両方を養う貴重な学びの場となっています。完成が今から楽しみです。

　7年生の国語では、「好きなものを紹介しよう」をテーマにスピーチづくりに取り組みます。初回の授業では、「スピーチの話題について考えることができる」を目標に学習を進めました。

　授業の前半では、先生からスピーチづくりのポイントについて説明を受けたあと、参考となる見本スピーチの映像を視聴しました。内容や話し方に注目しながら、発表のイメージを膨らませます。

　後半は、いよいよ自分のスピーチメモづくりに取りかかります。発表時間は1分半から2分を予定しており、生徒たちは「伝わる声で話す」「聞く人の興味を引く内容にする」など、自分なりの目標を立てて、構想を練り、言葉を選びながら原稿を推敲し始めました。

　話題は、日常生活の中から自分の「好きなもの」を見つけ出し、どのように伝えたら魅力が伝わるかを考えながら準備を進めています。本番の発表が今から楽しみです。

　8年生の数学では、「速さ」に関する連立方程式の学習が進んでいます。今回はその単元を扱った研究授業が行われ、目標は「速さの問題から連立方程式を作り、その過程を説明できるようになること」でした。

　授業の前半では、まず「速さ」の基本を復習したあと、教科書の例題に個人で取り組みました。途中、パドレットに提示されたヒントをもとに、式の立て方を整理しながら考えを深めていきました。

　後半のグループ活動では、情報を「線分図」「表」「言葉の式」など、さまざまな方法で整理し、それぞれの代表生徒が発表を行いました。

　言葉の式を用いたグループは、文章で関係を明確にしながら式を導き、表を使ったグループは、速さ・時間・道のりを数値で比較して整理していました。線分図を使ったグループは、関係性を視覚的に捉えて分かりやすく表現していました。

　自分に合った方法で情報を整理することで、式を立てやすくなることを実感できた授業となりました。今回の学びは、今後の問題解決にもつながっていくことでしょう。

　7年生の美術では、「本物そっくりのおせんべい作り」に取り組んでいます。今日のめあては「形や色を本物に近づけること」です。

　机の上には絵の具や水、パレットを作業しやすく配置し、実物のおせんべいを横に置いて、粘土をこねたり色をつけたりしながら制作を進めていました。

　教室の前方には、現在「和菓子作り」に取り組んでいる8年生が、昨年度に制作した「おせんべい」が見本として展示されています。「先輩を超える」を意識しながら制作できるよう配慮されています。

　使用している粘土はとても軽く、「絵の具を混ぜてもよくのびる」「コシがあるのに柔らかい」といった特徴があり、練り込みや造形もスムーズに行えます。

　どんな作品が完成するのか、楽しみです。

　生徒会本部より、定期考査まで２週間を切った仲間たちに勇気ややる気を与えてくれる名言の紹介がありました。

・良いと知っていることをきちんと行動に移す（Charles Monroe Schu）

・真剣だからこそ、ぶつかる壁がある（松岡修造）

・何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ（高橋　尚子）

・努力した者が成功するとは限らない。だが、成功した者は必ず努力している。（Ludwig van Beethoven）

・努力することが才能だ（硲伊之助）

・努力すれば報われる?違うだろ、報われるまで努力するんだ。（リオネル・メッシ）

・誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者　それが天才だ（野口英世）

　お気に入りはありましたか？

生徒会長より

　運動会が終わり、7年生のみなさんも中学校での生活にだいぶ慣れてきた頃ではないでしょうか。

　今月は、17日と20日に期末考査があります。

　期末考査は、これまでに学習した内容をどれだけ理解できているかを確認する大切なテストです。

　分からないところがあれば、先生や友達に積極的に質問し、できるだけ不安な部分を減らしておくとよいと思います。範囲が広いため、計画的に学習を進めることも大切です。自分のベストを尽くせるよう、しっかり準備をして臨みましょう。

　また、2学期に予定されている7年生の移動教室や、9年生の修学旅行、文化発表会に向けた準備も始まっています。運動会と同じように、行事は真剣に準備をすればするほど充実したものになり、大きな達成感を得ることができます。

　運動会で学んだことを生かし、実行委員を中心に、学年全体で協力して準備を進めていきましょう。

　今月も茶華道部の活動で生けたお花が、昇降口付近の廊下に展示されています。今月の花材は、フトイ、スカシユリ、ブルーレース、ナルコユリの4種類です。

　スラリとした茎が特徴のフトイは、シンプルな美しさで全体に動きとバランスをもたらしています。スカシユリは、明るく華やかな花姿が目を引き、アクセントとして全体を引き締めています。ブルーレースは繊細な青い花がレースのように広がり、涼やかで上品な印象を演出。ナルコユリは小さな鐘形の花が茎に沿って並び、控えめながらも清楚な雰囲気を添えています。

　それぞれの花が調和し、見る人に季節の移ろいと癒やしを届けてくれます。学校に訪れた際は、ぜひ足を止めてご覧ください。

　小学校の頃には全く華道経験がない7年生部員でも、このように見栄えのする作品となっています！

（１枚めの写真は、自分の作品をChromebookで記録として撮影しているところです。）

　新入生を迎えるために植えたチューリップの球根を掘り起こす時期になりました。急きょ日程が決まったにもかかわらず、多くの生徒がボランティアとして活動に参加してくれました。

　教育実習生の最終日に、保健体育の研究授業が行われました。バスケットボールの3回目の授業で、目標は「チームの課題を改善し、実践に生かすこと」でした。

　このクラスにはバスケットボール部の生徒もおり、専門的な知識をチーム内で共有する様子が見られました。実習生の先生の指示は簡潔でわかりやすく、「集合！」の声かけには、周囲に声をかけて行動するリーダー的な生徒の姿も印象的でした。

　生徒たちは話し合いを通じて、「最後まであきらめずに守る」「身長差がある相手にはバウンドパスを使う」「空間を意識してプレーする」「ゴール下のシュートを練習する」など、具体的な改善策を考えることができました。

　実習の締めくくりにふさわしい、活気あふれる授業となりました。

　1年生の数学では、「正負の数」を学習中です。今回の授業では、数の範囲と四則計算の関係について考えました。

　はじめに、1～4の数字を使った4マス計算に取り組み、加法や乗法は自然数で答えられる一方、減法では負の数、除法では小数や分数が出てくることに気づきました。

　続いて、「どの計算の結果が自然数になるか？」を考え、自然数だけではすべての計算を表せないことを確認しました。

　授業の後半では、「自然数」「整数」「小数・分数」などの数の集まり＝“集合”の考え方を通して、計算の世界が広がっていくことを学びました。最後に、タブレットで振り返りを行い、学んだことを整理しました。

　6月の専門委員会と中央委員会が開かれ、各委員会は5月の生徒総会で承認された活動方針をもとに、今月の目標や具体的な取組を話し合いました。

　また、7月初旬に実施される「いじめ撲滅週間」に向けての協議も行われました。生徒会本部からは、「いじめ撲滅週間は、いじめのない学校をめざし、思いやりの心や『いじめを許さない』という意識を高めるための期間です。大切なのは、この意識を日常的に持ち続けることです」との説明がありました。

　取組は、各委員会が案をまとめ、中央委員会で確認・協議のうえ決定します。内容によっては、複数の委員会が合同で活動することもあります。

　今後も、生徒主体の取組を通して、「いじめをしない・させない・見逃さない」意識を学校全体で育んでいきます。

　なお、この生徒会・委員会活動には、板橋区教育委員会の指導主事の先生が密着取材中です。6月30日の専門委員会や、いじめ撲滅週間中の取組の様子も取材予定です。

　数学科の初任者による研究授業が行われました。単元は「平方根」で、授業の目標は「根号のついた数を変形し、√（ルート）の中を簡単にする方法を説明できるようにする」ことです。

　授業のはじめに前回の学習内容を振り返り、学びを確認したのちに、配付されたワークシートを使いながら、本時の学習に取り組みました。

　生徒たちは、「√108をa√bの形に変形する」などの問題に挑戦し、途中では友達同士で教え合いながら理解を深めました。後半には、指名された生徒が黒板に立ち、自分の考えを全体に説明する姿も見られました。

　授業のまとめでは、「変形」「ある数の２乗」「素因数分解」の３つのキーワードを使い、平方根の表し方を整理し、授業を終えました。

　この日の自立活動では、「文字のバランスを考えて丁寧に書く」「桐ヶ丘高校の入試について知る」の2つを目標に、作文の練習に取り組みました。

　生徒は、事前にPCで入力してきた作文をもとに、原稿用紙への書き写しに挑戦。与えられた37分間でどれだけ丁寧に写せるかを計測したところ、480字ほどを完成させることができました。

　授業では、先生が作文の内容を添削・校正しながら、原稿用紙の使い方（タイトルや氏名の位置、マスの使い方、行末の読点の入れ方など）について細かく指導を行いました。また、「飛ぶ」と「跳ぶ」の使い分けや、算用数字と漢数字の使い方の違い、「月」と「日」など似た字形の区別にも注意を促していました。

　丁寧に書くことと、時間内に完成させることの両立に向けて、今後も練習を重ねていきます。

　教育実習生による数学の研究授業が行われました。課題は「正負の数を使って、平均を求める工夫を考える」こと。バレーボール選手6人の身長データを使い、通常の計算より簡単に平均を出す方法を探りました。

　生徒はまず、基準となる身長を自分で決め、その差をもとに平均を求める方法に挑戦。どの値を基準にするか考えたあと、班ごとに意見を出し合い、代表生徒が電子黒板で自分の考えを発表しました。

　後半では、負の数を使うことで計算がさらに簡単になることにも気づきました。生徒の対話や発表が活発に行われる中、実習生の先生も声掛けや個別支援など、これまでの実習の成果をしっかり発揮していました。

　最後に、振り返りをタブレットで入力し、自分の学びを整理して授業を終えました。

　9年生は国語の授業で、「条件に応じて説得力のある文章を書く」課題作文に取り組んでいます。この日の目標は、「資料を適切に引用し、説得力のある文章を書くこと」でした。

　授業は漢字テストから始まり、構成確認のチェックを受けた後、PCを使って作文の入力へ。今では、国語の授業でもデジタルでの提出が当たり前になってきています。使用した資料は「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査（令和5年度）」。生徒は関心のあるデータを選び、読み取れること、自身の体験や見聞、それに基づく考えを順にまとめていきました。200字を超える力作も多く見られました。

　完成後はGoogle Classroomにリンクを貼り、互いの作文を読み合いコメントを記入することになります。次回の授業でも引き続き相互にフィードバックを行う予定です。

　運動会の最後を締めくくるのは、学級対抗リレーです。各クラスの代表選手8人が、クラスの勝利をめざして全力でバトンをつなぎました。結果は、7年生が黄色2組、8年生と9年生はいずれも緑色3組が1位を勝ち取りました。

　この結果、総合成績でも全学年で緑色3組が優勝という快挙となりました。

　閉会式での実行委員長の言葉では、「先輩方を超えることができたと思います！」と、これまでの努力を誇る力強いメッセージが述べられ、運動会は大きな達成感とともに幕を下ろしました。

　早めの昼休みをとり、午後の部は12時10分からスタートです。

　最初の種目は、部活対抗リレーです。各部活動の有志メンバーによるエキシビション競技で、女子の最速No.1を決める女子レース、男子の最速No.1を決める男子レース、そして日頃の活動の成果を披露するパフォーマンスレースの3本立てで行われました。各チームが個性あふれる走りや表現で会場を盛り上げました。

　続いては学年種目。7年生の「LOOP & ROPE」では、どのクラスも予行より記録を伸ばし、緑色3組が455回で1位、赤色1組が414回で2位、黄色2組が399回で3位、青色4組が361回で4位となりました。8年生の「志五中ハリケーン」では、緑色3組が1位、黄色2組が2位、赤色1組が3位という結果でした。9年生の「TUG OF WAR」は3クラス同時に行う初戦で緑色3組が2勝となって1位を確定、赤色と黄色の直接対決では赤色が2勝し、2位となりました。

　全員リレーで会場が盛り上がったあとは、各学年による演技の披露が行われました。

　7年生は「大江戸ダンス」、8年生はリズムダンス「Mela!」、そして9年生は迫力の「ソーラン節」。たくさんの観客の前で、どの学年も堂々と演技を披露しました。

　本番前には、それぞれが円陣を組み、仲間と成功を誓い合う姿も見られました。演技では、どの生徒も振り付けだけでなく表情まで意識して“魅せる”ことを大切にしており、これまでの練習の成果がしっかりと表れていました。

　来賓席からは、「9年生にもなると大人の演技ですね」といった声も聞かれ、最高学年らしい風格を感じさせる仕上がりに、拍手が送られていました。

　昨日の順延を経て、令和7年度の運動会を無事に開催することができました。

　昨日一日、休みが入ったことで、これまで練習で追い込んできた体を少し休める時間になったかもしれません。

　この日を迎えるまで、保健体育の授業はもちろん、学年練習や予行練習など、生徒たちは本当によくがんばってきました。特に直前の2週間は、生徒の運動会実行委員長をはじめ、各クラスの実行委員が中心となって準備を進めていました。

　もちろん、競技の勝敗も大切ですが、それ以上に今日という日を迎えるまでの“がんばってきた過程”が何より大切です。

　自分の力を思いきり発揮し、仲間とともに応援し合って、心に残る一日になりそうです。

（写真は選手宣誓、7年全員リレー、8年全員リレー、9年全員リレーの様子です。）

昨日から順延となっていました運動会を本日開催いたします！