校長日記

2月14日(水)本日の授業風景(3)

公開日
2024/02/14
更新日
2024/02/14

校長日記

 9年3組・国語の授業の様子です。

 詩『初恋』(島崎藤村)の学習です。【まだあげ初めし前髪の】で始まる、中学生にはなじみの薄い文語定型詩です。ただし、逆に文語の響きや独特のリズムが、現代の若者には新鮮に聞こえるかもしれません。

 本日は、詩の表現の優れている点とその効果をムーブノートに書き込み共有しました。現代の若者は、SNS上で直(ちょく)な言葉を使い、短絡的に感情を表現する傾向があると聞いたことがあります。

 そんな皆さんにとっても、リアルでアナログ、婉曲な恋愛感情表現は「古くて新鮮」に感じられたようでした。授業の最後には、予想どおり「校長先生の初恋は?」と質問されました。そこで、昭和世代のリアルでアナログな(そして、滑稽な)初恋をカミングアウトしてあげました。

                          校長 武田幸雄