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授業改善推進プラン
令和2年度全体計画
【国語】
- 生徒の状況
- ・学習へ取り組む意欲や姿勢はおおむね満足できる状況である。
- ・学習意欲の低い生徒の「板橋区学習ふりかえり
- ・特に学習意欲をもてない生徒は、「漢字の読み・書き」への苦手意識が作文・その他の言語活動に波及していることが顕著である。
- 指導についての課題
- ・国語に苦手意識を持つ生徒への「漢字の読み・書き」や「語彙力」などの基礎領域を定着させる。
- ・文法事項の理解を通して文を正確に読み取り、また表現する。
- ・協働学習を導入し、相手にわかりやすく伝える力(発信)と相手の考えを正しく理解する力(受信)をつけ、互いに交流する力を向上させる。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・3年生は朝学習の時間を利用して漢字や語句の反復学習を行い、基礎学力の定着を図る。
- ・1,2年生は朝読書の時間を通して読書を励行し、読書に親しむ態度を育てるとともに語彙力を身に付けさせる。
- ・作文やスピーチ、グループ活動等の言語活動を取り入れ、自分の考えを正確に伝えたり、相手の話を正しく受け取る機会を多く設ける。
- ・夏季休業等を利用し、補充教室で基礎学力の定着を図る。
【社会科】
- 生徒の状況
- ・全体的に明るく、素直で、授業に取り組む姿勢もおおむね良い状況である。
- ・多くの生徒が教科に対する興味・関心が高いが、学習意欲に欠ける生徒もいる。
- 指導についての課題
- ・全体的に明るく、素直で、授業に取り組む姿勢もおおむね良い状況である。
- ・多くの生徒が教科に対する興味・関心が高いが、学習意欲に欠ける生徒もいる。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・授業へ雰囲気づくりを大切にし、本時の授業のめあてを明確に伝え、見通しを立たせる。
- ・授業の展開の部分では、授業内容に興味を持たせるためにも、「ICT教材を取り入れる」「教師が分かりやすく解説する」「資料(史料)の読み取りをする」「班で話し合いをする」「教科書を読む」など様々な学習形態を適切に取り入れる。
- ・授業のまとめの部分では、学習の振り返りのための時間をしっかりと確保し、基本的な知識の定着をめざす。
- ・適切なタイミングで小テストやまとめのプリントを実施する。
- ・資料(史料)を読み取る学習の回数を増やす。 ・思考を深め、かつ表現力を伸ばすために、自分の意見を書いたり、発表する機会を設ける。
【数学】
- 生徒の状況
- ・学習指導の領域や評価の観点で見ると、おおむね満足できる状態にあると考えられる。
- ・個々の問題の考察から、指数計算、グラフからの読み取り、図形の性質を理解することなどに課題が見られる。
- ・問題文の表現の違いにより、正答率に変化が見られることから、問題文を読み取る力が不足していることが考察できる。
- ・数学に対して極端に苦手意識をもっている生徒も見られ、学習意欲の低下につながっている。
- 指導についての課題
- ・数学に対する関心・意欲を高めること。
- ・【数と式】【図形】【関数】【資料活用】のいずれでも、基礎的な知識を定着させること。
- ・技能(どの方法で解くのか・何をしたらよいのか)についての理解を深めるための練習量を増やすこと。
- ・問題の意図することを読み取る力を高め、文章題にきちんと向き合えるようにすること。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・授業の始めに学習のねらいを明確に提示する。
- ・基本的な計算力を付けるために、極力授業時間中に計算練習時間を設け、その場で解説し、理解を深める。
- ・練習問題などで生徒に課題意識をもたせ、家庭学習時間を増やす。
- ・文章問題については、問題の読み方・問題の意図・道筋を立てた考え方など丁寧に解説し、理解できたという達成感を味わえる授業を展開する。
- ・以前より解けるようになった、分かるようになったという経験が多くできる授業を構成する。
- ・苦手意識の払拭、努力した結果「できた」という経験をさせる。
- ・ICT機器を活用し、「分かる できる 楽しい」授業を進める。
【理科】
- 生徒の状況
- ・興味関心をもって授業に向かう姿勢がある。
- ・前向きに学習に取り組もうとする生徒が多い。
- ・どこに問題があるのかを見付ける力が不十分である。
- ・実験結果を予想し、それを検証すべく実験に取り組み、結果から考察した新たな概念を身に付けるというサイクルを通し、周囲とのコミュニケーションや自分の考えを深めることができる生徒も出てきている。
- 指導についての課題
- ・日常の現象や具体物をイメージさせ、それらがどのような科学的法則に則っているかを理解させること。
- ・新たな課題を考えるときには、以前の学習で得た概念を用いて考えさせること。
- ・自分の考えを持てない生徒に持とうとする姿勢を身につけさせること。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・授業は、基本的な事柄を押さえることに重点をおいている。生徒にとって身近な現象や具体物を示しながら実験の手順を説明するなど、イメージをつくりやすくする。
- ・学習した内容と現実の科学技術との関連、応用を紹介し学習の広がりを感じさせる。
- ・仮説→検討→実
- ・ICTを効果的に、取り入れつつ、生徒が主体的に活動できる授業を工夫する。
【音楽】
- 生徒の状況
- ・全体指導の中で合唱や器楽に取り組む姿勢は積極的である。
- ・パート練習では主体的に取り組める生徒と集中力が続かない生徒がいる。
- ・鑑賞は学年が進むにつれ、深い聴き取りが見られる。
- ・歌詞や音を聞いて覚えて演奏しようとしている。
- 指導についての課題
- ・パート練習・グループ学習でのねらいを、各個人が認識しきれていない。
- ・生徒の活躍場面や振り返りの時間も十分に取れていない。
- ・鑑賞ワークシートの学年レベルに合った内容の工夫。
- ・曲によっては、歌詞のみを掲示している。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・協働学習が効果的に行えるように、焦点化したねらいの提示、成果の発表、生徒の活動の見取りと励まし等を行う。
- ・器楽では、グループでの教え合いも重視する。
- ・鑑賞では興味を引く映像教材等の充実を図り、取り組みやすいワークシートを作成する。
- ・拡大楽譜にポイントを示しながら楽譜にも親しませる。
【美術】
- 生徒の状況
- ・題材に興味をもち、意欲的に制作する生徒が大半である。
- ・導入時の説明を十分に理解しないまま作業を進めてしまい、見通しをもって作業を進めることができない生徒がいる。
- ・集中力の持続が難しく、長期間にわたる活動では制作の意欲が低下してしまう生徒がいる。
- 指導についての課題
- ・題材の目標やポイントをしっかりと把握させ、手順を考えながら見通しをもって作業を進められるようにすること。
- ・発想や表現上の創意工夫をより追求させること。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・書画カメラによる作業の実演や資料の提示により、制作の具体的なイメージをもたせる。
- ・授業の導入時に制作の回数と進行状況を確認させ、計画的な作業ができるようにする。
- ・机間指導を行い、生徒個々の技能の状況にあった指導・援助を行う。
- ・参考作品や優れた作品をより多く鑑賞させて、様々な表現の発見と制作の意欲を高める。
- ・適度なやりごたえと興味のもてる題材を工夫し、完成させる喜びを味わえるようにする。
【保健体育】
- 生徒の状況
- ・運動好きな生徒が多いが1年生は体力
- ・運動能力が低い生徒が多い。2年女子、3年女子は自主的に活動できる生徒が多い。3年男子は、関心・意欲・態度に課題がある。知識・理解、思考・判断は、全体的に課題がある。
- ・体力は全国平均を上回っている種目が少なく、低い。
- 指導についての課題
- ・自ら課題を見つけ、意欲的に運動できる生徒を育成するための指導の工夫。
- ・知識・理解、思考・判断の定着。
- ・総合的な体力の向上に向けての取組み。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・学習の基本である授業規律を身に付けさせる。
- ・オリエンテーションを充実させ、授業の見通しをもてるようにする。授業ごとにねらいを示し目的や目標を明確にする。授業の最後にまとめを行い、ふりかえる。
- ・基本的な知識の指導を行い、学習カードの内容や協働学習等授業形態を工夫し思考力・判断力を高める。
- ・各学年の新体力テストの結果と単元の特性に応じて準備運動、補強運動の工夫をし、継続的に行うことで体力向上を図る。
【技術・家庭】
- 生徒の状況
- ・実習や実験などに興味をもって取り組む生徒が多い。
- ・授業に集中できない生徒がいる。
- ・宿題に対して主体的に取り組めていない。
- ・ノートの活用が十分でない。
- 指導についての課題
- ・作業進度の差が出たときの対応の仕方について。
- ・作業手順や、作業のポイントの指導の仕方。
- ・協働学習の導入。
- ・学んだことを生かし自身の生活の問題点を見つけ、それを解決できる力を身に付けさせる。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・関心・意欲の高い教材と組み合わせて、意欲を継続させる。
- ・ICTを活用するなど、視覚的にわかりやすい教材を工夫する。
- ・学んだ知識や技術と生活との関連を理解させることで、自分なりの工夫や改善ができるようにする。
- ・ものづくりを通して、創造する力を養う。
- ・実用性の高い教材を扱うことで、意欲的に物作りの活動をさせる。
- ・毎日の生活を振り返ることで、自分なりに生活をより良くしようとする姿勢を育てる。
- ・思考力、判断力、表現力を育むために、考える時間や自分の考えを書く時間を適切に位置づける。
【英語】
- 生徒の状況
- ・積極的に英語の言語活動に取り組む生徒が多い。
- ・前向きに学習に取り組む姿勢が見られるが家庭学習の習慣が定着していない生徒もいる。
- ・生徒の中には苦手意識があって積極的になれない生徒もいる。
- 指導についての課題
- ・習熟度に応じた4技能を統合した指導の工夫。
- ・効果的にALTとの授業展開。
- ・視覚的効果などを用いて生徒たちの興味や関心を引き出す指導の工夫。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・一斉指導の中でも、個別指導の時間や機会をつくり、一人ひとりの定着度を確認し、自分で課題を解決しようとする自立学習を支援する。
- ・外国人講師と連携し、打ち合わせや準備を十分に行い、生徒の言語の豊富な授業展開を行う。
- ・英語科で情報交換しながら、ICTを活用し生徒が興味を引くワークシートやピクチャーカード等の学習教材を開発する。
- ・授業の始めに学習のねらいを提示し、授業の終わりにはどの程度ねらいを達成できたか振り返らせる。
【総合的な学習の時間】
- 生徒の状況
- ・与えられた役割や課題については、積極的に取り組める。
- ・自ら考えて課題を発見したり、課題を克服するための方法を考えたりすることが苦手である。
- ・場面や状況に応じたコミュニケーション能力が十分でない。
- 指導についての課題
- ・課題を発見する能力を身に付けさせる。
- ・課題解決のための方法を選択する力を身に付けさせる。
- ・コミュニケーション能力を身に付けさせる。
- 授業改善に向けての具体的な方策
- ・諸活動の意味や目的を理解させ、自分の将来と照らし合わせて考えさせる。
- ・班活動を活発に行い、班員との積極的な意見交換をさせる。
- ・様々な人々との触れ合いを通して、生徒一人一人の社会性を身に付けさせる。
【その他(言語活動の充実等】
- 図書室の充実を図り、生徒の利用を促進させる。
- 朝学習、朝読書活動を充実させ、学習習慣を身に付け、また、心を豊かにし読解力を高める。
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