学校日記

9年 公民

公開日
2026/01/21
更新日
2026/01/21

日々の様子

9年生の公民です。

本日は、協働学習をメインに、テーマについてじっくりと考えを深めました。

とても壮大なテーマに挑戦です。

「世界平和」です。

1. なぜ世界から争いはなくならないのか?

争いが起こる背景には、単一の理由ではなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。


資源や土地の奪い合い: 石油・天然ガスなどのエネルギー資源や、水、食料、そして自分たちの領土を確保しようとする対立です。


民族や宗教の対立: 異なる歴史や文化、信仰を持つグループ同士が、お互いの価値観を認められずにぶつかるケースです。


経済的格差(南北問題): 豊かな国と貧しい国の格差が不満を生み、それがテロや紛争の引き金になることがあります。


歴史的な背景: 過去の戦争や植民地支配による遺恨が、世代を超えて残っている場合です。


自衛のための武装: 「相手が攻めてくるかもしれない」という不安から武器を持ち、

           それが相手の不安を煽るという「安全保障のジレンマ」も原因の一つです。


2. どうすれば争いをなくせるか?

解決には、国レベルの動きと、私たち一人ひとりの行動の両方が必要です。


A. 国際社会としての取り組み

国際機関の強化: 国際連合(UN)を中心に、紛争の仲裁や平和維持活動(PKO)をより効果的に行う。


国際法の遵守: 武力ではなく、話し合いやルール(国際法)に基づいて問題を解決する仕組みを徹底する。


経済的支援: 貧困が争いの火種にならないよう、政府開発援助(ODA)などを通じて途上国の生活水準を底上げする。


B. 私たちにできること

「対立」を「合意」に変える姿勢: 公民の授業で学ぶ「対立と合意」「効率と公正」という考え方を、日常から意識することです。


異文化理解: 相手の宗教や文化を「間違い」とするのではなく、「違い」として尊重する態度を持つ。


情報の見極め: 偏った情報やSNSのデマに惑わされず、多角的な視点からニュースを見る力を養う。


SDGsへの貢献: 飢餓や不平等の解消を目指すSDGs(持続可能な開発目標)は、そのまま平和への道につながっています。


まとめ:平和とは「暴力がない状態」だけではない

        単に戦争がない状態(消極的平和)だけでなく、貧困や差別などの

        「構造的な暴力」もない状態(積極的平和)を目指すべきだと考えられています。


具体的な事例(ウクライナやパレスチナの情勢)を交えながら、

日本の平和主義(憲法9条)が国際社会でどのような役割を期待されているのか、さらに深掘りしてみましょう。


1. 現代の紛争に見る「争いの理由」の具体例

ウクライナ情勢

理由: 主に「安全保障」と「勢力圏」の争いです。

ロシアが、隣国ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟を自国の安全に対する脅威と見なしたことが大きな要因です。


課題: 主権国家の領土を武力で侵してはならないという「国際法」が、

大国によって破られた際の抑止力の難しさを浮き彫りにしました。


パレスチナ・イスラエル情勢

理由: 「土地(領土)」と「宗教・歴史」が複雑に絡み合っています。

同じ土地を「自分たちの聖地・故郷」とする二つの民族が、長年対立しています。


課題: 世代を超えた憎しみの連鎖があり、単なる話し合いだけでは解決できない根深い感情的な対立も含まれています。



2. 日本の平和主義と憲法9条の役割

日本は世界で唯一の被爆国であり、

憲法第9条で「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を掲げています。

この立場から、世界に対して以下のような貢献ができると考えられています。


唯一の被爆国としての発信: 核兵器の恐ろしさを世界に伝え、

「核兵器のない世界」に向けた橋渡し役となる。


非軍事的な国際貢献: 武器を送るのではなく、インフラ整備(橋や道路を作る)、農業支援、医療支援など、

「人々の生活を支えること」で平和の土台を作ります。


平和の仲介役: どの国とも軍事的な敵対関係を持たない立場を活かし、対立する国同士の対話を促す「中立的な立場」での外交。


3. 私たちが考えるべき「平和への問い」


知ること(想像力): 遠くの国で起きていることを「自分には関係ない」と思わず、なぜ苦しんでいる人がいるのかを知ろうとすること。


認めること(多様性): 自分と違う意見や文化を否定せず、「そういう考え方もある」と一旦受け止めること。


参加すること(行動): 募金や署名、あるいは平和について友達と話し合うなど、小さなことからアクションを起こすこと。


なかなか悩ましい永遠のテーマですが、それぞれが歴史を知り、そこから学び、現代の概念や行動につなげていける

人間が、ひとり、ふたりと増え続けていくことを期待しています。



最後に、このクラスでは「LOVE IS MONEY」と記されました。

公民の授業は、今の世の中も含めて学べるので、とても奥深く、今後に役に立ちますね。


                記事 風見 一統