8年 総合
- 公開日
- 2025/11/11
- 更新日
- 2025/11/11
日々の様子
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8年生の総合です。
期末考査前日ではありますが、本日は、
9月に職場体験でお世話になった事業所への
お礼訪問の日です。
先生のチェックを受けて、親しみある事業所へと出発しました。
以前に、お礼状は送付済みですが、
今日は、生徒達がオリジナルで作成した
事業所の宣伝広告を渡すことが目的のひとつです。
事業所の方が、どんな表情で、何を言葉かけしてくれるのか、
今からドキドキワクワクがとまりませんね。
中学生らしく、感謝の気持ちを体現できていて、
とても素敵だと思います。
おさらいです!
職場体験学習の「目的」と「意義」
職場体験学習は、単に仕事を体験するだけでなく、生徒のキャリア教育の一環として大きな意味を持っています。
勤労観・職業観の育成: 実際に仕事を体験し、働く人々と接することで、働くことの厳しさと喜びややりがいを肌で感じ、
望ましい勤労観や職業観を身につけます。
学ぶことの意義の理解: 学校での学習が、将来の職業や社会とどう繋がっているのかを実感し、
日々の学習の重要性に気づくきっかけになります。
社会人基礎力の育成:
マナーや礼儀: 挨拶、言葉遣い、時間厳守といった社会的なルールやマナーを実地で学びます。
コミュニケーション能力: 世代の違う大人と関わり、報・連・相(報告・連絡・相談)を通じてコミュニケーション能力を磨きます。
責任感と達成感: 任された仕事に責任を持って取り組み、やり遂げることで自己肯定感や自信を育みます。
進路意識の伸長: 様々な職業に触れることで、自己の適性や興味・関心を見つめ直し、具体的な将来像を描くための第一歩とします。
職場体験学習の「活動内容」
職場体験学習は、通常、事前学習、職場体験、事後学習の3つの段階で構成され、学校全体で進められます。
1. 事前学習 (準備期間)
職業調べ: 興味のある職業や仕事の内容、働く意義などについて調べます。
体験先の研究: 実際に体験する事業所の概要や仕事内容、当日のスケジュール、注意点などを確認します。
ビジネスマナー講座: 挨拶の仕方、正しい言葉遣い、電話応対の基本、服装などの社会人としてのマナーを学びます。
目標設定: 体験を通じて何を学びたいか、どんなことを意識して行動するかといった具体的な目標を立てます。
2. 職場体験 (実施期間: 3日程度)
オリエンテーション: 会社や仕事の概要、安全管理、体験中のルール説明を受けます。
職業実習: 事業所の担当者の指導のもと、実際の業務(接客、製造補助、清掃、事務作業補助など)を体験します。
例: 小売店での商品陳列やレジ打ち、介護施設での利用者との交流、保育園での子どもの見守り・補助、製造業での簡単な組み立て作業など。
職場の観察・質問: 働く人々の様子を観察し、仕事の楽しさや難しさ、やりがいなどについて積極的に質問します。
日誌の記入: 毎日、体験内容、気づいたこと、反省点などを記録し、振り返りを行います。
3. 事後学習 (まとめの期間)
体験の振り返り・発表: 体験を通じて学んだことや考えたことをまとめ、クラスメイトや保護者に向けて発表したり、
新聞やレポートにまとめたりします。
進路の探求: 職場体験で得た経験や発見を基に、改めて自分の興味や適性について考え、将来の進路設計につなげます。
お礼状作成: お世話になった事業所へ、感謝の気持ちを込めてお礼状を作成・送付します。
宣伝広告作成:お世話になった事業所へ、感謝の気持ちを込めて、宣伝広告を作成し、直接届けます。
8年生の みなさん
初めての職場体験学習は、いかがだったでしょうか。
事業所ごとの仕事内容を知ることも大切ですが、
社会で生きていくために、何が必要だと思いましたか。
本質を追究していきましょう。
人と人とが関係しあって物事がすすむ社会です。
どんなに優れた専門性や技術よりも、
人として大切なことをいつまでも忘れないで欲しいと思います。
気をつけて行って、帰ってきてください。
記事 風見 一統