おいしい給食「かみかみ高菜ご飯」
- 公開日
- 2025/11/07
- 更新日
- 2025/11/07
日々の様子
+5
11月7日(金)
今日のメニューは、かみかみ高菜ご飯、ししゃものごま焼き、根菜たっぷり汁、牛乳です。
かみかみ高菜ご飯
特徴1. 「かみかみ」の要素「かみかみ」の名前の通り、一般的な高菜ご飯にはあまり入らない歯ごたえのある食材を加えています。
これにより、自然と噛む回数が増え、以下のような効果が期待されます。
満腹感の向上:よく噛むことで、脳の満腹中枢が刺激されやすくなり、食べ過ぎを防ぎます。
消化の促進:よく噛むことで唾液が分泌され、消化を助けます。
味覚の発達:食材一つ一つの味をよく感じることができます。
2. 主な材料と具材の例
ベースは高菜漬けを使ったご飯ですが、「かみかみ」の食感を出すために、以下のような食材が使われます。
高菜漬けメインの風味とシャキシャキした食感。炒めたひき肉豚ひき肉など。風味と旨味を加える。大豆素揚げまたは煎り大豆。
硬さをプラスし、噛む回数を増やす最も重要な要素。
ちりめんじゃこ炒ったり乾煎りしたりしてカリカリとした食感を加える。
いりごまプチプチとした食感と香ばしさ。
3. 作り方
具材の準備:
高菜漬けは細かく刻んで水気を絞ります。
大豆は素揚げまたは乾煎りしておきます。
ちりめんじゃこやいりごまも乾煎りします。
炒める:ごま油で豚ひき肉と高菜漬けを炒め、醤油などで味をつけます。
炊飯:米を炊く際に、中華スープの素や調味料(醤油、酒など)を加えて炊きます。
混ぜる:ご飯が炊きあがったら、炒めた具材(高菜、ひき肉)と、硬い具材(大豆、じゃこ、ごま)を全て混ぜ合わせれば完成です。
「かみかみ高菜ご飯」は、栄養バランスと食育の観点から、噛むことの大切さを学べるように工夫された、美味しくて体に良い混ぜご飯です。
ししゃものごま焼き
ししゃものごま焼きは、ししゃもに衣とごまをまぶして焼いたり、揚げ焼きにしたりする料理で、
香ばしいごまの風味とプチプチとした食感が加わるのが特徴です。
そのまま焼くよりも食べやすく、お子様にも人気がある家庭料理・給食メニューの定番です。
ししゃものごま焼きの基本
1. 料理の目的と魅力
食感の向上:ごまをまぶすことで、ししゃも特有のやわらかさに、カリッと香ばしい食感が加わります。
栄養強化:ししゃもはカルシウムが豊富ですが、ごまのミネラル分もプラスできます。
魚臭さの軽減:ごまの香ばしさが魚の匂いを抑え、魚が苦手な人でも食べやすくなります。
見た目の彩り:白ごまだけでなく黒ごまを混ぜることで、色合いも豊かになります。
2. 基本的な作り方(フライパン焼き)
最も一般的な、手軽なフライパンで作る方法。
① 下準備
ししゃもの表面の水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。
小麦粉と水を混ぜて、薄い衣(天ぷら衣より少し緩め)を作ります。
バットや平皿にいりごま(白ごま、黒ごまを混ぜても良い)を広げておきます。
② 衣付け
ししゃもを混ぜ合わせた衣にくぐらせます。
すぐに広げたごまの上に置き、軽く押さえつけながら両面にごまをたっぷりとまぶします。
③ 加熱(焼き)
フライパンにサラダ油を適量(少し多めでも良い)ひいて中火で熱します。
ごまをまぶしたししゃもを並べ、ごまが焦げ付かないよう火力を調整しながら、片面がきつね色になるまで焼きます(3〜4分)。
裏返して、同様に焼き色がつくまで焼けば完成です。
揚げ焼きにしても美味しい! 油の量を増やして、揚げ焼き(底が浸る程度の油で焼く)にすると、よりカリッと香ばしく仕上がります。
3. アレンジのポイント
衣の工夫:
小麦粉+水:シンプルで焦げ付きにくい。
片栗粉+溶き卵:少しカリッと感が増し、ごまが剥がれにくい。
みりん+醤油:甘辛いタレをごまに絡ませて焼くと、お弁当にもぴったりな味付けになります。(甘辛ごま焼き)
加熱方法:
オーブン/トースター:油を使わずヘルシーに調理でき、給食などではこの方法が使われることが多いです。
アルミホイルをしいて、両面こんがりと焼き色がつくまで焼きます。
風味の追加:
衣に少量の青のりを混ぜると、磯の風味が加わり、さらに美味しくなります。
根菜たっぷり汁
特徴と魅力
1. 「根菜」とは?土の中で育つ野菜で、食物繊維やミネラルを豊富に含み、噛み応えがあるのが特徴です。
たっぷり汁に使われる主な根菜には、以下のようなものがあります。
大根(だいこん)
人参(にんじん)
ごぼう
里芋(さといも) または じゃがいも
蓮根(れんこん)さつまいも(甘みを出すために使われることもあります)
2. 汁のベース(味付け)様々な味付けが楽しめますが、大きく分けて以下のタイプが一般的です。
味噌汁
最も一般的で、ホッとする和の味。豚肉や油揚げと合わせて「豚汁(とんじる)」にするのも人気。
大根、ごぼう、里芋、こんにゃくけんちん汁醤油ベースのすまし汁で、だしを効かせた優しい味わい。
具材をごま油で炒めてから煮るのが特徴。
大根、人参、ごぼう、豆腐、しいたけ和風だし醤油や塩でシンプルに味付けする吸い物・すまし汁。
大根、人参、しいたけ、鶏肉洋風(ポトフ・スープ)コンソメやブイヨンベース。ベーコンやソーセージと合わせ、
洋風にアレンジしたもの。人参、じゃがいも、玉ねぎ、セロリ
3. 根菜たっぷり汁の健康効果
食物繊維が豊富:ごぼうや大根、人参などがたっぷり入るため、
腸内環境を整え、便通を良くする効果が期待できます。
体を温める:根菜は一般的に体を温める効果があるとされ、冷え対策や寒い季節に最適です。
咀嚼(そしゃく)促進:硬い根菜を大きめに切って入れることで、噛む回数が増え、満腹感が得られやすく、消化を助けます。
(「かみかみ高菜ご飯」と同じく、食育の観点からも優れています。)
基本の作り方のコツ
根菜たっぷり汁を美味しく作るための共通のコツをご紹介します。
アク抜き:ごぼうや蓮根は、変色や苦味を防ぐために、切った後で必ず水にさらしてアクを抜きましょう。
硬いものから煮る:大根や人参など、硬くて火が通りにくい根菜から先に入れて煮ます。
柔らかい葉物や豆腐などは、後から加えるようにしましょう。
だしを丁寧に:根菜の旨味も出ますが、かつおや昆布などのだしをしっかり取ることで、汁全体の味が格段に美味しくなります。
下処理:豚肉など、肉を入れる場合は、アクを丁寧に取り除くと、澄んだ美味しい汁になります。
明日はいい歯の日です!
11月8日の「いい歯の日」について
「いい歯の日」は、日本歯科医師会によって制定され、国民の歯と口の健康に対する意識を高め、啓発活動を行うことを目的とした記念日です。
11月8日「いい歯の日」の概要
1. 由来と目的
日付の由来: 「い(1)い(1)歯(8)」という語呂合わせから、11月8日に制定されました。
制定: 1993年(平成5年)に公益社団法人 日本歯科医師会が設定しました。
目的: 国民に歯の健康の重要性を再認識してもらい、歯科疾患の予防や早期治療を促し、
生涯を通じて自分の歯を保つための意識改革を促すことです。
2. 「8020(ハチマルニイマル)運動」との関わり
「いい歯の日」は、厚生労働省と日本歯科医師会が推進する「8020運動」の一環として誕生しました。
8020運動とは: 「80歳になっても、自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
歯が20本以上残っていれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができるとされています。
この運動は、健康寿命を延ばし、食べる楽しみを維持するために非常に重要視されています。
現状: 運動開始当初に比べ、8020を達成している人の割合は年々増加しており、
国民の歯に対する健康意識が高まっていることがわかります。
3. 「いい歯」がもたらすメリット
歯とお口の健康を保つことは、単に虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、全身の健康や生活の質(QOL)に大きく関わります。
長寿と健康: 歯の本数が多い人ほど、生存率が高いという研究結果があります。また、口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
栄養: しっかり噛めることで、さまざまな食品を摂取でき、栄養バランスの取れた食生活を維持できます。
脳の活性化: 噛む運動(咀嚼)は、脳への血流を増やし、認知症や集中力低下のリスクを抑えることにつながります。
会話・コミュニケーション: 歯並びや発音に影響し、円滑な会話や笑顔で自信を持って人と交流することに役立ちます。
「いい歯の日」に行われる活動
この日を中心として、様々な啓発活動やイベントが実施されます。
歯科健診の啓発: 各自治体や歯科医院で、定期的な歯科検診や歯周病検診の受診を呼びかけます。
講演会・無料相談会: 歯磨き指導、唾液検査、口臭測定など、口腔機能に関するイベントが開催されることがあります。
著名人の表彰: 日本歯科医師会が「笑顔の大切さ」を伝えるために、その年最も笑顔の素敵な著名人を表彰する
「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」などが実施されます。
「いい歯の日」をきっかけに、ご自身の歯の健康をチェックしたり、かみかみメニューを取り入れたりするのも良いですね。
ちなみに4月18日は・・・・?
「いい歯の日(11月8日)」と並んで、4月18日にも「よい歯の日」という記念日があります。
「いい歯の日」と同じく、公益社団法人 日本歯科医師会が制定し、国民の歯科保健に対する意識向上を目的としています。
4月18日「よい歯の日」の概要
1. 由来:
「よ(4)い(1)歯(8)」という語呂合わせから、4月18日に制定されました。
制定: 1993年(平成5年)に日本歯科医師会によって制定されました。
目的: 歯科保健の啓発活動を推進し、国民が「よい歯」を維持することの大切さを改めて認識する機会を提供することです。
2. 「いい歯の日」との関係日本歯科医師会は、国民へのPR重点日として、
「よい歯の日」(4月18日)と「いい歯の日」(11月8日)の両方を設定し、
年間を通じて継続的に歯と口の健康に関する啓発活動を展開しています。
4月18日よい歯の日年度始め(新生活が始まる時期)に、健康診断や定期検診の受診を促す。
11月8日いい歯の日歯科関連のイベントや表彰を行い、広く社会に歯科保健の大切さをアピールする。
このように、両日は異なる時期に設定されているものの、目的は共通しており、
「8020運動」(80歳で20本以上の歯を残す運動)を推進する上で重要な日と位置づけられています。
3. 「よい歯」を保つことのメリット(再確認)「よい歯の日」に改めて強調されるのは、健康な歯を保つことが生活の質
(QOL:Quality of Life)を高めるということです。
栄養摂取: しっかり噛めることで、幅広い食材を摂取でき、全身の健康維持につながります。
認知機能: 咀嚼が脳を活性化させ、認知症の予防にもつながります。
精神面: 歯を気にせず笑ったり話したりできることで、自信を持って社会生活を送ることができます。
「よい歯の日」は、新しい年度が始まるタイミングで、ご自身の歯と口の健康について見直す良い機会となります。
この機会に、ご自身の「よい歯」を維持するために、
どのようなセルフケアやプロのケア(歯科検診)が必要かを確認してみるのもおすすめです。
今日は、ししゃもの残菜が目立ちました・・・
以前の日記でも触れましたが、ししゃもはとても貴重な魚で、栄養豊富で、
昔から日本人の栄養を担保してきた魚です。
ぜひ、ご家庭でも、積極的に魚を摂る習慣をつけていただけると幸いです。
今日も、仕込みからとても大忙しに、給食室のみなさんが調理してくれています。
感謝の気持ちを忘れずに、しっかりと栄養を補給しましょう。
風邪が非常に流行しています。手洗い・マスクの励行も大切ですが、
しっかりと栄養を補給し、規則正しい生活習慣を形成していきましょう。
記事 風見 一統