学校日記

『明日を信じて』~7D~

公開日
2025/10/21
更新日
2025/10/21

日々の様子

7年D組『明日を信じて』

作詞・作曲: 小林真人

内容: 「さわやかな風が吹いてきた」「みんなみんな つながっている 私が生まれてきたことも あなたが生まれてきたことも」

   「今を大切に 生きよう 明日を信じて」といった、生命のつながりや未来への希望を歌ったメッセージ性の強い曲です。

用途: 主に小・中学校の音楽の教科書に掲載されており、卒業式や合唱コンクールなどでも歌われることがあります。

   教育出版の中学音楽の教科書(中学音楽2・3(上)など)や、過去には小学6年生の教科書にも採用されていました。

編成: 混声3部合唱や女声3部合唱、斉唱など様々な形で歌われています。

この曲は、小林真人さんが東日本大震災の発生前から手がけていた曲ですが、震災後に改めて多くの人々に希望を届ける歌として広まりました。

楽譜は教育出版などから出ており、YouTubeなどでも様々な合唱団や学校による演奏、または作曲者本人によるピアノ伴奏の音源が公開されています。


合唱曲「明日を信じて」(小林真人作詞・作曲)を歌う際の合唱のポイントは、その曲が持つメッセージ性と、

あたたかなハーモニーを表現することにあります。

1. 歌詞(メッセージ)の表現

この曲の核は「みんなみんな つながっている」「今を大切に 生きよう 明日を信じて」という、生命のつながりや未来への希望を歌ったメッセージです。

語りかけるように: 歌詞の言葉一つひとつを大切にし、聴いている人に語りかけるような、心のこもった表現を心がけましょう。

「つながり」の意識: 「みんなみんな つながっている」の部分は、声と声を合わせることで、

まさに"つながり"を感じさせるような、温かく一体感のある響きを目指します。

希望の表現: 最後の「明日を信じて」に向かって、声に明るさや前向きな力を込めて歌い上げます。


2. 歌い出しと曲全体の流れ

穏やかな導入: 最初の「さわやかな風が吹いてきた」の部分は、急がず、穏やかで優しい歌い出しを意識し、

曲の世界に聴き手を引き込みましょう。

ゆったりとしたテンポ: 曲全体を通して、あまり速くならないように注意し、歌詞をしっかりと伝えられるゆったりとしたテンポ

(楽譜の指示にもよりますが)を保つことが、曲の持つ温かさに繋がります。

クレッシェンド(だんだん強く)の意識: 「あの雲は どこから来たのかな」や「この海は どこまで広がるの」など、

疑問を投げかけるようなフレーズの後半は、少しずつ声を強くしていき、情感を高める表現が効果的です。


3. ハーモニーと声の響き

丸く優しい響き: 声を張り上げすぎず、あたたかく、丸い響きで歌うことで、曲の持つ優しさや包み込むような雰囲気が表現できます。

和音(ハーモニー)の意識: 各パート(特にハモリの部分)は、自分の音だけでなく、他のパートと音が溶け合うように、

響きをよく聴き合いながら歌うことが重要です。特にサビの「みんなみんな つながっている」の部分で、

ハーモニーの美しさが際立つように意識しましょう。


4. ピアノ伴奏との関係

ピアノとの一体感: 小林真人さんの曲は、ピアノ伴奏も非常に重要です。伴奏の音色やリズムをよく聴き、

        ピアノと合唱が一体となって曲の世界を創り上げている感覚を持つことが大切です。

支えとしてのピアノ: 伴奏が合唱を優しく支えていることを感じ、安心して歌えるようにしましょう。


「明日を信じて」の合唱は、メッセージを届けること、そして温かく美しいハーモニーを響かせることに重点を置くと、より感動的な演奏になります。


さわやかな風が 吹いてきた 校舎の窓から 高い空を見上げ 両手をかざしてみた

あの雲は どこから来たのかな あの風は どこへ ゆくのかな

みんなみんな つながっている 私が生まれてきたことも

みんなみんな つながっている あなたが生まれてきたことも

今を大切に 生きよう 明日を信じて

ゆるやかな坂を 歩いてた 海へ続く道 白い波がずっと ずっと打ち寄せていた

この海は どこまで広がるの この道は どこまで続くかな

みんなみんな つながっている 私が生まれてきたことも

みんなみんな つながっている あなたが生まれてきたことも

今を大切に 生きよう 明日を信じて

 みんなみんな つながっている 私が生まれてきたことも

みんなみんな つながっている あなたが生まれてきたことも

今を大切に 生きよう 明日を信じて



先輩の練習する姿を目の当たりにし、自分たちの合唱をもっとよくしようと、

試行錯誤しているようです。

学びを、どう自分たちにつなげることができたのか!とても楽しみです。



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