おいしい給食「キムチチャーハン」
- 公開日
- 2025/10/17
- 更新日
- 2025/10/17
日々の様子
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10月17日(金)
今日のメニューは、キムチチャーハン、中華コーンスープ、秋映(りんご)、牛乳です。
「キムチチャーハン」は、韓国で人気の高い料理「ポックムパ(볶음밥)」の一種で、
炒めご飯(チャーハン・焼き飯)に韓国の漬物であるキムチを加えた料理です。
韓国語では「キムチポックムパッ(김치볶음밥)」と呼ばれます。
主材料:
ご飯
キムチ(メインの具材兼調味料)
豚肉(豚バラ肉、ひき肉など)、スパム、ツナ、卵などがよく使われます。
ネギ、玉ねぎなどの野菜。
味わい:
キムチのピリッとした辛味と、発酵による独特の酸味と旨味がご飯全体に絡みついた、食欲をそそる味が特徴です。
味付けには、キムチの汁、ごま油、コチュジャン(唐辛子味噌)、醤油、鶏ガラスープの素などが使われます。
アレンジ:
日本や韓国の家庭料理としても親しまれており、具材や味付けは多岐にわたります。
チーズや韓国のりをトッピングしたり、最後に目玉焼きや温泉卵を乗せたりするアレンジも定番です。
韓国での位置づけ:
韓国では、焼肉や鍋料理(タッカルビ、チュクミなど)を食べた後、残った具材の旨味が溶け込んだ汁にご飯を入れて炒めて作る
「〆(しめ)のポックムパ」としても非常に人気があります。
つまり、キムチチャーハンは、中華料理のチャーハンと日本のオムライスが韓国に伝わり、
韓国の伝統食材であるキムチと組み合わされて誕生した、韓国スタイルの炒めご飯と言えます。
「中華コーンスープ」とは、文字通り中華風の味付けをベースにしたコーンスープのことです。
西洋料理で一般的に飲まれるクリームベースのコーンポタージュとは異なり、中華料理の技法や調味料を使って作られるのが特徴です。
主な特徴
スープのベース(出汁):
鶏ガラやチキンブイヨンがベースに使われます。これにより、コクがありながらも、
あっさりとして飲みやすい中華特有の旨味が生まれます。(洋風スープは牛乳や生クリームがベースになることが多いです。)
とろみ:
水溶き片栗粉を使ってとろみが付けられます。中華スープの多くに見られる技法で、
これにより口当たりが滑らかになり、スープが冷めにくくなる効果もあります。
具材と食感:
コーン(粒とクリーム)が主役で、コーンの優しい甘さが引き立ちます。
仕上げに溶き卵を回し入れ、ふわふわとした食感のかき玉(卵とじ)にするのが定番です。
その他、タケノコ、キノコ、ニンジン、チンゲン菜など、中華料理によく使われる野菜が加わることもあります。
風味付け:
仕上げにごま油を少量加えることで、特有の香ばしい風味とコクがプラスされ、中華風であることが強調されます。
塩、こしょう、醤油などで味を整えます。
中華料理店では「玉米湯(ユィミータン)」などと呼ばれることもあります。コーンの甘さと鶏ガラの旨味、
ふわふわの卵が絶妙に調和した、日本でも広く親しまれているスープです。
りんご「秋映(あきばえ)」は、長野県生まれのオリジナル品種で、秋のりんごシーズンを代表する人気品種の一つです。
その特徴と魅力について
1. 「秋映」の基本情報
誕生地長野県(中野市)親品種「千秋(せんしゅう)」と「つがる」の交配品種登録1993年(平成5年)
旬の時期9月下旬から10月中旬(秋の比較的早い時期)
通称長野県「りんご三兄弟」の長男(「シナノスイート」「シナノゴールド」と合わせて三兄弟)
2. 「秋映」の主な特徴
① 際立つ見た目(色)深紅色・赤黒い色: 完熟すると、一般的な赤りんごよりも濃く、
黒みがかった深い紅色になるのが最大の特徴です。この濃い色は、完熟の証とされています。
名前の由来も「秋に映(は)えるりんご」から来ています。
② 濃厚な味わい甘みと酸味のバランスが絶妙: 強い甘みがありながらも、程よい酸味がしっかりと感じられるため、
味が濃く、りんごらしい濃厚な味わいを堪能できます。
果汁がたっぷり: 果汁を豊富に含んでおり、かじるたびにジューシーな果汁が口の中に広がります。
③ 特徴的な食感固めでシャキシャキ: 果肉は比較的固めで、シャキシャキとした心地よい歯ごたえ(食感)が楽しめます。
3. おいしい「秋映」の選び方完熟すると色が濃くなる特性から、選ぶ際のポイントがあります。
色が濃いもの: 黒みがかった濃い赤色をしているものほど、完熟が進んで甘みが強い傾向にあります。
ハリとツヤ: 果皮にハリとツヤがあり、みずみずしいものを選びましょう。
重量感: 手に持ったときに、見た目よりもずっしりと重みを感じるものは果汁が豊富です。
4. その他日持ち: 比較的日持ちが良い品種ですが、時間とともに酸味が抜けたり、
食感がやわらかくなったりすることがあるため、新鮮なうちに食べるのがおすすめです。
用途: 生食はもちろん、酸味がしっかりしているため、アップルパイなどの加熱調理にも向いています。
日本のりんご栽培は、冷涼な気候を好むりんごの特性から、主に東北地方と内陸部の高原地域で盛んです。
特に生産量が多い上位3県で、全国の約8割を占めています。
日本のりんご産地ランキング(主な生産県)
1位青森県 ふじ、王林、つがる、ジョナゴールドなど。全国の約6割を占める「りんご王国」。
2位長野県 りんご三兄弟(秋映、シナノスイート、シナノゴールド)、ふじなど。昼夜の寒暖差が大きい気候が特徴。
3位岩手県 ふじ、ジョナゴールドなど。東北地方の主要産地の一つ。
4位山形県 ふじ、つがる、山形オリジナルの品種など。
5位福島県 ふじ、さんふじなど。
6位秋田県
主要産地の詳細
1. 青森県(りんご王国)生産量: 圧倒的な日本一で、全国の約60%を占めます。
栽培地域: 主に津軽地方(弘前市、五所川原市など)で大規模な生産が行われています。
主力品種:ふじ: 世界でも最も多く生産されている品種で、青森県が発祥です。
王林: 黄色りんごの代表格で、青森県生まれです。つがる、ジョナゴールドなども多く生産されています。
2. 長野県生産量: 青森県に次ぐ第2位の生産量を誇ります。
地理的特徴: 内陸盆地で標高が高く、昼夜の寒暖差が大きいため、りんごの着色や糖度が高まりやすい恵まれた気候条件です。
主力品種: 長野県が独自に育成した「りんご三兄弟」が特に有名です。
秋映(あきばえ)シナノスイートシナノゴールドこのほか「ふじ」も多く栽培されています。
3. 岩手県生産量: 東北地方の主要産地の一つで、第3位に位置します。
主力品種: 「ふじ」を中心に、「ジョナゴールド」などの栽培も盛んです。
これらの地域は、冷涼な気候と、昼夜の寒暖差が大きい内陸部の地形などが、りんごの栽培に適しているため、
美味しいりんごの産地として発展してきました。
今日は、中華メニューでした。
午後は、合唱練習も控えています。
いよいよ、合唱コンクールまで、1週間です。
体調管理とともに、学年・クラスの合唱の完成度を
日増しに高めていきましょう。
給食室まで響く歌声に、感謝の心を注入しましょう!
記事 風見 一統