学校日記

おいしい給食「ペンネアラビアータ」

公開日
2025/10/10
更新日
2025/10/10

日々の様子

10月10日(金)目の愛護デー!

今日のメニューは、ペンネアラビアータ、イタリアンドレッシングサラダ、ブルーベリーマフィン、牛乳です。


ペンネアラビアータとは

ペンネアラビアータは、イタリアのローマを中心とするラツィオ州で生まれた、シンプルながらも風味豊かなパスタ料理です。

特徴的な味:トマトソースをベースに、たっぷりの唐辛子(ペペロンチーノ)とニンニクを加えた、

      ピリッとした辛さが特徴です。トマトの酸味とニンニクの旨味が辛さと絶妙なバランスを生み出しています。

使用されるパスタ:「アラビアータ」というソースは、スパゲッティなど他のパスタにも使われますが、

        特にペンネと合わせられることが多く、「ペンネ・アッラッビアーテ(Penne all'Arrabbiata)」として親しまれています。

        ペンネの筒状の形と表面の筋(リガーテ)が、辛味の効いたトマトソースをしっかりと絡めとるため、相性が良いとされています。


名前の由来

「アラビアータ(all'Arrabbiata)」はイタリア語で「怒りんぼう風」という意味です。

由来:唐辛子の辛いソースを食べて顔がカーッと赤くなる様子を、ローマの人々がユーモラスに

   「怒っている(arrabbiata)」状態に例えて名付けたと言われています。

誤解されやすい点:名前の響きから「アラビア風」と誤解されることもありますが、アラビアとは特に関係ありません。


食材と作り方のポイント(シンプルな基本レシピの場合)

主な材料:ペンネ、ホールトマト缶、ニンニク、赤唐辛子(または乾燥唐辛子)、オリーブオイル、パセリ、塩。

ポイント:

オリーブオイルでニンニクと唐辛子をじっくりと炒め、辛味と香りをオイルに移すのが重要です。

シンプルな料理だからこそ、良質なトマト(ホールトマト缶)の旨味や甘味が辛さを引き立てる鍵となります。

仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノ(粉チーズ)をかけることもありますが、本場では入れないこともあります。

シンプルながらもパンチの効いた味わいで、世代を問わず人気の高いパスタです。


イタリアンドレッシング(Italian Dressing)とは

イタリアンドレッシングは、主にアメリカで普及したドレッシングで、

その名の通りイタリア料理の風味を取り入れたオイルベースのドレッシングです。


1. 特徴と定義

ベース:オリーブオイル(またはサラダ油)と酢(ワインビネガー、レモン汁など)をベースにした、

    オイル系の分離型(または乳化型)ドレッシングです。

風味:ニンニク(ガーリック)とタマネギ(オニオン)の香りと、ハーブ・スパイスが強く効いているのが特徴です。

ハーブ/スパイス:オレガノ、バジル、パセリ、黒コショウ、赤唐辛子などがよく使われ、爽やかでスパイシーな味わいです。

味わい:さっぱりとした酸味と、ハーブやニンニクのパンチが効いたスパイシーなコクがあり、野菜だけでなく肉や魚料理にも合います。


2. イタリア本国との違い

一般的に「イタリアンドレッシング」として市販されているものは、アメリカ発祥のものです。

イタリア本国:イタリアでは、サラダには既製のドレッシングは使わず、食卓に置かれたオリーブオイル、

     ワインビネガー、塩、コショウを各自がかけて食べるのが一般的です。


3. 基本的な作り方(ヴィネグレット)

基本的な自家製イタリアンドレッシングは、ごくシンプルな材料で作ることができます。

酸味と塩を溶かす:酢(またはレモン汁)と塩、コショウ、すりおろしたニンニク(お好みでハーブ、砂糖など)

         をボウルに入れ、塩がしっかり溶けるまで混ぜます。

オイルを加える:全体を混ぜながら、オリーブオイルを少量ずつ加えて乳化させます。

調整:最後に味見をし、酸味や塩気を調整します。


イタリアンドレッシングサラダとは

イタリアンドレッシングを使ったサラダは、そのドレッシングの風味を活かした、シンプルで彩りの良いものが好まれます。


1. サラダの基本構成

イタリアンドレッシングは強い風味を持つため、具材は比較的シンプルでドレッシングに負けないものと合わせることが多いです。

葉物野菜:グリーンリーフ、レタス、ベビーリーフ、ルッコラ、クレソンなど。

色味と食感:トマト(ミニトマト)、キュウリ、パプリカ(赤・黄)、玉ねぎ(紫玉ねぎ)。


2. 相性の良い具材(トッピング)

イタリアンドレッシングの爽やかさとコクは、様々な具材と相性が良いです。

種類 主な具材の例 相性の良い理由

肉・魚介類 生ハム、ツナ、ボイルエビ、サーモン、サラミ ドレッシングの酸味とハーブが、肉や魚介の旨味と脂をさっぱりと引き締めるため。

チーズ モッツァレラチーズ、カッテージチーズ、粉チーズ トマトベースの具材や、ハーブの香りとチーズのコクが、

                             カプレーゼのようなイタリアンな味わいを深めるため。

豆・ナッツ クルミ、ピーカンナッツ、松の実、ひよこ豆、ブラックオリーブ 食感のアクセントとなり、ナッツの香ばしさと

                                     オイルベースのドレッシングがよく調和するため。

その他 アボカド、ゆで卵、パスタ(パスタサラダ)、マリネしたナス


3. 代表的なサラダの例

グリーンサラダ:レタスやベビーリーフといった葉物と、トマトや玉ねぎを使ったシンプルなサラダ。

生ハムとオリーブのマリネサラダ:生ハムやブラックオリーブを加え、ドレッシングでマリネすることで、ワインなどのおつまみにもなる一品。

パスタサラダ:ペンネやフジッリなどのショートパスタと野菜をイタリアンドレッシングで和えたサラダ。


ブルーベリーマフィンとは

ブルーベリーマフィンは、世界中で非常にポピュラーな焼き菓子の一つです。

バターやオイルを使った生地に、甘酸っぱいブルーベリーを混ぜ込んで焼き上げられます。


1. 特徴

甘酸っぱさのバランス:しっとりとしたマフィンの甘い生地と、口の中でプチッとはじけるブルーベリーの爽やかな酸味が

           絶妙なバランスを生み出します。

食感:マフィン生地は一般的にケーキやカップケーキよりも重く、しっとりとした

   「クイックブレッド(イーストを使わずベーキングパウダーなどで膨らませるパン)」のような食感です。

   トッピングにクランブル(ポロポロとしたそぼろ状の生地)が使われることも多く、サクサクとした食感が加わることもあります。

用途:アメリカなどでは、朝食やブランチ、コーヒーブレイクのお供として定番です。


2. マフィンの起源と歴史

ブルーベリーマフィンに限らず、マフィン全体の起源はイギリスに遡ります。

イングリッシュマフィン:19世紀のイギリスで生まれたパン職人のまかない料理が起源とされ、

            当時はティータイムに食べられていました。これは現在のイングリッシュマフィン

            (横にスライスして焼いて食べるパン)を指します。

アメリカンマフィン:その後、製法がアメリカに渡り、現在のカップケーキのような形をした、ベーキングパウダーで

          膨らませる甘いアメリカンマフィンが広く普及し、朝食の定番となりました。

ブルーベリーの利用:北米はブルーベリーの主要な産地であり、特にアメリカのニューイングランド地方などでは

          古くからブルーベリーが手に入りやすかったため、最もポピュラーなフレーバーの一つとして定着しました。


美味しいブルーベリーマフィンの作り方のポイント

1. 混ぜすぎない(グルテンの形成を防ぐ)

重要性:マフィン作りで最も重要なポイントは、粉類を加えてから混ぜすぎないことです。

理由:混ぜすぎると小麦粉のグルテンが形成され、生地が硬く、パサついた仕上がりになってしまいます。

コツ:粉気が少し残る程度で混ぜるのを止め、「さっくりと」合わせるのが理想です。


2. ブルーベリーの工夫

生のブルーベリーや冷凍のブルーベリーを使う場合、生地が青く変色するのを防ぐために工夫をします。

冷凍ブルーベリー:冷凍のまま使用し、解凍しないのが一般的です。解凍すると水分が出て生地が水っぽくなり、色がつきやすくなります。

コーティング:ブルーベリーの表面に少量の小麦粉をまぶし、コーティングしてから生地に混ぜると、沈みにくくなり、生地への色移りも多少防げます。

酸味を加える:生地にレモン汁やヨーグルトなどの酸性成分を少し加えることで、

       ベーキングパウダーのアルカリ性とブルーベリーの色素(アントシアニン)の反応を抑え、変色を防ぐ効果があります。


3. 温度と焼き方

材料の温度:卵や牛乳などの液体材料は、室温に戻しておく方が生地が馴染みやすくなります。

焼き始め:生地をマフィン型に入れた後、すぐに予熱したオーブンで焼くようにしましょう。

これらのポイントを押さえることで、ふんわりと膨らみ、ブルーベリーの風味が生きた美味しいマフィンに仕上がります。


目の愛護デー(10月10日)の由来

形にまつわる由来

数字の「10」を横にして見ると、眉と目の形に見えることに由来しています。

制定の歴史

1931年(昭和6年):中央盲人福祉協会が失明予防の運動として、この日を「視力保存デー」と定めました。これが「目の愛護デー」の始まりです。

1947年(昭和22年):戦後、再び中央盲人福祉協会が「目の愛護デー」と改称し、広く啓発活動を行うようになりました。


付随する記念日

10月1日は「メガネの日」とされており、これに合わせ10月1日~10日は「目とメガネの旬間」と定められています。

目の愛護デーに呼びかけられる活動

目の愛護デーの期間には、個人が目の健康を見直すことや、全国で様々な啓発活動が行われます。


1. 個人の健康習慣の見直し

目を守るために、日々の生活で以下の習慣が推奨されます。

定期的な眼科受診:自覚症状がなくても、緑内障など進行性の病気は早期発見が重要です。年に一度は眼科検診を受けることが強く推奨されます。

休息をとる:パソコンやスマートフォンを長時間使用する場合は、「20-20-20ルール」

      (20分ごとに20フィート(約6メートル)先のものを20秒間見る)などを活用し、適度に目を休ませましょう。


生活環境の改善:

照明の明るさや、モニターの位置(見下ろす位置が望ましい)を見直す。

意識的にまばたきをして、ドライアイを防ぐ。

十分な睡眠をとり、目の疲れを回復させる。

紫外線対策:季節を問わず、外出時にはUVカット機能のあるサングラスや帽子を活用し、直射日光から目を守りましょう。

禁煙と栄養:喫煙は目の老化や疾患を悪化させる原因となるため避け、目に良い栄養素(ビタミンA、C、Eなど)

     を意識的に摂取しましょう。


今日から、合唱練習もはじまり、6時間目には9年生は進路説明会も予定されています。

美味しいイタリアンな気分に癒やされ、残りの時間もしっかりとがんばりましょう。

今日を乗り切れば、3連休ですからね。

デザート付きの、手が込んだメニューをつくってくださった、給食室のみなさんへの

感謝の気持ちを忘れずに、美味しく頂きましょう。



             記事  風見 一統