7年 国語
- 公開日
- 2025/10/07
- 更新日
- 2025/10/07
日々の様子
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7年生の国語です。
竹取物語が、一段落して、次の単元に突入しています。
情報の単元「情報を関係づける」ということで、
防災に関するデータを読み解いていました。
「情報を関係づける」という単元(または活動)は、現代の国語科で重要視されている
「情報活用能力」を身につけるための学習です。
これは、単に文章を読んで理解するだけでなく、集めた複数の情報や文章内の事柄同士を結びつけ(関係づけ)、
整理し、自分の考えをまとめたり、分かりやすく伝えたりする力を養うことを目的としています。
具体的な学習内容
1. 「情報を関係づける」の学習目標
情報の整理: 複数の情報源(文章、図表、写真など)から、目的に応じて必要な情報を選び出し、分類する。
関係性の把握: 情報と情報との間に、どのような関係(つながり)があるのかを理解する。
構成と表現: 情報を整理し、分かりやすい構成を考えた上で、自分の考えを表現する。
2. 「情報と情報との関係」とは
関係の例 意味
全体と中心 文章全体で一番伝えたいこと(中心)は何か、それを構成する個々の事柄(全体)は何か。
主張と事例 筆者の考えや意見(主張)と、それを裏付ける具体的な例(事例・根拠)の関係。
原因と結果 ある事柄が起こった理由(原因)と、その結果として生じた事柄(結果)の関係。
共通点と相違点 複数の情報を比較し、似ている点(共通点)と異なっている点(相違点)を見つける関係。
具体と抽象 一般的な概念(抽象)と、それを分かりやすく説明するための具体的な事実や例の関係。
3. 学習活動の具体的なステップ
テーマの設定(課題の把握)
まず、取り組むべきテーマや課題(例:防災、地域の問題など)を明確にします。
情報の収集と選別
提示された文章(教科書内、新聞記事、資料など)を読み、課題に関係する部分や、説明に必要な部分に印をつけ、必要な情報を選び出します。
情報の信頼性(どこからの情報か、出典はどこか)についても意識します。
情報の整理と関係づけ
選んだ情報同士を、「主張と根拠」「原因と結果」などの関係で結びつけ、分類します。
この際、図や表、マッピング(構造図)などを用いて、視覚的に関係性を整理することが推奨されます。
構成の決定と表現
整理した情報を、聞き手や読み手が最も理解しやすい順番で並べます。
整理した内容をもとに、自分の考えや提案をまとめた説明文や投稿文などを書きます。その際、相手に合わせた適切な言葉遣いや表現を工夫します。
この単元は、単なる知識の習得ではなく、学校生活や社会生活で必要となる論理的な思考力と伝達力の土台を築く重要な学習と言えます。
先生の説明をしっかりと聞いて、自分の力を高めていきましょう。
記事 風見 一統