学校日記

おいしい給食「塩バターコーンラーメン」~北海道より愛をこめて~

公開日
2025/10/03
更新日
2025/10/03

日々の様子

10月3日(金)

今日のメニューは、塩バターコーンラーメン、いももち、贅沢濃味本和香糖仕立て、サツラク牛乳です。

今日は、知る人ぞ知る!中台中卒業!川口谷さんから酪農講話を頂戴する日です。

北海道で酪農家として生活しています。

毎年、後輩にあたる中台中生のために、おいしい牛乳とヨーグルトをこしらえて、

貴重なお話をしてくださいます。

毎年、お話も進化していて、とても有り難いです。ありがとうございます。

北海道より直送!川口谷さんが手がける、最新の酪農経営技術が成す厳選されたうま味が詰まっています。

えさやりロボットや自動ブラシ、自動搾乳機などを使い最先端のシステムでできた乳製品は

牛にストレスがかからず、とてもおいしいです。


北海道のらーめんは、濃厚でおいしい!

北海道の濃厚ラーメン、特に札幌の味噌ラーメンなどに代表される特徴として、いくつか秘密(工夫)があります。

濃厚なスープとラード(油):

豚骨や鶏ガラをベースにした濃厚で深い味わいのスープに、さらにラード(豚の背脂)を表面に浮かせる手法が多く見られます。

このラードがフタの役割を果たし、スープの熱を閉じ込めることで、寒さの厳しい

北海道でも最後まで熱々で食べられるよう工夫されています。これが濃厚さと保温性の秘密の一つです。


味噌の風味とコク:

濃厚な動物系スープに、北海道産の味噌をたっぷり使い、コクと深みを出します。

炒めた野菜をスープに加えることで、野菜の甘みや香ばしさも加わり、独特の風味になります。


麺との絡み:

濃厚なスープに負けないよう、一般的に太めの「ちぢれ麺」(多加水麺)が使われます。

このちぢれが濃厚なスープをしっかりと持ち上げ、絡みつくことで、麺とスープの一体感を生み出しています。


トッピング:

炒めたもやしや玉ねぎなどの野菜、そしてバターやコーンをトッピングすることが多く、

これも濃厚さや風味、そしてカロリーを補うための工夫とされています。

これらの要素が合わさることで、北海道ならではの「濃厚で力強く、体を温める」ラーメンが生まれていると言えます。


いももち!?

「いももち」は、芋を主原料として作られる、餅のような食感の料理です。

日本各地にありますが、特に有名なのは北海道の「いももち」です。


1. 北海道のいももち(最も一般的)

主原料: じゃがいもと片栗粉(じゃがいもから作られるデンプン)


特徴:

蒸したり茹でたりしてつぶしたじゃがいもに片栗粉を混ぜて練り、丸いお餅のような形に成形して焼いたり、揚げたりします。

もちもちとした食感と、じゃがいもの優しい風味があります。


食べ方:

定番は、醤油と砂糖をベースにした甘辛いタレ(みたらし風)を絡めたものです。

バター醤油でシンプルに味わったり、中にチーズを入れて焼いたりするアレンジも人気です。

歴史: 開拓時代、餅米が不足していた北海道で、豊富に穫れるじゃがいもを代用したのが始まりとされています。


2. その他の地域のいももち

「いももち」という名前でも、地域によって使う芋の種類が異なります。

サツマイモ系: 和歌山県や高知県などでは、サツマイモともち米を混ぜて作るものがあります。

サトイモ系: 岐阜県や千葉県の一部では、サトイモと米を混ぜて作る郷土料理があります。

一般的に「いももち」と言えば、北海道のじゃがいもを使ったものを指すことが多いです。

手軽に作れるため、家庭のおやつや軽食としても親しまれています。


東京では味わえない!?本場の牛乳!サツラク牛乳!

「サツラク牛乳」は、サツラク農業協同組合が製造・販売している牛乳および乳製品のブランドです。

サツラク農業協同組合は、北海道札幌市に本所を置く酪農専門の農業協同組合であり、北海道の酪農の歴史において重要な役割を果たしてきました。


サツラク牛乳の主な特徴

「生・処・販」一貫体制:

生産(酪農家)から加工(工場)、販売までを一貫して行う体制(川上から川下まで)を基本としています。

これにより、生産者の顔が見える安心・安全な牛乳として知られています。

生産現場と加工工場(ミルク館)の距離が近く、新鮮な生乳を迅速に製品化しています。


品質へのこだわり(健土健民):

「健やかな大地からの恵みにより健やかな人々は育まれる」という意味を持つ

「健土健民」を理念として掲げ、土づくり、草づくり、牛づくりにこだわっています。

特に、特定の牧場からの生乳に限定し、遺伝子組み換え作物の混入を防ぐため分別生産流通管理された

飼料にこだわるなど、原料となる生乳の品質に強くこだわった商品(例:サツラク低温殺菌こだわり牛乳)も展開しています。


豊富な乳製品:

牛乳のほか、ヨーグルト、バター、プリン、サブレなど、独自のブランドで様々な乳製品を製造・販売しています。


歴史:

サツラクの母体は、1895年(明治28年)に設立された「札幌牛乳搾取業組合(通称:四日会)」に遡り、100年以上の歴史があります。

また、雪印乳業(現:雪印メグミルク)の前身となる農業協同組合の一つでもあります。

北海道、特に札幌近郊で長く愛されている、地域に根差した牛乳ブランドです。


日本一おいしいヨーグルト見参!

「贅沢濃味本和香仕立て(ぜいたくこいあじ ほんわかじたて)」とは、

サツラク農業協同組合(サツラク牛乳)が製造・販売しているデザートヨーグルトの商品名です。


商品の主な特徴

濃厚でクリーミーな味わい:

北海道産の牛乳と生クリームを贅沢に使用しており、一般的なヨーグルトよりも濃厚でリッチな味わいが特徴です。


「本和香糖」の上品な甘さ:

甘味料として、沖縄産のさとうきびから作られた「本和香糖(ほんわかとう)」を使用しています。この砂糖は風味が良く、上品でまろやかな甘さが、ヨーグルトの濃厚なコクを引き立てています。

酸味が抑えられており、「デザートヨーグルト」として満足感のある味わいになっています。


製造元

サツラク農業協同組合: 北海道札幌市に本所を置く酪農専門の農協で、「生・処・販」一貫体制による品質管理にこだわっています。

この商品は、サツラクが展開する「贅沢濃味」シリーズの一つで、

まさに「口福(こうふく)」を感じるようなご褒美感のあるヨーグルトとして人気です。


今日は、年に一回の、とっても贅沢な中台中だけのオリジナル給食!です。

給食の域を超えた、日本でいちばんおいしい給食を食べたのは、

間違いなく中台中生ですね。

人と人とが繋ぐご縁が今日の給食を生み出しています。

今日も感謝の気持ちを忘れずに、美味しく頂きましょう。


 

         記事 風見 一統