学校日記

バスの車窓より!

公開日
2025/09/24
更新日
2025/09/24

日々の様子

新大阪に向けて移動中のバスの車内より

外に映る景色には・・・

御堂筋の公会堂です!


御堂筋



御堂筋は、大阪市中心部を南北に貫くメインストリートで、大阪のビジネス、文化、ファッションの中心地です。


歴史と概要

名前の由来: 道沿いにある二つの大きなお寺、北御堂(きたみどう)(本願寺津村別院)と南御堂(みなみみどう)(難波別院)を

結ぶ道であることから、「御堂筋」と名付けられました。

近代化: 昭和初期に、当時の大阪市長がパリのシャンゼリゼ通りをモデルに、幅44メートル、片側4車線の広い通りとして整備しました。

   これにより、御堂筋は大阪の近代化を象徴する通りとなりました。


見どころと特徴

イチョウ並木:

御堂筋の最大のシンボルは、約4キロメートルにわたって続く美しいイチョウ並木です。


秋には黄金色に染まり、多くの人々を魅了します。また、冬にはイルミネーションが施され、幻想的な光のトンネルとなります。


ビジネスとショッピングの中心地:


御堂筋沿いには、銀行や大手企業のオフィスビル、百貨店、高級ブランドの旗艦店などが立ち並んでいます。


特に心斎橋から難波にかけてのエリアは、若者向けのショップやレストランも多く、常に活気に満ちています。


アートと建築:


通り沿いのビルや広場には、彫刻やモニュメントが数多く設置されており、まるで屋外美術館のようです。


安藤忠雄氏が設計した「南御堂」など、近代的な建築物も多く、歩くだけで様々な建築様式を楽しめます。


交通の中心:


地下には大阪市営地下鉄御堂筋線が走っており、新大阪駅、梅田駅、心斎橋駅、なんば駅といった主要駅を結ぶ、大阪の動脈となっています。


御堂筋は、大阪の歴史、ビジネス、文化が凝縮された場所であり、大阪の魅力を感じたい方にはぜひ一度訪れてほしい場所です。


御堂筋にある「公会堂」と言えば、大阪市中央公会堂のことです。

御堂筋から少し東に入った、中之島と呼ばれる水辺に建つ、大阪のシンボル的な存在です。


歴史と概要

創建: 大正7年(1918年)に、株式仲買人として成功した岩本栄之助氏の多額の寄付によって建てられました。


岩本栄之助の悲劇: 岩本栄之助は、アメリカ視察で公共施設への寄付文化に感銘を受け、私財を投じて公会堂の建設を約束しました。

しかし、工事の半ばで事業に失敗し、完成を見ることなく自ら命を絶ってしまいました。

彼の遺志を継いで、大阪市が建設を続け、完成に至りました。


建築様式: 赤レンガと石造りのネオ・ルネッサンス様式を基調とした、華麗で美しい外観が特徴です。


国の重要文化財: 2002年には、公会堂建築物として西日本で初めて、国の重要文化財に指定されました。


役割と見どころ

文化・芸術の拠点: 創建以来、オペラやコンサート、講演会などが開催され、大阪の文化や芸術の発展に大きく貢献してきました。

アルバート・アインシュタインやヘレン・ケラーといった歴史上の偉人が講演を行った場所としても知られています。


現役の公共施設: 100年以上の歴史を持つ建物ですが、現在も市民の活動拠点として利用されており、

       コンサートやイベント、会議などに使われています。


内部の見学:


大集会室: 最大1,161人を収容できる大ホールで、荘厳な雰囲気が特徴です。


中集会室: ヨーロッパの宮殿を思わせる豪華な内装で、天井や壁には美しい装飾が施されています。


特別室: 創建当時は貴賓室として使われており、天井や壁に描かれた日本神話の絵画や、

    窓のステンドグラスなど、和と洋が融合した芸術的な空間です。


地下の展示室: 公会堂の歴史や建設に関する資料が展示されており、自由に無料で見学できます。


大阪市中央公会堂は、単なる歴史的建造物ではなく、大阪の文化を育んできた人々の想いや歴史を感じられる場所です。

夜にはライトアップされ、水辺に映える幻想的な姿も楽しめます。


大阪と言えば!御堂筋、心斎橋・・・

今回は、降り立つことは叶いませんでしたが、ぜひ楽しみにきてほしい場所のひとつです。

ここまできたら、新大阪は、もうすぐそこまで!


    記事 風見 一統