9年 理科
- 公開日
- 2025/09/06
- 更新日
- 2025/09/06
日々の様子
9年生の理科です。
中学校3年生の理科における「物体の運動」では、主に速さと速度について学びます。
速さとは
速さは、物体がどれだけ速く動いているかを表す量です。単純に、移動した距離をその移動にかかった時間で割ることで求められます。
公式: 速さ = 距離 ÷ 時間
単位: m/s(メートル毎秒)、km/h(キロメートル毎時)など
例えば、10秒間に50メートル進んだ物体は、速さ 50m ÷ 10s = 5m/s となります。
速度とは
速度は、速さに加えて、運動の向きも表す量です。つまり、「どれだけ速く、どちらの方向に」動いているかを示します。
定義: 速度は、単位時間あたりの変位(位置の変化)です。
単位: 速さと同じく、m/s や km/h などが使われますが、向きが重要になります。
例えば、「東へ毎秒5メートル」というように表現されます。
速さと速度の違い
速さ: scalar quantity (スカラー量) - 大きさのみ
速度: vector quantity (ベクトル量) - 大きさと向きの両方
例:円周上を一定の速さで回る物体は、速さは一定ですが、進行方向が常に変化するため、速度は一定ではありません。
まっすぐ進む電車が、途中で止まったり、逆走したりしなければ、速さと速度の大きさは同じになります。
まとめ
中学校理科では、これらの基本的な概念を理解し、グラフ(時間と距離、時間と速さなど)から物体の運動の様子を読み取ったり、
計算したりすることが求められます。
今日の授業では、実際に代表生徒が走っているところを、ビデオカメラで録音して、映像とともに、先生が解説していました。
身近なものから学べると、より理解が深まりますね。
記事 風見 一統