教育実習生による数学の研究授業が行われました。課題は「正負の数を使って、平均を求める工夫を考える」こと。バレーボール選手6人の身長データを使い、通常の計算より簡単に平均を出す方法を探りました。

　生徒はまず、基準となる身長を自分で決め、その差をもとに平均を求める方法に挑戦。どの値を基準にするか考えたあと、班ごとに意見を出し合い、代表生徒が電子黒板で自分の考えを発表しました。

　後半では、負の数を使うことで計算がさらに簡単になることにも気づきました。生徒の対話や発表が活発に行われる中、実習生の先生も声掛けや個別支援など、これまでの実習の成果をしっかり発揮していました。

　最後に、振り返りをタブレットで入力し、自分の学びを整理して授業を終えました。

　9年生は国語の授業で、「条件に応じて説得力のある文章を書く」課題作文に取り組んでいます。この日の目標は、「資料を適切に引用し、説得力のある文章を書くこと」でした。

　授業は漢字テストから始まり、構成確認のチェックを受けた後、PCを使って作文の入力へ。今では、国語の授業でもデジタルでの提出が当たり前になってきています。使用した資料は「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査（令和5年度）」。生徒は関心のあるデータを選び、読み取れること、自身の体験や見聞、それに基づく考えを順にまとめていきました。200字を超える力作も多く見られました。

　完成後はGoogle Classroomにリンクを貼り、互いの作文を読み合いコメントを記入することになります。次回の授業でも引き続き相互にフィードバックを行う予定です。

　運動会の最後を締めくくるのは、学級対抗リレーです。各クラスの代表選手8人が、クラスの勝利をめざして全力でバトンをつなぎました。結果は、7年生が黄色2組、8年生と9年生はいずれも緑色3組が1位を勝ち取りました。

　この結果、総合成績でも全学年で緑色3組が優勝という快挙となりました。

　閉会式での実行委員長の言葉では、「先輩方を超えることができたと思います！」と、これまでの努力を誇る力強いメッセージが述べられ、運動会は大きな達成感とともに幕を下ろしました。

　早めの昼休みをとり、午後の部は12時10分からスタートです。

　最初の種目は、部活対抗リレーです。各部活動の有志メンバーによるエキシビション競技で、女子の最速No.1を決める女子レース、男子の最速No.1を決める男子レース、そして日頃の活動の成果を披露するパフォーマンスレースの3本立てで行われました。各チームが個性あふれる走りや表現で会場を盛り上げました。

　続いては学年種目。7年生の「LOOP & ROPE」では、どのクラスも予行より記録を伸ばし、緑色3組が455回で1位、赤色1組が414回で2位、黄色2組が399回で3位、青色4組が361回で4位となりました。8年生の「志五中ハリケーン」では、緑色3組が1位、黄色2組が2位、赤色1組が3位という結果でした。9年生の「TUG OF WAR」は3クラス同時に行う初戦で緑色3組が2勝となって1位を確定、赤色と黄色の直接対決では赤色が2勝し、2位となりました。

　全員リレーで会場が盛り上がったあとは、各学年による演技の披露が行われました。

　7年生は「大江戸ダンス」、8年生はリズムダンス「Mela!」、そして9年生は迫力の「ソーラン節」。たくさんの観客の前で、どの学年も堂々と演技を披露しました。

　本番前には、それぞれが円陣を組み、仲間と成功を誓い合う姿も見られました。演技では、どの生徒も振り付けだけでなく表情まで意識して“魅せる”ことを大切にしており、これまでの練習の成果がしっかりと表れていました。

　来賓席からは、「9年生にもなると大人の演技ですね」といった声も聞かれ、最高学年らしい風格を感じさせる仕上がりに、拍手が送られていました。

　昨日の順延を経て、令和7年度の運動会を無事に開催することができました。

　昨日一日、休みが入ったことで、これまで練習で追い込んできた体を少し休める時間になったかもしれません。

　この日を迎えるまで、保健体育の授業はもちろん、学年練習や予行練習など、生徒たちは本当によくがんばってきました。特に直前の2週間は、生徒の運動会実行委員長をはじめ、各クラスの実行委員が中心となって準備を進めていました。

　もちろん、競技の勝敗も大切ですが、それ以上に今日という日を迎えるまでの“がんばってきた過程”が何より大切です。

　自分の力を思いきり発揮し、仲間とともに応援し合って、心に残る一日になりそうです。

（写真は選手宣誓、7年全員リレー、8年全員リレー、9年全員リレーの様子です。）

　理科室をのぞくと、教室の中は真っ暗。どうやら「光の屈折」の実験の真っ最中のようです。黒板には「半円形のレンズを通り抜ける前後の光の道筋を記録し、その規則性を調べる」という本時の目標が掲示されていました。

　実験は2つのパターンで行われていました。1つめは「レンズに入るときの光」、2つめは「レンズから出るときの光」について調べるものです。どちらも5つの異なる角度から光を当て、屈折の様子を観察し、光の進み方にどのような規則があるのかを比較していました。

　生徒たちは、観察した光の道筋をワークシートに記録し、考察をオクリンクに入力して提出しました。

　提出された記述の一部には、「実験①では、斜めから入射した光は、入射角より屈折角が小さくなり、光が曲がって進んだ。垂直に入った光は直進した」「実験②では、レンズの外から出るときに、屈折角が入射角より大きくなった。角度が大きすぎると、光が屈折せず、全反射のように見えた」といった、観察に基づいたしっかりとした考察が書かれていました。

　光の進み方の規則性を自分の目で確かめ、言葉にしてまとめる力が育っています。

　2校時の体育館では、7年1組と9年3組がダンスの仕上げに取り組んでいました。鏡をパーテーションに使って体育館を二分し、7年生は「大江戸ダンス」、9年生は「ソーラン節」の練習に励んでいました。

　7年生の本時の目標は「大きな踊りができるようになる」、9年生の目標は「細かな振りを合わせる」です！

　お互いの音楽や掛け声が聞こえる中、それぞれの学年が集中して踊りに取り組む様子が見られ、良い刺激となっていたようです。運動会本番に向けて、仕上がりも着々と進んでいます。

　9年生は音楽の授業で、卒業式の式歌「あなたへ」の練習を始めました。この曲は、毎年9年生が学年全体で心を込めて歌う特別な一曲です。

　この日の目標は、「主旋律の動きを確認すること」。まずは正しい姿勢と発声を確認し、校歌でウォーミングアップ。その後、「あなたへ」のCD音源を鑑賞し、楽譜を手にメロディーの動きをたどっていきました。

　授業は音楽科の2名によるティームティーチングで進められ、この日はソプラノ（アルト）とテノールを分担して教員が実際に歌声を披露。CDでは味わえない“生の響き”に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

　女声はソプラノとアルトに仮分けし、主担当のもとで別れて練習。テノールにはサブの教員がつき、それぞれ丁寧な指導が行われました。

　5回の練習を経て、伴奏に合わせて合唱できることをめざしています。授業の最後には、それぞれが気づいたことや良かった点、できなかった点をワークシートに記入し、次回に備えました。

　6年前、コロナ禍で歌うことすら難しかった9年生が、集中力を研ぎ澄ませてこの曲を歌い上げたというエピソードも紹介されました。今年の9年生もまた、それぞれの思いをこの歌に重ねていきます。

　9年生は、英語のUnit 2で「衣類の選び方」をテーマに、人や環境にやさしいファッション（エシカルファッション）について考える学習に取り組んでいます。

　授業の冒頭では、小テスト及びKahoot!を実施しました。Kahoot!は、これまでの教科書の内容から出題され、生徒たちはゲーム感覚で楽しみながら復習しています。「この時間のために3時間勉強してきた！」という意気込みを見せた生徒が、見事トップの成績を収めていました。

　今回は、登場人物の純が読んでいるエシカルファッションに関する本の内容を読み進めました。本文の理解を深めるために教員が作ってきたスライドを活用しながら、一人で考える時間と、ペアで意見を交換する時間をバランスよく取り入れました。

　自分たちの身近にある衣類を通して、グローバルな課題に目を向ける貴重な学びの時間となりました。

（写真は9年1・2組の少人数授業の様子です。）

　運動会練習で「動」の時間が増える5月後半ですが、登校直後は「静」の時間、「朝読書」にしっかり取り組んでいます。

　本校では、8時25分の本鈴の2分前に「アマリリス」の音色が流れます。このメロディは、本鈴が間もなく鳴ることを知らせる合図です。そのころには、ほとんどの生徒が着席し、静かに本を開いて読書を始めています。

　中には、授業で紹介された「板橋区電子図書館サービス」を活用し、Chromebookで電子書籍を読んでいる生徒の姿も見られました。

（写真は、7年1組と3組の朝読書の様子です。）

　今回の予行では、生徒たちの係活動の確認も大きな目的のひとつでした。

　放送係、用具係、誘導係など、それぞれの係が自分の持ち場へ走って移動したり、仕事の順番をしっかり覚えて集合したりと、運営の一員として真剣に取り組んでいました。

　運動会は、競技だけでなく「みんなでつくる」行事です。支える側の頑張りがあるからこそ、スムーズで感動的な一日が実現します。今日の予行では、そんな裏方の力がしっかりと輝いていました。

　生徒一人ひとりの笑顔があふれる、心温まる半日となりました。

（写真は、順に、実行委員、生徒会役員、招集・誘導、決勝審判、出発合図、得点、用具、放送、救護の各係と美術部作品です。）

　各学年の学年種目も、白熱した展開となりました。

　7年生の「ROOP & ROPE」では、2組が合計390回で1位、3組がわずか14回差の376回と大接戦。

　8年生の「志五中ハリケーン」は、走力と連携が問われる競技で、今日の順位は3組、1組、2組の順でした。

　9年生の志五中名物・三方向で同時に綱を引く「TUG OF WAR」では、3組・緑組が2戦2勝と力強いパフォーマンスを見せてくれました。

　代表リレーも行われ、7年生では2組・黄色組が1着。7年生以外は2走まで行いましたが、各学年の代表が意地と意地をぶつけ合う、見ごたえある走りが繰り広げられました。

（写真は、1～2枚めが7年学年種目、3～5枚めが8年学年種目、6～8枚めが9年学年種目、9～10枚めが7年生の代表リレーです。

　続いて行われたのは、各学年の演技発表です。予行では本番とは異なり、正面から鑑賞する形式で行いました。後方の生徒席からは見えにくい、細かな表情や動きにも注目が集まりました。

　7年生の演技には、8・9年生から「かわいいー！」という声。8年生の演技には9年生から「うまいー！」と称賛の声が上がり、9年生の堂々とした演技には7年生から「すごい！」の声が飛びました。

　学年を超えた温かいまなざしと、憧れや尊敬の気持ちが交差する、心あたたまるひとときとなりました。

（写真は、1枚め～3枚めが7年生、4枚め～6枚めが8年生、7枚め～10枚めが9年生です。）

　心地よい日差しの中、運動会の予行を実施しました。気温は23〜24度、湿度は50％程度と、まさに運動日和。WBGTは21度前後で、安全に活動することができました。

　予行のスタートは、実行委員の威勢のよい掛け声とともに始まった準備体操。全体にピリッとした緊張感が広がり、いよいよ運動会本番の雰囲気が高まります。

　最初の種目はクラス対抗の全員リレー。今回は5〜6人目までの試走でしたが、バトンをつなぐたびに歓声が上がり、応援にも熱がこもりました。本番さながらの真剣な走りに、応援のテンションも高くなりました。

　今日の理科では、「植物の根を観察し、分類することができる」ことを目標に学習を進めました。これまでに観察してきた花や茎に続き、今回は根に注目します。

　まずは、ワークシートに思い出しながら根の形を描いてみました。そのあと、根にはどんな役割があるのかをみんなで考えました。

　次に、校庭に出て10分間、実際に植物の根を探して観察しました。採取した植物をもとに、「単子葉類」と「双子葉類」の根の違いについて学習しました。双子葉類は太くて大きな主根があり、そこから側根が分かれて伸びていくのが特徴です。一方、単子葉類はひげのような細い根がたくさん集まった「ひげ根」が特徴です。

　最後は、それぞれの根のつくりに注目して、学んだことを2文程度の文量でまとめました。実際に見て触れて考える、充実した学びの時間となりました。

　7年生の演技種目は「大江戸ダンス」です。

　校庭に出ると、「春のうららの隅田川、のぼりくだりの船人が……」と、歌の練習の声が聞こえてきました。これは、大江戸ダンスの途中に挿入される、滝廉太郎作曲の『花』。演技中に流れる「東京ラプソディー」の合間に出てくる一節です。

　なんと7年生は、ダンスだけでなく歌の練習にも取り組んでいます！

　一つひとつの動きや声に、一生懸命さがにじみ出ており、初々しさあふれる演技に目を奪われること間違いなしです。運動会本番が楽しみです。

　演技の最後には、響き渡るような「ソイヤッ！」の掛け声が響き渡りました。

　地域の防災意識を高めることを目的に、長後町会が防災訓練を実施しました。会場は稲荷氷川神社の境内で、約2時間半にわたり、起震車体験、煙ハウス体験、三角巾の使い方、水消火器による初期消火訓練、炊き出し訓練と試食など、さまざまなプログラムが行われました。

　この訓練に中学生ボランティアとして参加したのは、9年生2名、8年生4名。地域の方々と交流しながら防災について学ぶ、貴重な機会となりました。

　訓練後には、炊き出しの豚汁と混ぜご飯をおいしくいただきました。参加した生徒たちにとって、地域とのつながりや防災の大切さを改めて感じる一日となりました。

　舟渡小学校の運動会に生徒がボランティア参加しました

　5月24日（土）、響き合う学びのエリア・舟渡小学校にて運動会が開催されました。本校からは40名の生徒がボランティアとして参加し、用具の準備や下級生のお世話など、母校のために積極的に活動しました。

　卒業生としての誇りを胸に、頼もしい姿を見せてくれた生徒たちに、拍手！

　放課後の時間に第1回英語検定試験を実施しました。監督は、いつもお世話になっている地域の方々にご協力いただき、静かで集中できる環境の中で行われました。

　今回は、5級に14名、4級に20名、3級に22名の生徒が挑戦しました。受験した生徒たちは、これまでの学習の成果を発揮しようと真剣な表情で取り組んでいました。今後の結果が楽しみです。