校長日記

11月21日(金)本日の授業風景(1)

公開日
2025/11/21
更新日
2025/11/21

校長日記

 8年5組・国語の授業の様子です。


 小説『走れメロス』(太宰治)の学習です。教科書の教材としては長い部類に入るので、前回の授業で通し読みをしました。それを受けてこの時間は、登場人物のマッピング(相関関係図)に取り組んでいました。


 相関関係といっても、主な登場人物はメロス(主人公)ディオニス(暴君)セリヌンティウス(メロスの友人)の3名と、メロスの妹、フィロストラトス(セリヌンティウスの弟子)ぐらいです。そのため登場人物の性格や特徴を書き出すのに時間を使っていました。メロスの性格では、多くの人が「正義感が強い」「友情に厚い」等を挙げています。


 しかし、かつて【メロス】を「テロリスト」と批判した私の教え子がいました。「町で王の悪い噂を聞いただけで『生かしておけぬ』と短刀を持って殺しに向かったから」という理由でしたが、当時それもわかる気がして感心しました。


                                         校長 武田幸雄