７年４組・音楽の授業の様子です。

　鑑賞の授業で、歌曲『魔王』を取り上げていました。『魔王』は、ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけた歌曲です。歴史に名を残す偉大な作詞家と作曲家によって紡がれた歴史的な歌曲と言えますね。

　曲中には、語り手・父親・息子・魔王の４役が登場します。それらを歌っている演奏者は１人ですが、役によって表現の仕方を使い分けています。また、例えば同じ父親でも、場面（詩）によって旋律（声の高さ）や強弱、速度等に変化を持たせ使い分けています。そうした違いを聴き取り、友達とも意見共有しました。

　「違い」といえば、シューベルトと同じタイミング・同じゲーテの詩で『魔王』を作曲した人がいます。ドイツのレーヴェという作曲家です。興味のある人はレーヴェの『魔王』も聴いて、違いを比較するのも面白いかもしれません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　武田幸雄