学校日記

【校長日記】自ら授業を公開したある先生の授業

公開日
2025/10/15
更新日
2025/10/15

校長日記

 今月、5年2組に教育実習生が来ています。5年1組担任の先生が教育実習生に参観してもらうために、算数の授業を公開しました。5年1組担任の先生は、教育実習生に公開するだけでなく、全教職員に参観を呼びかけ、公開授業が実現しました。こうやって主体的に授業を公開する先生がいること、とても素晴らしいことです。
 授業は算数「単位量あたりの大きさ」の導入でした。いろいろな広さや人数の場合の「込み具合」を調べ、どのように比べたらよいのか子どもたちは主体的に考えました。自分一人で考えたり、グループで考えたりして、学びが広がりました
 子どもたちは、人数や広さ、いずれか一方をそろえることで「込み具合」を比べることができることに、気付きました。児童が見付けた決まりを全員で考えたり、確かめたりしながら学びが深まりました。「そろえる」という考え方は、算数のさまざまな場面で使われる大切な考え方です。授業の終盤には、本時の問題解決で使われた考え方が「分数の考え方」「比例の考え方」と重なりがあることを確認することもできました。
 「教えることは教える…」「考えさせることは考えさせる…」、こうやって「教えることと考えさせることを」を明確に分け、授業を展開するのはとても大切です。子どもたちの「つぶやき」や「発言」、「様々な見方や考え方」をもとに学びがつながっていきました。
 令和7年10月15日1時間目、高六小校舎4階5年1組教室で、教員の研修会の師範授業になるような「とても質の高い授業」が繰り広げられました。(校長)