学校日記

おいしい給食「魚のたれかけ」

公開日
2025/06/17
更新日
2025/06/17

日々の様子

6月17日(火)

今日のメニューは、ごはん、魚のたれかけ、ごま和え、じゃがいもの味噌汁、牛乳です。

今日の鮮魚・・・「ホキ」

味付け調理法・・・油でホキを揚げて、醤油味のたれがかかっています

魚が苦手な生徒も、美味しく食べられるように、ふわふわ食感で美味しく調理されています。

感謝の心をもって、頂いてみましょう、実は、食わず嫌いだったのでは!?なんてことも多々あります。


 記事 風見 一統


番外編



「ホキ」とは、タラ目マクルロヌス科に属する深海魚のこと。以前はメルルーサ科に分類されていましたが、別の種類と認定されてからはマクルロヌス科として扱われるようになりました。

ホキは切り身で輸入されることが多いので、生きている姿を見たことのある方は少ないでしょう。その顔はタラに似ていますが目が大きく、魚体は銀色で細長い形をしています。大きいものは体長1m、体重8kgほどになり、寿命は12〜20年ほどと比較的長生きするのが特徴です。また、肉食魚なので歯が鋭く、ハダカイワシやイカ、エビなどを捕食して生息しています。






ホキは調理加工がしやすく価格がリーズナブルなので、業務用の白身魚としてさまざまな食品に活用されています。代表的な食品は、お弁当に入ってる白身魚フライ、フィッシュバーガー、ちくわなどの練り物です。ホキはあまり有名な魚ではありませんが、実は日本の食文化に深く関わっています。私たちが気づかないうちに口にしているのかもしれませんね。

また、ホキは水深300~800mの深海に群で生息するため、以前は底引き網漁(トロール漁)で大量に漁獲されていましたが、乱獲によってその数が激減しています。近年は市場に安定供給されなくなってきているので、同じタラ目であるデコラやメルルーサという魚で代用されることも多いようです。ちなみに豊洲市場では、冷凍ホキの価格は1kgあたり700円前後で取引されていましたが、昨年から徐々に値上がりしています。