学校日記

教科センターならでは!MS(メディアスペース)

公開日
2025/04/14
更新日
2025/04/14

できごと

中台中は、「教科センター方式」という、生徒が教室を移動して授業を受けるいわば、大学のような仕組みの中学校です。

生徒が自ら学びに向かう意識を持ち、時間の間隔や計画性が自然と身につく仕組みをとっています。

常に移動が伴うため、縦の交流も盛んで、教科毎に教室が固まっているため、他の学年がどんな学習を行っているのかも

手に取るようにわかります。

そして、各教科の教室側には、MSという場所があり、各教科の特性にあった自習スペースや学習教材が設置されています。

国語のエリアをみてみると、水習字や漫画でわかる古典作品集や漢字検定の過去問題、文学小説や文学史の年表、読書感想文集など

国語の知識が詰まった畳やお香の香りが漂う、和テイストな空間が広がっています。

小学校で習う漢字一覧表が掲示されているのは、とてもありがたいですね。

都立入試問題の漢字の書き取りは、5問×2点の計10点分で、小学校で学習する漢字より出題されることが主です。

学びは、つながり続けますので、これまでの復習を大切にできる中台中生であってほしいと思います。

また、各学年の成果物等も掲示されており、学びの共有が日常で行われています。

生徒それぞれ、得意不得意があるので、自分が得意な教科で成果物に力を入れて、掲示されることをモチベーションに意欲的に取り組む生徒も

後を絶ちません。

放課後の時間帯など、ひとつの居場所としても活用され、よく生徒同士で談笑しながら、学習に励む様子が見受けられます。

教科の先生用の職員室も隣接しているため、いつでも質問することや、先生が生徒の様子を観察することもでき、

先生と生徒が一体となって学校生活を過ごしながら、学習の支援ができる環境が売りです。

教科センターを開始して10年目に突入しますが、大きなトラブルもなく、設備や備品も生徒が大切にしてくれるので、

いつでも綺麗な環境が保たれ、生徒主体で活動が行える場所として今も使われています。

学校公開の際には、授業の様子だけではなく、校舎内の環境や設備にも目を向けて頂けると、あらゆる場所で、新しい発見ができます。

ぜひ、保護者の皆様も、中台中学校をたくさん知って欲しいと思います。


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