学校日記

おいしい給食「鶏肉の北京ダック風」

公開日
2025/11/28
更新日
2025/11/28

日々の様子

11月28日(金)中国料理の日

今日のメニューは、ご飯、鶏肉の北京ダック風、ルオボウロースータン、杏仁豆腐、牛乳です。

「世界三大料理」の一つとして、その歴史と多様性、そして豪華な料理の数々は非常に魅力的です。

世界三大料理としての中国料理中国料理は、フランス料理、トルコ料理と

並び世界三大料理の一つに数えられています。

1. 世界三大料理に数えられる理由 

宮廷料理としての発展:

数千年にわたる君主制のもとで、貴重な食材と高い調理技術が宮廷に集められ、

洗練された料理文化として発展しました。

広範な影響力: 中国から伝わった麺料理(ラーメン、うどんなどのルーツとされる)をはじめ、

その食文化や調理技術が世界中に広がり、他国の食文化に大きな影響を与えました。

多様性と幅広さ: 広大な国土と4,000年の歴史を持ち、地方によって異なる気候、食材、

調理法が発達し、非常に多彩な料理のバリエーションを持っています。

2. 中国四大料理と特徴

中国料理は地域によって大きく特色が異なり、

一般的に「四大料理」に分類されます。

北京料理中国北部(北京など)宮廷料理をルーツに持ち、寒い気候のため、

塩味が効いた肉料理や小麦粉を使った粉食が多い。

油をよく使う。北京ダック、水餃子、羊のしゃぶしゃぶ

広東料理中国南部(広州、香港など)「食は広東にあり」と言われるほど食材が豊富。

素材の味を活かしたあっさりとした薄味が特徴。海外に広まった中華料理の主流。

飲茶(点心)、フカヒレ、海鮮料理四川料理中国西部(四川省など)盆地の気候に対応するため、

唐辛子の辛さ(辣:ラー)と山椒の痺れ(麻:マー)を活かした刺激的な味が特徴。

麻婆豆腐、担々麺、エビチリ上海料理中国東部(上海など)海や川に面し、

魚介類が豊富。醤油や黒酢を使った甘辛く濃厚な味付け、あんかけ料理が多い。

上海蟹(酔蟹)、小籠包 


北京ダック(北京烤鴨: ペキンカオヤー)

1. 料理の特徴と歴史特徴: 飴色にこんがり焼き上げられたパリパリの皮と、ジューシーな肉が特徴。

主に皮を薄い小麦粉の皮(カオヤーピン)に、ネギやキュウリの細切り、

甘い味噌(甜麺醤)と一緒に巻いて食べます。

歴史: その起源は明代(14世紀)にさかのぼり、都が南京にあった頃の南京ダックがルーツとされています。

明の永楽帝が都を北京に移した際に、このローストダックの製法も伝わり、

宮廷料理として発展しました。

2. 調理法伝統的な北京ダックには主に2種類の焼き方があります。

掛炉式(かぐろしき):吊るし焼きタイプ。特製の窯にアヒルを吊るし、薪の直火で焼き上げます。

火力が均一に伝わり、皮の香ばしさが増すのが特徴で、

現代の専門店(特に「全聚徳」など)で多く用いられています。

燜炉式(めんろしき):密閉した窯で燻し焼きにするタイプ。

直火に比べ、熱がゆっくり伝わるため、肉が柔らかくジューシーに仕上がります。(「便宜坊」など)


ルオボウスータン(羅蔔絲湯)

 大根の細切りスープ(蘿蔔絲湯: ルオボウスー・タン)

中国語表記: 蘿蔔絲湯 (luó bo sī tāng)蘿蔔 (luó bo): 大根、カブ絲 (sī): 細切り湯 (tāng):

スープ特徴:大根を細切りにして作るシンプルなスープです。

味付けは塩や鶏がらスープなどであっさりとしていることが多く、大根の甘みや素材の旨みが活かされています。

地域やお店によっては、肉(豚肉や鶏肉)や魚介、乾燥したホタテ貝柱などを加えて

風味豊かにすることもあります。特に中国南部などの薄味を好む地域や、

家庭料理としても親しまれている、滋味深いスープです。

最後に中国語でおいしい!は、

「ハオチー♪」です。

今日は、みんな大好きな中華料理でしたね。

11月最後の給食でした。

いよいよ、次は12月(師走)に突入です。

2学期も残り18回の給食をありがたくいただきましょう。


今日も、本場の味を意識して調理してくださった、

給食室のみなさんへの感謝を忘れずに、残りの学校生活を

しっかりと送り、週末を迎えましょう。



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