学校日記

おいしい給食「味噌ラーメン」

公開日
2025/11/18
更新日
2025/11/18

日々の様子

11月18日(火)~鉄分強化メニューの日~

今日のメニューは、味噌ラーメン、大豆とポテトのフライ、牛乳です。

板橋区では毎月1回、鉄分強化メニューを献立します。

不足しがちな鉄分を給食で補い、健康な身体を保ちましょう。

鉄分は、私たちの健康維持に欠かせない必須ミネラルの一つであり、体内で非常に重要な役割を担っています。

鉄分の主な重要性と、不足した際の症状について

 鉄分の主な働き(重要性)

1. 全身への酸素運搬これが鉄分の最も重要な役割です。

ヘモグロビンの構成成分:体内に存在する鉄分の約70%は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となっています。

酸素の輸送:ヘモグロビンは肺で取り込んだ酸素と結合し、血液に乗せて体の隅々にある細胞や組織に酸素を届けます。

二酸化炭素の回収:酸素を届けた後は、代わりに細胞で使われた二酸化炭素を回収する役割も担っています。

2. エネルギー生産ミオグロビン:筋肉中に存在し、血液から受け取った酸素を貯蔵する働きがあります。

これにより、筋肉を動かすためのエネルギー生産を助けます。

酵素の構成成分:体内でエネルギーを生み出す代謝サイクルに関わる酵素の構成成分にもなり、元気な活動を支えます。

3. コラーゲンの生成・維持美容と健康:鉄分は、肌や髪、爪、筋肉、血管、

骨などに存在するコラーゲンを体内で合成する際に必要な成分です。

鉄分が不足するとコラーゲンの合成がうまくいかなくなり、肌のハリや潤いが失われたり、

髪や爪が弱くなったりする原因になります。

4. 脳機能・精神面への影響神経伝達物質の合成:やる気や幸福感、ストレスの軽減に関わる

ドーパミンやセロトニンといった脳内の神経伝達物質(ホルモン)を作る酵素の働きを助けます。

認知機能:脳への酸素供給が不足すると、思考力、学習能力、記憶力の低下につながる可能性があります。

5. 免疫力の維持白血球の機能:免疫に関わる白血球の働きにも鉄分が関わっており、

不足すると免疫力が低下し、風邪を引きやすくなることがあります。

 鉄分が不足した際の主な症状鉄分が不足すると、上記で述べた働きが鈍り、

最終的に全身が酸素不足(酸欠)の状態となり、鉄欠乏性貧血を引き起こします。

カテゴリ症状の例全身の不調・ 疲労感・倦怠感(最も一般的で、強いだるさを感じる)

動悸・息切れ(酸素不足を補おうと心臓や肺が過剰に働くため)

めまい・立ちくらみ 頭痛・肩こり認知・精神*集中力・記憶力の低下、眠気

イライラ、抑うつ状態、パニック障害の症状外見* 顔色が悪い(青白い、まぶたの裏が白っぽい)

爪の異常(もろい、割れやすい、スプーン状にくぼむ「スプーン爪」)

脱毛・髪質の低下* 肌のハリ・潤いの低下、シミ(新陳代謝の低下による)

その他*氷食症(氷が無性に食べたくなる。鉄分不足に特徴的な異食症の一種) 口角炎、舌炎

 鉄分不足になりやすい人特に以下の人々は、鉄分の必要量が増えたり、失われやすかったりするため、

不足に注意が必要です。

月経のある女性:毎月の生理による出血で、男性よりも鉄分が不足しがちです。

妊婦:胎児や胎盤の発育のために、非妊娠時よりも多くの鉄分が必要になります。

成長期の子ども:体の成長に伴い血液量や筋肉量が増えるため、鉄分の必要量が増加します。

激しい運動をする人:運動量が増えることで鉄分の消費が増える他、

発汗や足裏からの溶血などで鉄分が失われやすくなります。

偏食や無理なダイエットをしている人:食事からの鉄分摂取量が不足しやすくなります。

鉄分は体内では作れないため、日々の食事から積極的に摂取することが大切です。


今日のフライは、チリパウダーとガーリックパウダーが使用されていて食欲が促進されましたね。

朝から、美味しそうな香りが充満する中での学校生活もよいですね。

給食室のみなさんへの感謝の気持ちを忘れずに、今日も残さずにしっかりといただき、

午後の活動も、集中して取り組みましょう。



         記事 風見 一統