学校日記

おいしい給食「ぴかぴかとまととじゃがいものすうぷ」

公開日
2025/11/10
更新日
2025/11/10

日々の様子

11月10日(月)BOOKメニューの日!

今日の絵本は、「ぎょうれつのできるすうぷやさん」です。

メニューは、セルフフィッシュバーガー、ぴかぴかとまととじゃがいものすうぷ、菊花みかん、牛乳です。


「ぎょうれつのできるすうぷやさん」とは!?

『ぎょうれつのできるすうぷやさん』は、ふくざわゆみこさんが作・絵を手がけた、

「ぎょうれつのできるおいしいえほん」シリーズの一冊です。


 物語の概要登場人物と舞台:

舞台は「ぐうぐうやま」。食いしん坊の動物たちが主人公です。

あらすじ: ぐうぐうやまの動物たちが、どこからか漂ってくるとってもおいしそうな匂いを嗅ぎつけます。

匂いをたどってたどり着いたのは、いばらの垣根に囲まれた家。

門には「はいるべからず、おそろしいまじょのいえ」という看板が!

他の動物たちが尻込みする中、体がトゲトゲでいばらが怖くないハリネズミくんが中へ進んでいきます。

家の中には、トカゲのおばあさんがいて、いい匂いのスープを煮ていました。「まじょのいえ」の看板は、

実は大勢の食いしん坊からスープを守るための予防線だったのです。

ハリネズミくんとの出会いをきっかけに、トカゲのおばあさんと動物たちが協力して、

大きな鍋でたくさんのスープを作り、「ぎょうれつのできるすうぷやさん」になっていく、心温まるおいしいお話です。

トマトやジャガイモなど、畑でとれたばかりの色とりどりの野菜を使った、食欲をそそるスープが魅力的に描かれています。


登場するメインの食べ物:おいしいスープ

物語の核となるのは、トカゲのおばあさんが作る「スープ」です。

スープの魅力:

その魅力は、ぐうぐうやまの動物たちがたまらず引き寄せられるほどの「とびきりいい匂い」です。

最終的に、トカゲのおばあさんと動物たちが力を合わせて作るスープは、大きな鍋でグツグツと煮込まれた、具材たっぷりの温かいスープです。


スープの具体的な材料(具材):

絵本の中では、トカゲのおばあさんの家の周りに広がる畑で採れた色とりどりの野菜が使われます。

主な具材として登場するのは、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、かぼちゃなどの夏野菜や根菜です。

これらの野菜が、スープに深みと彩りを与えています。

作中のスープを再現するレシピなどでは、ウインナーやコンソメなどを加えて煮込む、

具沢山の野菜スープやミネストローネのようなものがイメージされることが多いです。


 食べ物の背景:畑の恵み

物語のおいしさを支えているのは、トカゲのおばあさんの家の周りにある元気な畑です。


畑で育っているもの:

トウモロコシ

トマト

カボチャ

その他、様々な夏野菜

この畑の新鮮な野菜を使うことが、スープが「ぎょうれつのできる」ほどおいしい秘密の一つです。


 スープの提供

トカゲのおばあさんは最初、くいしんぼうの動物たちにスープを荒らされないように、

「おそろしいまじょのいえ」という看板を立ててスープを守っていました。

しかし、ハリネズミくんとの出会いをきっかけに、みんなで畑仕事からスープ作りまで協力し、

大きな鍋でスープをふるまう「すうぷやさん」を開くことになります。

この絵本は、新鮮な野菜の美味しさと、みんなで分かち合う温かさが詰まった物語であり、

登場するスープはそれを象徴する食べ物となっています。


その他のシリーズ作品

『ぎょうれつのできるすうぷやさん』は、「ぎょうれつのできるおいしいえほん」シリーズの2作目として刊行されました。

どれも食べ物をテーマにした、おいしそうで心温まる物語です。

タイトル

ぎょうれつのできるパンやさん 

ぎょうれつのできるはちみつやさん

ぎょうれつのできるケーキやさん

ぎょうれつのできるレストラン

ぎょうれつのできるチョコレートやさん

ぎょうれつのできるスパゲッティやさん

ぎょうれつのできるアイスクリームかきごおりやさん

ぎょうれつのできるサンドイッチやさん(『すうぷやさん』を含む)


今日のすうぷは、普段とはまったく違いましたね!

気がつきましたか!?

学校給食では、あまり使われない、本場の味を再現するために必要不可欠な

様々なしかけがほどこされていました。

タイム・ローズマリー・チャイブが隠し味として、すうぷに混ざっていて、

本格的な味わいが楽しめましたね。


これらは、代表的なハーブ(香草)です。


それぞれの特徴、料理での使い方、効能について


タイム

分類: シソ科の多年草。

香り: 清々しく、上品で清涼感のある香りが特徴です。

形態: 小さな葉をびっしりとつけます。

 料理での使い方

相性の良い食材: 鶏肉、白身魚、豚肉、卵、トマト、キノコ。

調理法:

煮込み料理・スープ: 香りが強く、加熱しても飛びにくいため、

ブーケガルニ(香草の束)としてシチューやポトフなどの煮込み料理、

『ぎょうれつのできるすうぷやさん』のようなスープの風味付けに最適です。

臭み消し: 肉や魚の臭みを消す効果が高く、グリルやロースト、マリネに利用されます。

野菜料理: ポテトサラダやキノコのソテーなど、野菜の旨味を引き立てます。

 効能・その他

効能: 強い抗菌・殺菌作用があると言われ、古くから防腐にも使われてきました。

育て方: 非常に丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。


 ローズマリー 

 特徴

分類: シソ科の常緑低木。

香り: 甘く強く、スパイシーで清涼感のある爽快な香りとほろ苦さが特徴的です。

別名: 「若返りのハーブ」「記憶のハーブ」とも呼ばれます。

料理での使い方

相性の良い食材: 羊肉(ラム)、豚肉、鶏肉、じゃがいも、いわし、あじなどの青魚。

調理法:

肉料理の臭み消し: 強い香りが肉の臭みをしっかり取り、風味をつけます。特にロースト(オーブン焼き)やグリルによく使われます。

ハーブポテト: じゃがいもと一緒に炒めたり焼いたりすると、独特の風味と香りが移り、絶品になります。

オイル漬け: オリーブオイルに小枝ごと漬け込み、ローズマリーオイルとしてパスタやサラダに使われます。

 効能・その他

効能: 強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待されます。集中力を高め、リフレッシュしたいときにも良いとされています。

注意点: 妊娠初期の使用は避けた方が良いとされることがあります。


 チャイブ 

 特徴

分類: ヒガンバナ科(ユリ科)の多年草。

別名: セイヨウアサツキ、エゾネギ。

香り・味: ネギやアサツキに似た爽やかな香りと、軽い辛味・風味があります。ネギよりも香りがやわらかく繊細です。

 料理での使い方

相性の良い食材: 卵、ポテト、乳製品(クリームチーズ、バター)、サラダ、魚介、和食。

調理法:

薬味・彩り: 香りが飛びやすいため、加熱せず生で、仕上げの薬味や彩りとして細かく刻んで使われることがほとんどです。

卵・ポテト料理: オムレツ、スクランブルエッグ、ポテトサラダ、ポテトスープなどと非常に相性が良いです。

チャイブバター: バターに刻んだチャイブを練り込んでハーブバターを作り、パンやステーキに使われます。

和食: ネギの代わりに冷奴や刺身の薬味としても使えます。

 効能・その他

効能: 消化促進の効果があると言われています。

育て方: 育てやすく、ピンクや紫色の可愛らしい花も食べられます(エディブルフラワー)。


他にも、バジルやパセリ、ミントなどもハーブの一種です。

これなら、なじみがあるのではないでしょうか。


今日は、絵本の世界に入り込んで、給食を楽しむことができたでしょうか。

朝から、給食室は大忙しでした。

当たり前のように提供される給食に、しっかりと感謝の気持ちをもてる

中台中生であってほしいと思います。

誰かの支えがあって、毎日、食を楽しむことができることに感謝です。


期末考査間まで、残り2日間です。

給食で栄養補給も済ましたところで、午後の授業も、

しっかりと集中して取り組みましょう。



            記事 風見 一統