学校日記

7年 社会

公開日
2025/09/04
更新日
2025/09/04

日々の様子

7年生の社会です。

今日は、先生からの説明のあとに、それぞれ散らばって、

砂漠についてレポート作成に励んでいました。


中学校の地理で学習する砂漠は、年間降水量が極端に少なく、植物がほとんど生息できない地域です。

砂漠ができる原因は複数あり、また砂漠の中にはわずかに水と緑があるオアシスが存在します。


砂漠ができる原因

砂漠は、年間を通して降水量が極めて少ない乾燥帯に属し、以下のようないくつかの原因で形成されます。


回帰線付近: 北緯・南緯20~30度付近の回帰線では、赤道付近で上昇した空気が下降気流となり、

      雲ができにくいため乾燥します。世界最大のサハラ砂漠などがこのタイプです。


内陸: 海から遠く離れた大陸の内陸部では、湿った空気が届きにくいため乾燥します。ゴビ砂漠などがこれにあたります。


雨陰: 湿った風が山脈を越える際、風上側で雨を降らせ、山を越えた風下側では乾燥した風(フェーン現象)となる

  ことで砂漠ができます。アンデス山脈の東側のパタゴニア砂漠がその例です。


海岸: 沖合を冷たい海流(寒流)が流れていると、空気が冷やされて上昇気流が起こりにくく、

  雲ができず雨が降りにくいため、海岸沿いに砂漠ができます。南米のアタカマ砂漠などがこのタイプです。


砂漠の種類と人々の生活

砂漠は、地形によって大きく3つに分けられます。

砂砂漠(サハラ砂漠など): 砂が広がる砂漠で、私たちが一般的にイメージする砂漠です。

礫砂漠(れきさばく): 細かい砂は風で飛ばされ、小石(礫)が地面を覆う砂漠です。

岩石砂漠: 地面が岩盤でできた砂漠で、世界の砂漠の約9割を占めるといわれています。

砂漠に住む人々は、水を得るためにさまざまな工夫をしています。

オアシス: 砂漠の中で地下水が湧き出ている場所や、川の水を利用して人々が暮らす場所をオアシスと呼びます。

    オアシスでは、ナツメヤシや小麦などを栽培するオアシス農業が行われます。

遊牧: ラクダやヒツジなど、乾燥に強い家畜を連れて水や草を求めて移動する遊牧という生活様式も見られます。

灌漑(かんがい): 川の水や地下水路(カナート、フォガラなど)を引いてきて農作物に水を供給する灌漑農業も行われています。


これから、どんどん学習を深めて、地理の学習に励んでほしいと思います。


           記事 風見 一統