校長日記

7月10日(木)本日の授業風景(1)

公開日
2025/07/10
更新日
2025/07/10

校長日記

 9年2組・社会(歴史)の授業の様子です。


 『世界恐慌とファシズムの台頭』の学習です。単元名を見ただけで、ゾッとします。1929年(昭和4)、ニューヨーク市場の株価下落を機にアメリカの景気が悪化し、その影響は世界に及びました。それが世界恐慌です。


 アメリカやイギリスがニューディール政策やブロック経済で恐慌を乗り切ろうとしたのに対し、ドイツではナチ党が勢力を伸ばし首相のヒトラーが独裁体制を築き上げます。授業ではそうした流れを確認する一方で、ユダヤ人の迫害についても少し触れました。この件については、さらに今後『第2次世界大戦』の単元でも取り上げることになります。


 教科書にはファシズムを【民主主義や基本的人権を否定し、軍事力で領土を拡大しようとする独裁政治】と説明していました。その部分を読んでみると、世界の「歴史」というより「現実」でもあるような気がして改めてゾッとしました。


                                         校長 武田幸雄