3月4日(火)本日の授業風景(3)
- 公開日
- 2025/03/04
- 更新日
- 2025/03/04
校長日記
7年3組・社会(歴史)の授業の様子です。
『武家政治の始まり』の学習です。貴族の時代の平安末期から武士である平氏政権が誕生し、その平氏が源氏によって滅ぼされる頃の歴史を学んでいます。この時間は、発展学習に取り組んでいました。平氏を滅ぼした殊勲者の1人である源義経は、兄の頼朝に追討されてしまいます。
では、なぜ頼朝は弟の義経を成敗することにしたのでしょう。その理由を「腰越状」から読み解くという取り組みです。「腰越状」とは、義経が鎌倉入りを許されず手前の腰越に留まっていたとき、頼朝に向け自分の心情を綴った手紙と伝えらています。
教科書には載っていませんが、先生が紹介された資料を参考にしながら同じような意見の人でグループを作り議論しました。「義経が後白河上皇から官位をもらってしまったから」「頼朝より皇室を重んじたから」等の説をChromebook上で共有し、他グループとの質問や疑問点の指摘、反論等もChromebook上で行っていました。それを受けての仮説変更も可能です。「何が正解か」とう結果ではなく、こうして「議論し考える」という過程が大事ですね。
校長 武田幸雄